Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

John Kay - Aztec Two-Step

2019年05月25日 | 60's,70's Rock
今更何を....って気もしますが、かつて親しんだLPを最近再び買ってしまいました、そんな2枚を。


1,My Sportin' Life/John Kay (Dunhill) 1LP 300円
ジョン・ケイ、73年のセカンド・ソロ・アルバム。72年のファースト・ソロ共々、70年代後半にはカット盤が安く入ってきてSSW系を聴くファンの間では相応の話題になったアルバムでしたね。
ステッペン・ウルフはハードロック・バンドのイメージでしたが、中にはアコーステイックな楽器を使ったアーシーなアメリカン・ルーツ的な曲もあったりしました。そのあたりを推し進めたのがこのソロ・アルバム。

ダニー・コーチマー、ラリー・ネクテル、ラス・カンケル、リーランド・スクラー、ヴァネッタ・フィールズ等々がバックを固めてもうあの時代のSSW作品というしかない一枚。ただ、最後に入っている6分半もの"Sing With The Children"は粘っこいスライドギターが主導するファンキーなブルースロック的な作品、これはこれでかっこいいのですが、ほかの曲との乖離は結構なものが。この路線でステッペン・ウルフを再編していく、その試運転をやってみました、というところでしょうか。

Side A
A1 Moonshine (Friend Of Mine)
A2 Nobody Lives Here Anymore
A3 Drift Away
A4 Heroes And Devils
A5 My Sportin' Life
Side B
B1 Easy Evil
B2 Giles Of The River
B3 Dance To My Song
B4 Sing With The Children


johnkay


John Kay ''My sportin' life''




John Kay..Drift Away





John Kay - Moonshine (Friend of mine)









2,same/Aztec Two-Step (Electra) 1LP 100円
ボストンのコーヒー・ハウスで意気投合し結成したというレックス・フォーラーとニール・シャルマンのデュオ、アズテック・トゥ・ステップ、72年のファースト・アルバム、プロデュースはラヴィン・スプーンフルのジェリー・イエスター。その手のファンには懐かしい一枚ですよね。優しい歌声とハーモニーに心温まるフォーキーに洒落たサウンド。
このデュオ、途切れさすことなく活動していたのですが最近ニールが引退し、今はレックスがその名を引き継ぎ活動しているようです。

60年代から70年代中頃までElectraレーベルには有名/無名を問わずホント魅力的なアーティストが一杯。大物ではバターフィールド・B.B.、ドアーズ、ラヴ、MC5、ストゥージス、ティム・バックリィ、ジュディー・コリンズetc...。

また、私のような70年代に輸入盤LPのカット盤を買い込んでは見分を広げて行った者にはカット盤で知ったこんな連中が忘れられません。思い付きで挙げればRhinoceros、Bamboo、Incredible String Band、Gulliver 、Crabby Appleton、Paul Siebel、Clear Light、Steve Noonan、David Ackles、Quinaimes Band、Timber、Alabama State Troupers、、Sailcat、Don Nix、そして今回仕入れたAztec Two-Step等々、今では殆んど手放していますが当時は片っ端からよく買ったものです(それほどElektraからのブツには大ハズレが無かった)。

てなことで、あの頃の記憶が蘇る一枚と久々に出会ってまた手にしてしまいました。
CD化もされていて10年ほど前にこちらで取り上げていました。


Aztec



Killing Me



Highway Song Aztec Two-Step




Aztec Two-Step - Killing Me - 4/15/1977 - Capitol Theatre (Official)

コメント (6)    この記事についてブログを書く
« Sun Ra and his Solar Arkestra  | トップ | Sun Ra and his Intergalacti... »

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (uni)
2019-05-26 15:55:23
ジョンケイさん良い声でしたねぇ。
こういうものも出していたんですね。
返信する
Re:John Kay (Jahking@管理人)
2019-05-26 17:17:36
このダンヒルでの2枚のソロ・アルバムはいいですね、ウルフ録音とは別の魅力が味わえます。
この2枚確か2in1でCD化されていたはずです。
返信する
エレクトラ (へなちょこ)
2019-05-28 06:10:26
ほんと、エレクトラのカット盤たちには楽しませてもらいました。私は恥ずかしながら、挙げておられるアルバムはずっと所有しています。Aztec Two-StepはGary Ogan & Bill Lambの「ポートランド」と対で記憶に残っています。Aztec Two-Stepをはじめ何枚もワーナーの「名盤探検隊」でCD化され驚きましたが、個人的には、ジャケのざらっとした手触りや、コーナーカットの切り口などとそれぞれの音が分かちがたいです。
デニス・クールソンやエクレクション、メトセラ、マイク・ヘロン、ジョン・コンゴス、ダンデライオン・レーベルのブリジット・セント・ジョンやサイレンなど、英国ものも米エレクトラのカット盤での入手でした。
返信する
Re:Electra Records (Jahking@管理人)
2019-05-28 08:11:13
あっ、同好の士が。嬉しい限りです。
そうそう、ジャケットのあのマットの紙質の手触りも格別でしたし、取り出したレコードのアゲハチョウのレーベルも忘れ難いです。
英国ものと云えばアトミック・ルースター、、リンディスファーン、イアン・マシューズにプレイン・ソングもありましたね、私も米エレクトラのカット盤での入手でした。
最近はこのあたりもさすがにあまり見なくなってきました、大事になさった方が。でないと私のようにまた買い直しとかになるやもしれず...ですね。
返信する
Electra Records Records (t-izu)
2019-05-29 06:41:32
私の同レーベルに対する記憶はほとんどお二方と同じなんですが、もう少し下の世代の方にとってはもしかしたらQueenが一番じゃないでしょうか?
英国ではEMIですが、日本では米国経由だったのかElectraからの発売でしたから。 とまぁ、つまらないことを思いつきました(苦笑)。
返信する
Re:Electra Records (Jahking@管理人)
2019-05-29 08:37:20
クイーンと云うと東芝のイメージしかないのですが、そうか、米国ではElectraからでていたのですね。デビュー盤は73年でしたっけ? とすると、我々が必死に追いかけていた「あの手のレコード」が同時代に同じレーベルからリリースされていたのですね。何か不思議な感覚です(笑)
返信する

コメントを投稿