Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Heavy Cruiser - Neil Merryweather

2019年12月17日 | 60's,70's Rock
見つかるときは見つかるもので、相次いで遭遇したニール・メリーウェザー関連を3枚。


1,same/Heavy Cruiser (Family Productions) 1LP 1,550円
11年前の12月にこのブログでCDを取り上げているヘヴィ・クルーザー1972年のファースト。やっとLPと遭遇しました、今まで何故か縁が無く、ホントやっとです。
ニール・メリーウェザーがリン・キャリーのママ・ライオンと同時期に結成していた4人組ハード・ロック・バンド、クレジットは無いのですが本盤でもしっかりリン・キャリーの歌声が聴こえます。
両面のアタマに王道R&Rのカバーを持ってきてこれをヘヴィーにキメてここでもメリーウェザーのボーカルは全開。全編ヘヴィなアメリカンハード・サウンドで行くかと思いきやスワンピーなでゴスペルチックな曲も。ギターもキーボードもドラムスも中々の強者ぞろい。

Side A
A1 C'mon Everybody
A2 My Little Firefly
A3 Don't Stop Now
A4 Wonder Wheel
A5 Outlaw
A6 Let Your Rider Run
Side B
B1 Louie, Louie
B2 As Long As We Believe
B3 'Lectric Lady
B4 Miracles Of Pure Device


Heavy Cruiser


Heavy Cruiser - Heavy Cruiser (1972) [Full Album] 🇨🇦 Heavy Prog Rock








2,Vacuum Cleaner/Merryweather & Carey (RCA) 1LP 780円
CD入手と同時に手放していたLPと再び遭遇、やっぱ手が出てしまいました。
ニールとリン・キャリーががっちり組んだ1971年盤、前作のヘヴィなブルースセッションアルバム「Ivar Avenue Reunion」とママ・ライオンを繋ぐアルバム。ヘヴィーでブルージーなロックを歌わせたらやっぱこのニール・メリーウェザーはピカイチ。寄り添うリン・キャリーものシャウトはここでも超強力。

Side A
A1 Livin' In The U.S.A.
A2 Let It Shine
A3 So Fine
A4 Few & Far Between
A5 No Worries
A6 If I Were You
Side B
B1 1/2 Introduction To Second Side By Kim Fowley
B2 Shop Around
B3 Sugar Man
B4 Can I Set A Witness
B5 Five Days On The Trail
B6 Captain Terrific

Merryweather & Carey


Neil Merryweather & Lynn Carey - Shop around



Neil Merryweather & Lynn Carey - Sugar Man (1971)



Merryweather & Carey ‎– Get Straight With Your Brother (Rock) (1971) (Canada)









3,World of Mouth/Merryweather (Capitol) 2LP 100円
これも10年前にCDを取り上げています。LPは手放して久しかったものですがDUで550円以下100円というバーゲンで入手。状態はご覧の通りイマイチですがいくら何でも100円はねぇーだろうと速攻救済。

サブ・タイトルに「A Two Record Super-Jam」とあるようにニール・メリーウェザーを中心とするMerryweatherのメンバーにバリー・ゴールドバーグ、チャーリー・マッスルホワイト、スティーヴ・ミラー、ディヴ・メイソン、ハワード・ロバーツ等が入った2枚組のセッション・アルバム。
1969年か1970年当時、東芝音楽工業から日本盤がリリースされスーパー・セッション・アルバムとしてNMMの裏表紙に鳴り物入りで広告されていたのを鮮明に覚えています。当時は例のアルとマイクのスーパー・セッションが大当たりの時代でそれに便乗してのものだったのでしょう。

セッション・アルバムといっても1曲1曲がそれなりに結構練られたものでチャーリー・マッスルホワイトのパワフルなハープが入ったヘヴィなブルース、ハワード・ロバーツの入ったかっこいいブルージーなインスト、スティーヴ・ミラーとディヴ・メイソンそれぞれの如何にもらしいボーカルが聴けるポップな曲等々、曲毎のクレジットを見つつ1曲毎に聴いていくと一層楽しめます。ニール・メリーウェザーのボーカルはもうブルースロックの権化。

