Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Chuck Mangione 1977 - 1980

2021年04月08日 | Jazz
はい、今更ながらのチャック・マンジョーン、それもバリバリフュージョン期、大人気期のマンジョーネです。
70年代前半Mercury時代のアルバムは何枚か取り上げておりますが、その後70年代後半からのA&Mと契約したフュージョン期は初めてですね。オンタイムでは70年代後半頃からのフュージョン・サウンドは忌み嫌っておりましたので。
が、ウン十年も経てばこちらの耳もどんどんと軟化していきいつも間にか忌み嫌いサウンドが心地良いサウンドに、勝手なものです(苦笑) CDで聴いていましたがLPに目が行きまとめて買てしまった次第。


1,Feels so Good/Chuck Mangione (A&M) 1LP 110円
ということで、1977年のいちばんの人気作、タイトル曲は当時ポップチャートでも大ヒットしたそうな。
さすがに当時から私も知ってます、このタイトル曲は、やたらめったら有線等でも流れていましたものね。この曲は当時から悪い印象は無かったですが、時と共にこれが気持ち良くなってしまって。今では9分を超える"Feels So Good"からよりジャズを感じるフュージョン"Maui-Waui"の流れがお気に入りです。

Side A
A1 Feels So Good
A2 Maui-Waui
A3 Theme From "Side Street"
Side B
B1 Hide & Seek (Ready Or Not Here I Come)
B2 Last Dance
B3 The XIth Commandment


Mangione

Feels So Good - Chuck Mangione [FULL VERSION]







2,Magic/Chuck Mangione (A&M) 1LP 110円
メロディの美しさ、ふくよかなフリューゲルホーン、印象的なリズムにアレンジ、77年から80年までのアタリ曲を集めたベスト盤、ここでの"Feels So Good"は3分半のシングルヴァージョン、これぞポップなある種のイージーリスニング音楽。テクニック至上のフュージョンは今も苦手ですが、マンジョーンの朗々としたフリューゲルホーンを中心としたサウンドに小難しい戯言繰り言は無用で今となっては気持ちよく乗っております。

Side A
A1 Feels So Good
A2 Fun And Games
A3 Hide & Seek (Ready Or Not Here I Come)
A4 Bellavia
Side B
B1 Give It All You Got
B2 Love The Feelin'
B3 Children Of Sanchez
B4 The XIth Commandment



Mangione






3,Children of Sanchez/Chuck Mangione (A&M) 2LP 180円
上掲盤の次にリリースされたものかな、タイトル曲はメキシコの民族を描いた映画「サンチェスの子供達」の主題歌で2度目のグラミー賞を受賞したのだそう(一度目は1976年アルバム「哀しみのベラヴィア(Bellavia)」)。ボーカルで出てこれが終わるとメキシカンリズムに乗って印象的なメロディーが......これ聴いたことがありますね、どうやらCMで使われていたのだそう。ボーカル、オーケストラをまじえた一大叙事詩。

Side A
A1 Children Of Sanchez Overture
A2 Lullabye
A3 Fanfare
Side B
B1 Pilgrimage (Part 1)
B2 Pilgrimage (Part 2)
B3 Consuelo's Love Theme
Side C
C1 Hot Consuelo
C2 Death Scene
C3 Market Place
C4 Echano
C5 Bellavia
C6 Lullabye
Side D
D1 Medley
D2 B'bye
D3 Children Of Sanchez Finale


Mangione


Bellavia




Children Of Sanchez




Pilgrimage (Pt. I)




Pilgrimage (Pt. II)

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4 コメント

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学校の先生 (夜明けのキャット)
2021-04-09 15:57:08
80年代の「アメリカン・トップ40」を聞いていたらアン・マレー、ロバータ・フラックらに続いて彼の名前が出てきました。彼らは元・「学校の先生」とのこと。聞きまちがいでしたら、ごめんなさい。10年ほど前に88年のアルバム「Eyes of the veiled temptress」をワゴンセールで購入。なんとフィラデルフィア・サウンドのトム・ベルのプロデュースでした。
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Re:学校の先生 (Jahking@管理人)
2021-04-09 19:37:44
アン・マレイ、ロバータ・フラック、チャック・マンジョーネ、彼らが教師だったとは、知りませんでした。マンジョーネはジャズ・メッセンジャーズ加入以前ということですかね、音楽学校かな。

「Eyes Of The Veiled Temptress」はA&MからColumbiaに移籍しての作品、トム・ベルのプロデュースでシグマサウンドで録られているようですね、88年録音と云うことですが、70年代のあのフィリーの香りははて? 興味深いですね。
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フュージョン (tーizu)
2021-04-11 14:33:53
フュージョンという類の音楽に対しネガティヴな印象、感情を持つに至ったのは、これはもうMM誌の影響大ですね(笑)。
そんな偏向した嗜好を少しでも是正すべくその種の音楽を集中して聴いた時期があります。結果は聴かず嫌いだったのを恥ずかしく思う作品もいくつかあったものの、名前を挙げるのも躊躇われる大物からそれなりに評価や人気のあるアーティストまでほとんど駄目でした(苦笑)。
お題のマンジョーネ氏ですが、これはスムース・ジャズもしくはイージー・リスニングといった種類のものじゃないでしょうか?
そしてイージーリスニングならパーシー・フェイスやレイ・コニフがお気に入りの私です。
そう言えばフュージョンとプログレが好物という同世代の友人がいますが、私はと言えば元々得てではなかったプログレも何だかなぁ、といったところです。管理人氏と異なり益々頭が固くなっている様で心配です(笑)。
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Re:フュージョン (Jahking@管理人)
2021-04-12 08:50:54
飽くまで今思えばですが、1975年76年あたりから世界中のポピュラー音楽は変容していきます。キッカケの一つはテクノロジーの発達、もう一つはそれまで音楽とは一切関わりのない輩が「音楽はビッグビジネスになる」ことに気が付いて参入してきたこと。この波に一番乗ってしまったのがロック、フュージョンとAOR。反旗を翻したはずのパンクでさえもビジネスの飲み込まれてしまう、と。エレキインストとビートルズが音楽産湯だったものにはそんな音楽に違和感を覚えUターンして60年代50年代から戦前の音楽により深くハマっていく、あくまで大筋ですが自分の音楽遍歴だった気がします。

が、一回り下のフュージョン、AOR、パンクが音楽産湯だった世代は勿論なんのネガティヴ感を持たない......これは当然ですね。

とか、取り留めなく思いつくままに書いてしまいましたが、まぁ、残り少ない人生気持ちの良い音楽お気に入りの音楽を聴いて過ごしたいなと、この歳で無理するこのもないよな、結局こういうことだよね、とか思っております。
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