Percy Faithでも

パーシー・フェイスといえば避暑地の出来事のテーマ「夏の日の恋」のイメージしかなかったのですが、ちょっとその印象が変わるLPを2枚仕入れました。

1,Corazon/Percy Faith(CBS Sony) 100円
2,Black Magic Woman/Percy Faith(CBS Sony) 100円
あの流麗なストリングスがパーシー・フェイスのトレード・マークらしいのですが、それを生かしつつリズムを強化してロック・ナンバーを取り上げたのが後者、前者はさらにラテンからジャズまでを取り上げたもの。
これが取ってつけたようなものではなくなかなかに聴けるものだったのです。それもそのはず、アール・パーマー、ハル・ブレイン、ジョー・オズボーン、アル・ケイシー等々お馴染みの人達が参加していたのです。いや、見直しました、結構いいですよ、これ。

主要な収録曲は前者が、キャロル・キングのタイトル曲、”燃えよドラゴン”、ミリアム・マケバの”パタ・パタ”からフレディ・ハバードの”ファースト・ライト”まで。
後者はタイトル曲に続くのはビートルズの”サン・キング”、ジョニー・ミッチェルの”ビッグ・イエロー・タクシー”、ブレッドの”イフ”、カルロス・ジョビンの”波”、ジャクソン・ファイブの”さよならは言わないで”等々。



3,Good Time Party/Bob Moore & His Orchestra(Hickory) 500円
エルヴィスとかジョニー・バーネットとかロイ・オービソンのバックを演っていたカントリー/ロカビリー畑のアップライト・ベースの人のオーケストラです。本盤でもロイ・オービソンの映画”The Fastest Guitar Alive”の挿入歌から4曲取り上げられています。
ただ本盤はそんなキャリアの面影はない極く普通のポップス・オーケストラでした。
そのキャリアはここで。