
ジャズ系の放送録音のCDを積極的に出しているBlue Mark Musicからの2枚を。
1,Smilin' Dog/Sun Ra (Blue Mark Music) 1CD-R 500円
サン・ラThe Arkestraの1975年1月30日クリーヴランド[Smiling Dog Saloon]での公演をFMラジオ音源から収録したもの。サン・ラが操るスペース・オルガンが虚ろに漂い、チャントと共にジワジワとスペイシーな空間へ。独自のコズミックサウンドへ引きずり込まれます。
本盤に納められているのはマーシャル・アレン、パット・パトリック、ジョン・ギルモアの闘魂3兄弟を中心とするホーン陣は殆んど出て来ないステージで、サン・ラのキーボードとメンバーのチャントで構成されてるよりスピリチュアルな演奏となっています。

Sun Ra
Sun Ra: Space is the Place (1974)
2,TV Show "SOUL"/Rahsaan Roland Kirk (Blue Mark Music) 1CD-R 500円
1972年「SOUL」なるTVショーの放送音源を使ったCD。
60年代から70年代に活躍した黒人ジャズメンはそのキャリアの初期においてR&Bバンドに身を置いていた人が多いのですが、そのキャリアを後年まで匂わせる人はあまり居なかったりします。そんな中でそれまでのキャリアを強靭な胃袋で消化しつくして独自のユニークな音楽を演っていたのがこのローランド・カーク。その傾向は60年代後半から出てきて、70年代に入ってピークを迎えます。
その意味でここにも収められた"Blacknuss" "Inflated Tear"あたりでその真骨頂が聴けます。


Roland Kirk Quintet - Fly Town Nose Blues @ Bologna 1973 pt1
Roland Kirk Quintet - Three For Festival / Volunteered Slavery@ Bologna 1973 pt2
Rahsaan Roland Kirk "Misty & I Want Talk" Live Montreux 1972
1,Smilin' Dog/Sun Ra (Blue Mark Music) 1CD-R 500円
サン・ラThe Arkestraの1975年1月30日クリーヴランド[Smiling Dog Saloon]での公演をFMラジオ音源から収録したもの。サン・ラが操るスペース・オルガンが虚ろに漂い、チャントと共にジワジワとスペイシーな空間へ。独自のコズミックサウンドへ引きずり込まれます。
本盤に納められているのはマーシャル・アレン、パット・パトリック、ジョン・ギルモアの闘魂3兄弟を中心とするホーン陣は殆んど出て来ないステージで、サン・ラのキーボードとメンバーのチャントで構成されてるよりスピリチュアルな演奏となっています。

Sun Ra
Sun Ra: Space is the Place (1974)
2,TV Show "SOUL"/Rahsaan Roland Kirk (Blue Mark Music) 1CD-R 500円
1972年「SOUL」なるTVショーの放送音源を使ったCD。
60年代から70年代に活躍した黒人ジャズメンはそのキャリアの初期においてR&Bバンドに身を置いていた人が多いのですが、そのキャリアを後年まで匂わせる人はあまり居なかったりします。そんな中でそれまでのキャリアを強靭な胃袋で消化しつくして独自のユニークな音楽を演っていたのがこのローランド・カーク。その傾向は60年代後半から出てきて、70年代に入ってピークを迎えます。
その意味でここにも収められた"Blacknuss" "Inflated Tear"あたりでその真骨頂が聴けます。


Roland Kirk Quintet - Fly Town Nose Blues @ Bologna 1973 pt1
Roland Kirk Quintet - Three For Festival / Volunteered Slavery@ Bologna 1973 pt2
Rahsaan Roland Kirk "Misty & I Want Talk" Live Montreux 1972
-----
より劇場型のサン・ラも、YT時代になってから「そうであったか...」と感心する映像と「なんだかショボイなー」と感じる映像を見ることができて、レコードだけでこの楽団の凄さを想像していた昔を考えると心中複雑な点もあります。
それはまたローランド・カークにも言えることで、実際に3つのリードをくわえ込んだ異様な「動く」姿や、鼻笛やホイッスル、はてはカセットレコーダーを身体中ぶら下げた姿からはレコードを聞いていた以上の凄さとグロさを感じずにはおれません。カークのほうが強烈かな...。
「参りました」と思わず言いたくなる凄い二人です。
ローランド・カークの演奏で初めて印象に残ったのは忘れもしないロイ・ヘインズがリーダーだったImpulseでの「Out of the Afternoon」。そのタイトルに引っ掛けて撮られた森の中でメンバーが楽器を持ってたたずむという何とも芸の無いジャケ写も印象的でしたが、カークが聴かせてくれた容貌とはウラハラの「歌心」には心底感心しました。
映像が見れるようになって仰るグロさまで感じさせるものも確かにあって「おい、おい、チョット...」と声を掛けたくなったりしますが、先の盤で聴かせてくれた氏の「歌心」を知ってしまっているので何でも許せてしまう自分がいたりもします。
サン・ラもしかり、この二人って前人未到、空前絶後、確かに突出していますね。