Side A
A1 I Found Love
A2 Teach You How To Fly
A3 Just A Little Bit
A4 Where I Am
Side B
B1 Hello Little Girl
B2 Mrs. Roberts' Son
B3 Licked The Spoon
Side C
C1 Sun Down Lady
C2 The Hard Times
C3 News
Side D
D1 We Can Make It
D2 Rough Dried Woman
D3 Dr. Mason
D4 Hooker Blues


Merryweather


Merryweather



Merryweather - News (1969)




Merryweather - Dr_Mason (1969)



Licked The Spoon - Merryweather



Merryweather - Word Of Mouth (1969)


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6 コメント

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Unknown (uni)
2019-12-17 16:55:46
大好きなバンドですがLPがそんな値段で
驚きです。
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Re:Neil Merryweather (Jahking@管理人)
2019-12-17 20:29:14
いつの頃からかMama Lionが異常に高くはなりましたが、それ以外は安いですね、意外と。
とか言いつつもHeavy Cruiserの2枚目は未だお目にかかったこと無いし、「Neil Merryweather, John Richardson And Boers」も最近は全く見かけませんね。
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Neil Merryweather (lts)
2019-12-18 17:01:47
オオオッ!素晴らしき3枚!黄色の2枚組(これが1st?)はチョイチョイ見ますが、heavy cruiser はあまり見ませんね(出てきても倍以上の値段がするし)。USブルース・ロック好きなら Neil Merryweather を素通りはできないですよね(ハァハァ…)。私も大好きです。確かに2枚目の犬ジャケ(?)と青ジャケ(?)のJohn Richardson And Boers はあまり見ませんね。

彼の作品に駄作はないと思いますが、特に黄色い2枚組が自分のお気に入りです。彼の各国盤は見つけ次第買ってます(でも国内盤は…高くて帯付きは見つけてもなかなか買えませんが)。それにしてもUSブルース・ロックはUK産と比べて評価が低いですねぇ。未だにレココレで特集もされてないでしょ?でも特集でも組まれたら、レコが高くなるしでウムムムム…。
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Re:Neil Merryweater (Jahking@管理人)
2019-12-18 20:29:11
>USブルース・ロックはUK産と比べて評価が低い
ほんと低い(安い)ですね、まぁ、分からないでもないのは米国ものはサウンドに陰りがないというかあっけらかんとしていてコレクター心をイマイチ揺さぶらないのと、そもそも入手しやすい(Merryweatherしかりで昔からUS盤はフツーに輸入されている)。そんなところもあるのではないかと思います。Mama Lionが高いとか言ってもたとえばMacとかChicken ShackのBlue Horizon盤に比べれば......ですものね。なんだかなぁ、です。
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Neil Merryweather (Gravenites)
2019-12-21 02:30:27
かなり盛り上がっていますね。
この2枚組、最初出た時はブームにかこつけたスーパーセッションかと思いますが、登場人物の背景などを知るにつけ、その意味がわかったのが大分後です。同じキャピトルのスティーブ・ミラーはわかるにしても、ジャズのハワード・ロバーツなんて何故?と思いましたが、彼もキャピトルから軽めのオルガン付きのアルバムを多く出して、1960年代後半はジャズ・ロックに向かっていたので、この若手ブルーズ・バンドに参加したのも必然と思えます。でもこのアルバム、ゲストに振り回されずにメリーウェザーのバンド・コンセプトが中心になっているところが偉いです。メンバーの力量もかなりのものです。
この前の彼等のポスター付きファースト・アルバムやJohn Richardson And Boersはたまに見つかってもリング・ウエアがほとんどです。
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Re:Neil Merryweater (Jahking@管理人)
2019-12-21 09:50:39
そうですね、云われてみればスティーヴ・ミラーもハワード・ロバーツもCapitol所属ですね、気が付きませんでした。ゴールドバーグとマッスルホワイトは納得ですが、この二人の参加は意外というイメージでした。(実は一番の違和感はディヴ・メイソンの参加ですが、偶然スタジオ近辺を歩いていたのを引っ張ってきた、というようなことをGraさんに教えていただいた記憶が......)

紙質と印刷の問題もあってか特にKentの「John Richardson And Boers」はどれもこれもリングウエアがひどいですね、キレイなのを見たことがないです。
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