1,Dreamies/Bill Holt (Stone Theatre) 1LP 300円
ビル・ホルトなるフツーのサラリーマンだった男が1973年に作ったというエクスペリメンタル・サイケ・コラージュ・ミュージック。4年ほど前にGear FabからのCDをこちらで取り上げておりますが、それ以前から持っていたLPとはまた別のメーカーが作ったLPが安かったのでまたまた購入。
A面B面それぞれに"Program Ten"と"Program Eleven"というタイトルの26分の曲が1曲づつ、アコギ弾き語りの夢心地フォークを主題に演説、マシンガンの爆音から水の音までとあらゆるSEを挿入し更にチープな電子楽器までをも入れて目眩く世界を演出した正にエクスペリメンタル・サイケ・コラージュ・ミュージックと呼ぶに相応しいアルバム。もう随分まえに買った安易なツクリのコピー盤LPで聴いて以来折に触れ聴いてきた愛聴盤です。
2,same/Gandalf (Capitol) 1LP 500円
67年に録音されていたにもかかわらず諸事情整わずで発売は69年になってしまったというオルガン入りドリーミー・サイケの代表的な一枚。メロウ・サイケとかドリーミー・サイケと云われると真っ先に挙げられる有名盤ですね。10年ほど前でしたか、SundazedがCD化してはじめて耳にして以来、時々無性に聴きたくなる一枚。Capitolの正規ライセンスを受けての再発LPの中古が何故かこんな値であったので思わず抱えたもの。
何が凄いって、先ずはこの収録曲を見てください。
1,Golden Earrings (Ray Evans/Jay Livingston/Victor Young)
2,Hang On To A Dream" (Tim Hardin)
3,Never Too Far" (Hardin)
4,Scarlet Ribbons" (Evelyn Danzig/Jack Segal)
5,You Upset The Grace Of Living" (Hardin)
6,Can You Travel In The Dark Alone" (Peter Sando)
7,Nature Boy" (Eden Ahbez)
8,Tiffany Rings" (Garry Bonner/Alan Gordon)
9,Me About You" (Bonner/Gordon)
10,I Watch The Moon" (Sando)
ヴィクター・ヤング作の永遠のスタンダード"ゴールデン・イヤリングス"にはじまってハリー・ベラフォンテの代表曲"スカーレット・リボン、"ナット・コールの大ヒット曲にしてこれまた永遠のスタンダードの"ネイチャー・ボーイ"、ティム・ハーディンのカバーが3曲、"ハッピー・トゥゲザー"で知られる職業作家コンビのボーナー&ゴードンの曲が2曲、それにメンバーのオリジナルが2曲。という、およそサイケとは縁遠い曲からメンバーの自作までまるで統一感の無い選曲。
で いざ聴けば、これらが何の違和感もなく統一感バッチリの同じムードで流れていくのです。ヴィクター・ボヤンゴもナット・コールもベラフォンテもリジナル曲もボーっと聴いていると(いや、ボーっとしていなくてのか)何の曲か判らないほど。
夢心地のオルガンに霞がかかったボーカルに時折彼方から現れるメロウなファズ・ギター、これにメジャーレーベルらしいキッチリとしたアレンジ、ラヴィン・スプーンフルも手掛けていたプロデューサー・チームが偉かったのかメンバーが偉かったのか、ほかではなかなか味わえないような逸品ですね、やはり。
ビル・ホルトなるフツーのサラリーマンだった男が1973年に作ったというエクスペリメンタル・サイケ・コラージュ・ミュージック。4年ほど前にGear FabからのCDをこちらで取り上げておりますが、それ以前から持っていたLPとはまた別のメーカーが作ったLPが安かったのでまたまた購入。
A面B面それぞれに"Program Ten"と"Program Eleven"というタイトルの26分の曲が1曲づつ、アコギ弾き語りの夢心地フォークを主題に演説、マシンガンの爆音から水の音までとあらゆるSEを挿入し更にチープな電子楽器までをも入れて目眩く世界を演出した正にエクスペリメンタル・サイケ・コラージュ・ミュージックと呼ぶに相応しいアルバム。もう随分まえに買った安易なツクリのコピー盤LPで聴いて以来折に触れ聴いてきた愛聴盤です。
2,same/Gandalf (Capitol) 1LP 500円
67年に録音されていたにもかかわらず諸事情整わずで発売は69年になってしまったというオルガン入りドリーミー・サイケの代表的な一枚。メロウ・サイケとかドリーミー・サイケと云われると真っ先に挙げられる有名盤ですね。10年ほど前でしたか、SundazedがCD化してはじめて耳にして以来、時々無性に聴きたくなる一枚。Capitolの正規ライセンスを受けての再発LPの中古が何故かこんな値であったので思わず抱えたもの。
何が凄いって、先ずはこの収録曲を見てください。
1,Golden Earrings (Ray Evans/Jay Livingston/Victor Young)
2,Hang On To A Dream" (Tim Hardin)
3,Never Too Far" (Hardin)
4,Scarlet Ribbons" (Evelyn Danzig/Jack Segal)
5,You Upset The Grace Of Living" (Hardin)
6,Can You Travel In The Dark Alone" (Peter Sando)
7,Nature Boy" (Eden Ahbez)
8,Tiffany Rings" (Garry Bonner/Alan Gordon)
9,Me About You" (Bonner/Gordon)
10,I Watch The Moon" (Sando)
ヴィクター・ヤング作の永遠のスタンダード"ゴールデン・イヤリングス"にはじまってハリー・ベラフォンテの代表曲"スカーレット・リボン、"ナット・コールの大ヒット曲にしてこれまた永遠のスタンダードの"ネイチャー・ボーイ"、ティム・ハーディンのカバーが3曲、"ハッピー・トゥゲザー"で知られる職業作家コンビのボーナー&ゴードンの曲が2曲、それにメンバーのオリジナルが2曲。という、およそサイケとは縁遠い曲からメンバーの自作までまるで統一感の無い選曲。
で いざ聴けば、これらが何の違和感もなく統一感バッチリの同じムードで流れていくのです。ヴィクター・ボヤンゴもナット・コールもベラフォンテもリジナル曲もボーっと聴いていると(いや、ボーっとしていなくてのか)何の曲か判らないほど。
夢心地のオルガンに霞がかかったボーカルに時折彼方から現れるメロウなファズ・ギター、これにメジャーレーベルらしいキッチリとしたアレンジ、ラヴィン・スプーンフルも手掛けていたプロデューサー・チームが偉かったのかメンバーが偉かったのか、ほかではなかなか味わえないような逸品ですね、やはり。
ビールなんか飲んで大音量で聴いてると、次第に恍惚状態に・・・・。
上にも書きましたが、メロウ・サイケとかドリーミー・サイケとか云われるアルバムは数あれど、ここまで同じその言葉通りの音盤はなかなかないですよね。