Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Mel Torme & more.

2009年05月11日 | Jazz
引き続いての「735円以下の中古品が一律100円市」でのお買い物。

1,Great Hit Album/Mel Torme (Atlantic) 1LP 105円
Melこのジャケットを見て「ありゃ、色違わない?」と思った人は結構なジャズ(ボーカル)ファンかとお見受けします。そう、左のジャケットの「At The Red Hill」がオリジナルで本来地の色が赤ですね、これは。

本盤は60年代の中頃に日本ビクターから出たペラ・ジャケ盤で邦題が「メル・トーメのすべて」で、このジャケットの元になったライヴ盤「アット・ザ・レッドヒル」、「カミン・ホーム・ベイビー」そして「ニューヨークの休日」の3枚のAtlantic盤から12曲をピックアップした日本独自の編集盤です。

メル・トーメの声は"マシュマロ"と形容されるようにソフトでほんのり甘いロマンチックな抒情をたたえたものですが、60年代のこの時代に入るとその歌声もジャズ・フィーリングに溢れたものとなって熱唱しています。"カミン・ホーム・ベイビー"あたりになると例えばレイ・チャールズを思わすようなソウルっぽささえ感じます。





2,New York Live!/Jemeel Moondoc (Cadence Jazz) 1LP 105円
80年代になって出てきたアヴァンギャルド系のアルト奏者の81年盤。
名前しか知らなかった人ですが、先ず想起したのはその編成(ピアノレスのペットとの2管カルテット)もあってオーネット・コールマン。ただよく聴けばもっと肉体派か。セシル・テイラーとの出会いがひとつの契機になったということですが、ややもどかしげな語法は共通点があるかも。

牧場で牛に向かって吹きまくるジャミール・ムーンドック氏。何を考えているのか.....牛さんもいい迷惑かと。

Jemeel



3,Summit Meeting/V.A. (Vee Jay) 1LP 105円
コーティング・ジャケットにレイボウ・レーベル。60年代に出たオリジナルプレスのVee Jay盤(Vee Jay LP-3026)。
エディ・ハリス、ポール・チェンバース、ルイ・ヘイズ、ウィントン・ケリー、ベニー・グリーン、リー・モーガン、MJT+3そしてボーカリストのビル・ヘンダーソンがリーダーとなったVee Jay盤から1曲づつピック・アップした編集盤。今となっては内容的には何度も日本盤も出ていたアルバムからの曲で何てことのないものですが、まぁ、こんなも出ていたということで。

Vee Jay

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