Heavy Cruiser

1,same/Heavy Cruiser feat. Neil Merryweather (Progressive Line) 1CD 2,510円
このブログでも何回も登場（こちらとかこちら）しているカナダ出身のハード・ロック男、ニール・メリーウェザー率いるヘヴィ・クルーザー1972年のファースト・アルバム。入手盤はオーストラリアのProgressive Lineなるレーベルからの復刻CDです。

Capitolから始まってKent、RCA、Mercuryとレーベルを渡り歩いてアルバム制作している人ですが、中でも一番目にしないのがFamily Productionsからリリースされていた本盤と次作「Lucky Dog!!」。このところずーっと気にして探していたのですがようやく「カケハシ・レコード」なる通販専門店のカタログでそのファーストを見つけ即オーダー、クイック・レスポンスで翌々日には届いてやっと聴くことが出来ました。（因みにニールがこのヘヴィ・クルーザーと同時期に組んでいたMama Lionの復刻CDも同時にこのお店から入手しました　～　こちらは次回取り上げます。）

で　本盤。相変わらずのブルース・ベースのハード・ロック。１曲目のお馴染エディ・コクランのカバー"C'mon Everybody"から小気味良くヘヴィにキメてくれ予想通りの大満足盤。この後Mercuryに移っての「Space Rangers」になると流石に時代もあってやや凝ったサウンドになっていきますが、本盤ではまだまだストレートにグイグイ攻めてきます。しかし、声量のあるニールのボーカルはいいですねぇ、アメリカン・ハード・ロックはこうじゃなきゃ！という理想型。ギター、オルガン、ドラムスも達者に跳ね回り、ニールのベースもウネウネで文句なし。あの時代のヘヴィなアメリカン・ハード・ロック好きには堪らない一枚でしょう。

ニールはこの当時、このHeavy Cruiserとガール・フレンドの女優にしてボーカリストのLynn CareyをメインにしたMama Lionを同時並行してやっており、本盤の何曲かでもそのリン嬢の可憐な容貌からは想像できない激情ボーカルが聴けます。

同じFamily Productionsから1973年にリリースされているセカンド・アルバム「Lucky Dog!!」ではあの"You Really got me"をカバーしているとのこと、コチラは未だ未CD化、いつか聴いてみたいものです。

ニールのファンによるMy Spaceはこちら。雑誌Penthouseの表紙を飾ったリン嬢とかレアな45'sとか色々見れたりします。

ニールのWikiはこちら。活動歴が詳細に載ってますが、何故かこのHeavy Cruiserについては端折られています。