
1,Thuru the Years/John Mayall (London) 1LP 108円
64年に発売されたブルース・ブレイカーズ名義の初シングル曲"Crawling Up A Hill"から、ブレイカーズを解散する69年のミック・テイラー在籍時の録音までを一応時代順に並べた1972年にリリースされた編集盤。前述の初シングル曲や65年の"Crocodile Walk" "My Baby Is Sweeter"といったデビュー・アルバム以前にリリースされたシングルオンリー曲、その後のシングルオンリー曲、未発表曲を集めた編集で72年当時は初期ブレイカーズが聴ける等、目新しかったであろうアルバム。因みにクラプトンとのセッションからは企画主旨に合う曲が無かったのでしょう、入っていません。
私自身は当時このアルバムを耳にしていないのですが、ピーター・グリーンが屈強なリズムセクションをバックに弾き捲る自作のインスト"Curly" "Greeny"やミック・テイラーがフューチャーされる"Knockers Step Forward"あたりは当時ギターを触っているロック小僧には相当衝撃を与えたのではないでしょうか。
入手盤は72年にキングからリリースされた日本盤、邦題は「ジョン・メイオールの道」。
Side A
1 Crocodile Walk
2 My Baby Is Sweeter
3 Crawling Up A Hill
4 Mama, Talk To Your Daughter
5 Alabama Blues
6 Out Of Reach
7 Greeny
Side B
8 Curly
9 Missing You
10 Please Don't Tell
11 Your Funeral And My Trial
12 Suspicions (Part 1)
13 Knockers Step Forward
14 Hide And Seek
JOHN MAYALL - GREENY (1967)
JOHN MAYALL - Curly (1967)
John Mayall with Mick Taylor - "Suspicions, Pt. 1"
John Mayall with Mick Taylor - "Knockers Step Forward"
64年に発売されたブルース・ブレイカーズ名義の初シングル曲"Crawling Up A Hill"から、ブレイカーズを解散する69年のミック・テイラー在籍時の録音までを一応時代順に並べた1972年にリリースされた編集盤。前述の初シングル曲や65年の"Crocodile Walk" "My Baby Is Sweeter"といったデビュー・アルバム以前にリリースされたシングルオンリー曲、その後のシングルオンリー曲、未発表曲を集めた編集で72年当時は初期ブレイカーズが聴ける等、目新しかったであろうアルバム。因みにクラプトンとのセッションからは企画主旨に合う曲が無かったのでしょう、入っていません。
私自身は当時このアルバムを耳にしていないのですが、ピーター・グリーンが屈強なリズムセクションをバックに弾き捲る自作のインスト"Curly" "Greeny"やミック・テイラーがフューチャーされる"Knockers Step Forward"あたりは当時ギターを触っているロック小僧には相当衝撃を与えたのではないでしょうか。
入手盤は72年にキングからリリースされた日本盤、邦題は「ジョン・メイオールの道」。
Side A
1 Crocodile Walk
2 My Baby Is Sweeter
3 Crawling Up A Hill
4 Mama, Talk To Your Daughter
5 Alabama Blues
6 Out Of Reach
7 Greeny
Side B
8 Curly
9 Missing You
10 Please Don't Tell
11 Your Funeral And My Trial
12 Suspicions (Part 1)
13 Knockers Step Forward
14 Hide And Seek
JOHN MAYALL - GREENY (1967)
JOHN MAYALL - Curly (1967)
John Mayall with Mick Taylor - "Suspicions, Pt. 1"
John Mayall with Mick Taylor - "Knockers Step Forward"
そうしてこのお方変わったギターがお好きなようで(笑)
メカニックも山盛り!
それと、ギターの抱え方もストラップを首に回さず、肩に引っ掛けるだけのスタイルで通していますね。
テキサス系のギタリストに多いみたいですね。
テキサスのからウエストコーストの人達はエンターテイナーが多いので、肩がけにして曲弾きをしたのかも。
でも、メイオールはシカゴ好みのはずですが。
ピーター・グリーンとミック・テイラーのギターも冴えまくっていて、熱い曲揃い。クラプトンがいなくても十分アルバムの価値を上げています。メイオールというとあのクラプトンの入ったセコンド・アルバムが一番よく知られているかもしれませんが、メイオールの歴史からすると、やはりクラプトンに重点を置き過ぎている戦略が今になって見えてきます。しかしそれ以降はメイオールはブルーズをフォーマットとして自分のオリジナルの音楽を作り上げてきたわけですが、この”Thru The Years”では、それがうまくミックスされ、熱気を帯びた結果となっています。
続編とか、録音のし直しがまた原曲より良くなっているのが、”Suspicion”(”Looking Back”からのもの)、”Please Don’t Tell”(初ソロ・アルバム、”Blues Alone”からのバンド編成もの)。
“Knocker’s Forward Step”なんて”Bare Wires”のセッションなのでしょうが、ジョン・ハイズマンにミック・テイラーが乗せられてバリバリ弾いていますね。
しかしこのような名盤が100円とは……。ジョン・メイオールはクラシック・ロック界のなかでもデューク・エリントンのような存在になってきているのでしょうかね。私は全面的に支持しますが。
Graさんがどのような意図でこう書かれたのかはわかりませんが、私なりに解釈すると、歴史的に見て極めて重要なアーティストでその名も功績も誰もが知るところなれど、実際に聴かれているかというと、?。聴いても歴史のお勉強のために聴く所謂「お勉強Jazz」になってしまっているという....。
確かに、そう考えるとロックの分野の現実でも同様のことがあるのかもしれません。エリックやピーターやミックの絡んだ作品はともかくもメイオールが表に立った作品はというと....。
ちょっと、考えさせられました。
ただ彼の存在が、一般的に「あの3大ギタリストを輩出した~」ということだけなら、寂しい話だとは思うわけです。
エリントンの音楽も含蓄が多くあり、深くまで理解するのは簡単ではありませんが、それが一般的ジャズへの興味の中で熱狂的な人気にはあまり結びつかないところがあります。
メイオールにもそういう側面があり、彼がせっせとオリジナルをブルーズ(という形式)の枠内で創作しても、あまり語られないのと似たようなものかなと思った次第です。そのような状況下でも、80歳を越しても現役でツァーをして、作品を発表し続けているのも偉大です。これはあくまでも自分の考えですので、世間一般とは異なるものでしょうが。