1,Go Little Honda/The Hondells (Mercury) 1LP 1,890円
星の数ほどあるゲイリー・アッシャーのサーフィン-ホット・ロッド・ミュージック・ワークスの中でもヒットという観点からみればほぼ頂点だったと云っていいのがこのホンデルスの制作。デビュー曲"Little Honda"は64年9月に全米トップ・テンの大ヒットとなります。
この"Little Honda"はアネット、レスリー・ゴーアも出た映画「Girls on the Beach」のためにブライアン・ウィルソンとマイク・ラブが作った曲ですが、ビーチ・ボーイズはシングルとしては出さなかった(ホンデルス版が大ヒットの後に日本ではシングルカットされましたね)ためこの映画の音楽担当をしていたゲイリーがこれを譲り受けて大ヒットさせたもの、因みにB面は後にKnights名義でシングルカットすることのなるゲイリーとロジャー・クリスチャンの"Hot Rod High"であのサーファリスも素晴らしいヴァージョンを残しているホット・ロッド・ミュージックを代表する名曲。
"Little Honda"のプロモ映像はこちらで。
ビーチ・ボーイズ・ヴァージョンはこちらで。これが上記「Girls on the Beach」出演時のものでしょう。
"Hot Rod High"はこちらで。
ゲイリー・アッシャー制作のレコードのかなりの数がそうであるようにこのホンデルスも実体のない幽霊バンドで、この"Little Honda"の大ヒットにあわてたMercuryはアルバムの制作と同時にRichie Burnsなる若者をメインに急遽バンドをでっち上げます。アルバム・ジャケットの表裏にメインで写るのがそのリッチー君でこのファースト・アルバムでも「Featuring Ritchie Burns」とジャケットに表記されております。
レコーディングの実体はブライアン・ウィルソン絡みの"I Do"のヒットで知られるキャステルズのリード・シンガーChuck Giradeのボーカルを中心にしたセッション・ミュージシャンによるもの。素晴らしくかっこいいギター・インスト曲を含む全12曲、捨て曲なしの大充実盤です。
因みに同じくゲイリーが手掛けたCapitol所属The Super Stocksの曲の多くもこのChuck Giradeとゲイリーがリード・ボーカルをとっていてサウンドも酷似。バック・ミュージシャンもほぼ同じと思われます。The Super Stocksの3枚目のアルバム「School is a Drag」はこのホンデルスのファーストの3日後に録音されたとのことです。
2,same/The Hondells (Mercury) 1LP 1,280円
ファースト・アルバムから3ヵ月後の64年12月に早くも出されたセカンド・アルバム。フューチャリング曲はセカンド・シングルになったゲイリーとブライアン・ウィルソン(コーラスでも参加)の共作"My Buddie Seat"。出来は素晴らしいもののヒットにはつながりませんでした。このセカンドからはマイク・カーブが制作に参加して曲提供も行っています。これまた捨て曲なしの充実アルバム。
さて、このホンデルスのCD化についてですが、極めつけはドイツのATMが出していた関連音源をこれでもかと詰め込んで詳細データも満載の4枚に渡るシリーズ。
そして英Repertoireが出していた上記2枚のアルバム曲24曲に12曲ものシングル曲、関連曲を加えた大充実ものがありましたがいずれも10年以上前に出たもの。そのほかブート臭いものやパチモンもあったようですが、残念なことに現在簡単に上記2枚のアルバム曲を聴けるものはないようですね。
私がホンデルスをはじめてまとめて聴いたのは77年に日本フォノグラムが出したこのベスト盤。66年に出したラヴィン・スプーンフルのカバー"Younger Girl"とかも入ったすぐれものでした。解説は目黒国隆氏。
星の数ほどあるゲイリー・アッシャーのサーフィン-ホット・ロッド・ミュージック・ワークスの中でもヒットという観点からみればほぼ頂点だったと云っていいのがこのホンデルスの制作。デビュー曲"Little Honda"は64年9月に全米トップ・テンの大ヒットとなります。
この"Little Honda"はアネット、レスリー・ゴーアも出た映画「Girls on the Beach」のためにブライアン・ウィルソンとマイク・ラブが作った曲ですが、ビーチ・ボーイズはシングルとしては出さなかった(ホンデルス版が大ヒットの後に日本ではシングルカットされましたね)ためこの映画の音楽担当をしていたゲイリーがこれを譲り受けて大ヒットさせたもの、因みにB面は後にKnights名義でシングルカットすることのなるゲイリーとロジャー・クリスチャンの"Hot Rod High"であのサーファリスも素晴らしいヴァージョンを残しているホット・ロッド・ミュージックを代表する名曲。
