Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Mingus at Monterey (1964)

2021年03月08日 | Jazz
1,Mingus at Monterey/Charles Mingus (America) 2LP 1,250円
12人編成のチャールズ・ミンガス・グループ1964年9月に開催されたモンタレー・ジャズ・フェスティバルでの実況盤。元々は翌65年にミンガス自身のJazz Workshopレーベルからメイル・オーダー・オンリーで発売された自主制作盤。今回入手盤は1971年にフランスのAmericaからリリースされたもの。71年当時日本ではLibertyレーベル扱いで東芝から発売されていました(SJ誌のゴールド・ディスクだったかな?)。

最初に聴いたミンガスは「直立猿人」だったと思うのですが、最初に感銘を受けたのが1964年4月にパリのシャンゼリゼ劇場で行われたコンサートの模様を収録した3枚組のアルバム「グレート・コンサート・オブ・チャールズ・ミンガス」(これも元はフランスのAmericaレーベルから出たもの、日本では日本コロンビアから出ていました)、これはエリック・ドルフィーにクリフォード・ジョーダンを含むセクステットでの演奏でした。

これに続いて買ったのがそのヨーロッパツアーから帰国しての今回再購入の「モンタレー」。フェードインもせずブツ切れで終わる曲、突然途中で始まる曲、そんな荒い編集、が、この演奏をミンガスは何としても世に出したかったんでしょうね、そんな思いもよぎる熱い演奏です。ゴツゴツとしていながらもとても暖かさを感じるミンガスのベース、熱いチャールズ・マクファーソンのアルト、ここでもユニークなジャッキー・バイヤードのピアノが耳に残る演奏だったのですが、一番惹かれたのがレギュラー・グループにトランペット、トロンボーン、フルート(バディ・コレット! 素晴らしいのです)、チューバ等を加えた12編成での演奏となる"Meditations On Integration"の分厚いアンサンブルと目くるめく展開の長尺演奏、そして素晴らしく美しく温かいミンガスのアルコ奏法、これが好きで何度も聴いていたのを思い出します。
手放して久しく本当に久し振りに聴きましたが、一気に引き込まれました、

Side A
Duke Ellington Medley
A1 I've Got It Bad
A2 In A Sentimental Mood
A3 All Too Soon
A4 Mood Indigo
A5 Sophisticated Lady
A6 A Train
Side B
B1 A Train (Part II)
B2 Orange Was The Color Of Her Dress, Then Blue Silk
Side C
C1 Orange Was The Color Of Her Dress, Then Blue Silk (Part II)
C2 Meditations On Integration
Side D
D Meditations On Integration (Part II)
Recorded September 20, 1964, at the Monterey Jazz Festival, Monterey, California.


見開きジャケットの内側にはこんな写真も。
mingus


minngus



Ellington Medley - Charles Mingus




meditations on integration - Charles Mingus



meditations on integration - Charles Mingus

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