Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Memphis Gold

2018年03月07日 | Soul, Funk
1,Memphis Gold/V.A. (Stax) 1LP 1,022円
60年代後半にリリースされていた米AtlanticのLPについている内袋はジャケットがカラー印刷されたカタログになっていました。輸入盤(この言葉自体懐かしかったりして!)がまだ珍しかった頃、このカタログに載っているみたことも無いジャケット群を日がな見つつため息をついていたものでした。
そんな中で今も目に残っているのが先日遭遇したStaxレーベルのこの本盤。意外と見かけずウン十年経ってやっと適価で入手できました。

1966年にリリースされたもので言わずもがなの曲が並びますが、針を下ろしてびっくり、ガッツ溢れる素晴らしい音質、入手盤はステレオで分離も良くドラムスが飛び出してきそうな臨場感、が、モノラル盤だと更に全体の迫力は増すかも。こんなの聴くとやっぱりアナログは素晴らしいとあらためて。

因みに翌67年に日本グラモフォンから「これぞリズム・アンド・ブルース メンフィス・サウンド」の邦題で同内容の日本盤も出ています。ジャケットは少し前に取り上げた「リズム・アンド・ブルース・スターパレード Vol.1」と同じようなイラスト・ジャケでした。

Side A
A1 –Sam & Dave/ Hold On, I'm Comin'
A2 –Carla Thomas/ Let Me Be Good To You
A3 –The Mad Lads/ I Want Someone
A4 –Otis Redding/ I've Been Loving You Too Long
A5 –The Mar-Keys/ Philly Dog
A6 –Carla Thomas/ No Time To Lose
Side B
B1 –Otis Redding/ Satisfaction
B2 –Rufus Thomas/ Walking The Dog
B3 –The Mad Lads/ Don't Have To Shop Around
B4 –Booker T. & The MG's/ Boot-Leg
B5 –Sam & Dave/ You Don't Know Like I Know
B6 –Otis Redding/ My Lover's Prayer


Otis Redding - Lover's Prayer




THE MAR-KEYS PHILLY DOG STAX RECORD LABEL S-185



Booker T. & The MG's "Boot-Leg"



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6 コメント

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Unknown (しみへん)
2018-03-07 14:29:17
手持ちのsoul childrenのGenesisのアナログ日本盤をよく聴くのでCDで買い直しました。しかし今まで3回買い直しましたが、しょぼい音の為いまだにレコードを引っ張り出しています。日本盤ですらこうなので、オリジナルアナログはさぞかしと思いつつも、つい便利さに負けてCDばかりです。

田舎なのでレコード購入は通販主体なので、(今の様にディスクガイドが無い時代)タイトルは知っていても、ジャケットは知らないことが多く、レコードの内袋のカタログは見ていても楽しかったです。特にカラーのカタログは綺麗な配色のものが多かったので、飾りたいぐらいでしたね。
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Re:Unknown (Jahking@管理人)
2018-03-07 19:09:39
そうですよね、この手のソウルミュージックは芯のある音で聴きたいものです。CDはダメなのはほんとダメですからね。

レコード内袋のカラーカタログ、Atlantic、Chess/Cadet、Fantasy、日本だと初期のワナパイあたりが思い浮かびますね、気に入ったジャケットがあるといつか手に入れてやる! って思いを馳せたものでした。
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Stax (Gravenites)
2018-03-10 01:57:15
1966年盤で、シュリンク付きですか?
レーベルは薄い青でレコードのstacksですよね。

STAXの編集盤はアトランティックやATCOの内袋で見たことがありますが、今回のは初めてです。なかなか渋い選曲ですね。Booker T. & MGsのファンなのですが、"Green Onion"でなくてよかったです。それだけでもこのcompilation盤の意図が伝わってきます。

最初見た時はBuddhaカーマスートラの編集盤かと思いました。
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Re:Stax (Jahking@管理人)
2018-03-10 08:23:34
そうなのです、まだシュリンクが残っていました。レーベルはモノ盤が薄い青ですが入手盤はステレオ盤なので黄色です。

Atlantic/Atcoのカラー内袋は何版かありますが一番古いものに載っていたのではないかと思います。

ジャケットはBuddah/Karmasutraと同じ西洋人の東洋趣味なのでしょうか、メンフィス・ソウル・ミュージックが何でまた? ですね。
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Unknown (t-izu)
2018-03-10 15:21:40
オーティスの音源を初めてまとめて聴いたのは、国内ワナパイ盤でしたが、桜井ユタカ氏の熱い解説ほどにはその素晴らしさを体感出来なかったのを覚えています。隔靴掻痒というかガツンという感じが希薄だった気がします。
まぁ、私のステレオ装置がプアだったこともあるんでしょうが、後年米盤シングルやぼろいモノラル盤を聴いて思ったのは、オーティスの囁くように語り掛けるヴォーカルが一気に爆発するダイナミクス、MG'sのバッキングとヴォーカルが一体となって迫るソリッドなサウンドはエンジニア(トム・ダウド?)泣かせだったんじゃないかということです。
その点、数年前に出た『オーティス・ブルー』のステレオ、モノラルにシングル盤が付いたアナログのデラックス・ヴァージョン(価格もデラックスでしたけど)はさすがライノという素晴らしい仕事でした。

PS)偶々手元にあった『SOUL ALBUM』のワナパイ盤を久しぶりに聴いてみましたが、全てではないにせよ何曲かはオーティスのヴォーカルが著しくオフ気味でやはり不満が残りました(苦笑)。
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Re:Unknown (Jahking@管理人)
2018-03-11 08:27:39
Atlantic/Stax系のソウル・ミュージックは日本グラモフォン~ワナパイ盤で聴いてきたわけですが、運よく中古で見つけたウィリアム・ベル「The Soul of the Bell」のStaxオリジナルモノラル盤を聴いたときの新鮮な驚きは今も覚えています。霞が晴れたようなクッキリとした芯のある音!、以来あのStaxのレコードが跳ね回るロゴの付いたレーベルを見るとアノ音を思い起こします。

>エンジニア泣かせ
"Try A Little Tenderness"とか"I've Been Loving You Too Long"とか、確かにそうかもですね。

慣れ親しんだ盤だけにあまり云いたくはないのですが、DUあたりでかつてのワナパイ盤(特にジャケ裏が日本語解説)がかなり安く売っているのも判る気がしますね。
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