Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Manfred Mann Chapter 3 - Grand Hogs

2016年08月23日 | 60's,70's Rock
1,same/Manfredman Mann Chapter Three (Polydor) 1LP 614円
ポール・ジョーンズがフロントのR&B路線、マイク・ダボに代わってのポップ路線、を経てマンフレッド・マンとマイク・ハッグが結成したジャズ・ロック路線の5人組がマンフレッド・マン・チャプター・スリー。その1969年のデビュー・アルバムです。オリジナルは英Vertigo盤でマンフレッド・マンとマイク・ハッグのイラストジャケで当時日本ビクターから出た日本盤もVertigo盤に準拠していました。

chap3


今回購入の米Polydorl盤には怨念がたっぷり。当時この米Polydor盤が銀座のヤハマの壁に鎮座しているのを見てそのポップなイラストに一発でやられもう欲しくて欲しくて。が、2,500円も出せるはずもなく見送り、結局入手したのは日本盤でした。ただ、そのPolydor盤への思いは消えず、入手できたのは80年代も終わりころだったか、勿論中古なれど70年当時見かけた程度の値は付いていました。とまぁ、そんな思いもあってこんな捨て値で遭遇するとつい手が出るという最近大いに有りがちなパターーンです(苦笑)

ちょっと変態っぽい粘りのあるマイク・ハグのボーカルが象徴するように一筋縄ではいかないジャズロック。正直にいうと当時の私にはその良さは皆目分りませんでした、はい。



Manfred Mann Chapter Three - Time



MANFRED MANN "Snakeskin Garter "



Manfred Mann Chapter ΙΙΙ-Mister You're A Better Man Than I(1969)







2,Black Diamond/Grand Hogs (UA) 1LP 108円
トニーT.S.マクフィー率いるグランド・ホッグスの1976年盤。
当時マクフィーはシンセサイザーに凝っていてここでも1曲だけブィーンブィーンとそのソロを演っていますが、他は英国風味溢れるブルースベースのハードロック。チキン・シャックのスタン・ウエッブ、サヴォイ・ブラウンのキム・シモンズと並んで生涯ブルースギタリストのT.S.マクフィー、リスペクトです。



hogs


Groundhogs - Black Diamond



Groundhogs - Country blues



Groundhogs-Friendzy


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4 コメント

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Manfred Mann Chapter 3 (Gravenites)
2016-08-24 02:03:34
チャプター3は当時数多く出てきたブラス・ロックの中で際立った個性的なバンドでした。マイク・ハグとマンフレッド・マンの鬼才二人で作り上げたコンセプトなので、そんじょそこらの~という考えがあったのでしょう。いわゆるチャプター2のフォーク・ロック志向からの突然異変も、ショッキングでした。しかし厳密にいうとチャプター2の前の1966年に出したジャズをメインに出した"Soul Of Mann"の発展させたものと考えるとつじつまが合います。

今回初めてYouTubeで見ましたが、フランスでの演奏(口パクだが、スタジオ録音とは別テイク)も、そのロケーション設定がまたユニークで、聴衆はオーケストラ・ピットのようなところに入り込み、向かいの壁には別のオーケストラがいるようだし、花道をガードマンか警官が歩くという設定。驚きました。

日本から出たそのアルバムは確かライナー・ノートの書き手を雑誌で募集していた気がします。アメリカ盤は確かにコレクター心をそそりますね。
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Re:Manfred Mann Chapter 3 (Jahking@管理人)
2016-08-24 10:16:23
仰る通りでこのバンドは個性的なバンドでしたね、そこが好き嫌いのわかれるところかもしれませんが。この後のアースバンドがビッグヒットをかっ飛ばしたりして商業的には成功するのもこのチャプター3の反動だったり? とか勘ぐったりもしてしまいます。
このyoutube映像は面白いですね、これぞチャプター3ですね。
日本盤は手放して久しいので確認は出来ないのですが、こんなアルバムのライナーを公募って凄い企画ですね、当時まとめて出たVertigo盤の企画だったのかな。
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Manfred Mann Chapter 3 (t-izu)
2016-08-24 13:11:45
スウィンギン・ロンドンを揺るがせた『soul of man』を発展させたものというご指摘は成程なぁ、と思いつつ、元々ジャズの資質が有りながらポップ・ヒットを飛ばしていたマンフレッド・マンという人は、良い意味で機を見るに敏な音楽家なんじゃないでしょうか?
おそらくチャプター3の時点で彼の視線の先に有ったのは、ジャズ・ロックにプログレといったところだったと思います。それでも通り一遍の薄っぺらなそれではなく一癖もふた癖もある音楽だったのはさすがです。
その後のアース・バンドへの変節?反動?も見事でした。
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Re:Manfred Mann Chapter 3 (jahking)
2016-08-24 19:49:51
若かりしころからやっていたジャズを資質としながらも、実はR&Bを含む広義ホップミュージックが好きな人だったように思えます。ビッカーズやハッグといったホップな才人との巡り合わせも大きかったのでしょう。数年前に出したソロ名義作もそんなことを思わせる作品だったように感じました。その意味でチャプター3での2枚は最も突っ張った作品だったのですね。
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