"Little Honda"のプロモ映像はこちらで。
ビーチ・ボーイズ・ヴァージョンはこちらで。これが上記「Girls on the Beach」出演時のものでしょう。
"Hot Rod High"はこちらで。
ゲイリー・アッシャー制作のレコードのかなりの数がそうであるようにこのホンデルスも実体のない幽霊バンドで、この"Little Honda"の大ヒットにあわてたMercuryはアルバムの制作と同時にRichie Burnsなる若者をメインに急遽バンドをでっち上げます。アルバム・ジャケットの表裏にメインで写るのがそのリッチー君でこのファースト・アルバムでも「Featuring Ritchie Burns」とジャケットに表記されております。
レコーディングの実体はブライアン・ウィルソン絡みの"I Do"のヒットで知られるキャステルズのリード・シンガーChuck Giradeのボーカルを中心にしたセッション・ミュージシャンによるもの。素晴らしくかっこいいギター・インスト曲を含む全12曲、捨て曲なしの大充実盤です。
因みに同じくゲイリーが手掛けたCapitol所属The Super Stocksの曲の多くもこのChuck Giradeとゲイリーがリード・ボーカルをとっていてサウンドも酷似。バック・ミュージシャンもほぼ同じと思われます。The Super Stocksの3枚目のアルバム「School is a Drag」はこのホンデルスのファーストの3日後に録音されたとのことです。
2,same/The Hondells (Mercury) 1LP 1,280円
ファースト・アルバムから3ヵ月後の64年12月に早くも出されたセカンド・アルバム。フューチャリング曲はセカンド・シングルになったゲイリーとブライアン・ウィルソン(コーラスでも参加)の共作"My Buddie Seat"。出来は素晴らしいもののヒットにはつながりませんでした。このセカンドからはマイク・カーブが制作に参加して曲提供も行っています。これまた捨て曲なしの充実アルバム。
さて、このホンデルスのCD化についてですが、極めつけはドイツのATMが出していた関連音源をこれでもかと詰め込んで詳細データも満載の4枚に渡るシリーズ。
そして英Repertoireが出していた上記2枚のアルバム曲24曲に12曲ものシングル曲、関連曲を加えた大充実ものがありましたがいずれも10年以上前に出たもの。そのほかブート臭いものやパチモンもあったようですが、残念なことに現在簡単に上記2枚のアルバム曲を聴けるものはないようですね。
私がホンデルスをはじめてまとめて聴いたのは77年に日本フォノグラムが出したこのベスト盤。66年に出したラヴィン・スプーンフルのカバー"Younger Girl"とかも入ったすぐれものでした。解説は目黒国隆氏。
そうなんです、一昔前なら....なんですよね。
確かにもう骨董品としての価値しかないものですし、多分この手を欲しがるマニアも減っているでしょうからから分からないでもないのですが、嬉しくもあり悲しくもありの悲喜こもごも。
ただ、この辺りの所謂オールディーズの価格はお店によって随分バラつきがあるようです、その意味ではNet通販は捜索(入手)が簡便な分高いですね。やっぱり今も昔も気長に足で稼ぐ(探す)のが一番なんでしょう、体力・気力・物理的な要因はあるにせよ。
デイトナスのCDはBMG(久し振りに聴いたら音質良くないですねぇ)のものに変わって今ではSundazed盤のベストが定番でしょう、セカンドの「Sandy」も昨年だったか紙ジャケで出ましたね。
ホンデルスのRepertoire盤はレーベル・サイトにももう載っていないので廃盤みたいです。今入手できるのはマニア向けすぎるATM盤を除けば9曲しか入っていない「Greatest Hits」しかないみたいで寂しい限りです。
>Dick Dale
Capitol盤が何種かがやっと出るようですね、またしてもSudazed。やってくれますねぇ。ただ、CapitolのDick Daleのアルバムはつまらない曲が結構あって購入は迷うところです。
しかしまあ、見つけるのがお上手なのか、一昔前なら、それぞれのアルバムが、
相当高価なはずだったはずのものを、かなり廉価で入手されているようで、
これまた、すばらしいです。
> Ronny and The Daytonas
> もう廃盤でしょうが日本でもArista(BMGビクター)から20曲入りのベストCD
> The Hondells
> 英Repertoireが出していた上記2枚のアルバム曲24曲に12曲ものシングル曲、関連曲を加えた大充実もの
そうですか、この当たりも廃盤ですか ?
関連事項として、今年は、Dick Dale ものが少しリイシューされているみたいですね。