1,First Meetin' of Blues Giants/V.A. (World Pacific) 1LP 550円
東芝音楽工業がリリースした懐かしいアルバムと遭遇しました、中村とうようさんはライナーの冒頭で「このところ民謡ブルースへの関心が急速に高まってきたようだ」と書いています。ということでリリースされたのは69年か70年ではないでしょうか(元になったPacific盤は1963年発売)、まだまだ日本ではブルースのLPの発売なんて数少なかった頃にてこのジャケットは鮮明に覚えております。が、買ってはおらずロック喫茶やブルース喫茶(吉祥寺北口になまず屋なんて店がありました~覚えておられる方はいらしゃるかな?)で何度か聴いた程度。当時はエレキギターの入ったバンドブルースばかり追いかけていましたので、アコギの弾き語りものを買うまでお金が回らなかったのでしょう。
と、あの頃を思い出してしまうようなレコードなのですが、中身はライトニン・ホプキンスにブラウニー・マギー&ソニ・テリー、そしてビッグ・ジョー・ウィリアムスがハリウッドのスタジオで一堂に会しセッションを行った、というもの。ソロ曲もあってライトニンが主導しているようにも思えるセッションですが、存在感ではビッグ・ジョー・ウィリアムスのダミ声ボーカルと9弦ギターが突出。録音日は1960年7月6日。ちなみにこの東芝盤の邦題は結構あっけなくて「ブルースの巨人達」です。
Side A
1 Ain't Nothin' Like Whiskey 7:50
2 Penitentiary Blues 5:08
3 If You Steal My Chickens, You Can't Make Em Lay 5:37
Side B
1 First Meeting 7:10
2 How Long Have It Been Since You Been Home 4:10
3 Wimmin From Coast To Coast 5:46
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蛇足ですが、これと同じメンツによるアルバムが「Cofee House Blues」のタイトルでVee Jayからリリースされていています。こちらは随分以前から持ってはいたものの殆ど聴いておらず。で 私はてっきりこの2枚は同じセッションの録音が収めてあると思い込んでいたのですが、今回買ったWP~東芝盤のとうようさんによるライナーにあらまびっくりのことが書いてありました。1960年7月6日の昼間にハリウッドのスタジオで録音したのがWP盤で、その日の夜にそのままの勢いで同じハリウッドにあるフォーククラブ「アッシュ・グローヴ」に乗り込んでライヴ録音をした音源を収めたのがVee Jay盤だそうです。いや、知らなかったなぁ、知らぬは我ばかりなり、お恥ずかしい限りで。
Vee Jay盤です
Lightnin' Hopkins,Brownie McGhee,Sonny Terry,Big Joe Williams-Ain't Nothin' Like Whiskey
First Meetin' - Lightnin' Hopkins with Brownie McGhee, Sonny Terry & Big Joe Williams
東芝音楽工業がリリースした懐かしいアルバムと遭遇しました、中村とうようさんはライナーの冒頭で「このところ民謡ブルースへの関心が急速に高まってきたようだ」と書いています。ということでリリースされたのは69年か70年ではないでしょうか(元になったPacific盤は1963年発売)、まだまだ日本ではブルースのLPの発売なんて数少なかった頃にてこのジャケットは鮮明に覚えております。が、買ってはおらずロック喫茶やブルース喫茶(吉祥寺北口になまず屋なんて店がありました~覚えておられる方はいらしゃるかな?)で何度か聴いた程度。当時はエレキギターの入ったバンドブルースばかり追いかけていましたので、アコギの弾き語りものを買うまでお金が回らなかったのでしょう。
と、あの頃を思い出してしまうようなレコードなのですが、中身はライトニン・ホプキンスにブラウニー・マギー&ソニ・テリー、そしてビッグ・ジョー・ウィリアムスがハリウッドのスタジオで一堂に会しセッションを行った、というもの。ソロ曲もあってライトニンが主導しているようにも思えるセッションですが、存在感ではビッグ・ジョー・ウィリアムスのダミ声ボーカルと9弦ギターが突出。録音日は1960年7月6日。ちなみにこの東芝盤の邦題は結構あっけなくて「ブルースの巨人達」です。
Side A
1 Ain't Nothin' Like Whiskey 7:50
2 Penitentiary Blues 5:08
3 If You Steal My Chickens, You Can't Make Em Lay 5:37
Side B
1 First Meeting 7:10
2 How Long Have It Been Since You Been Home 4:10
3 Wimmin From Coast To Coast 5:46
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蛇足ですが、これと同じメンツによるアルバムが「Cofee House Blues」のタイトルでVee Jayからリリースされていています。こちらは随分以前から持ってはいたものの殆ど聴いておらず。で 私はてっきりこの2枚は同じセッションの録音が収めてあると思い込んでいたのですが、今回買ったWP~東芝盤のとうようさんによるライナーにあらまびっくりのことが書いてありました。1960年7月6日の昼間にハリウッドのスタジオで録音したのがWP盤で、その日の夜にそのままの勢いで同じハリウッドにあるフォーククラブ「アッシュ・グローヴ」に乗り込んでライヴ録音をした音源を収めたのがVee Jay盤だそうです。いや、知らなかったなぁ、知らぬは我ばかりなり、お恥ずかしい限りで。
Vee Jay盤です
Lightnin' Hopkins,Brownie McGhee,Sonny Terry,Big Joe Williams-Ain't Nothin' Like Whiskey
First Meetin' - Lightnin' Hopkins with Brownie McGhee, Sonny Terry & Big Joe Williams
なまず屋、駅から結構距離があったような記憶がありますが、違ったかな?
チャーリー・パットンの写真?イラスト?を広告に使っていた店だったでしょうか?
https://www.rootsandrhythm-records.jp/SHOP/bf0057.html
これも持っては無かったのですが当時を思い出す盤です。
なまず屋もさすがご存知なのですね。店は吉祥寺北口を出てまっすぐ北上、五日市街道に出て西荻方向に200メートルくらいでしょうか、映画館の向かい辺りだった気がします、駅からは10分強でしょうか。パットンの広告には記憶はありませんが、喫茶店というより素朴なツクリの居酒屋ってイメージの店でした。2~3回しか行ったことがないのですが、モダンなバンドブルースはまずかからず戦前戦後のカントリー/ダウンホームブルースばかりかかっていた記憶です。
私はたいていジャズを聴いてるんですが、時々煮詰まってきたりするとライトニン・ホプキンスなんかを聴いて気分転換します。ブルースのことはホントよく知らないのですが、この人はかっこいいですね。
大昔、東芝の「テキサス・ブルース・マン」というアルバムを手に入れて以来のファンです。ちなみにこのアルバムのライナーもとうようさんで、なつかしいですね。数年前にアーフリー原盤をたまたま手に入れることができて、あまりに東芝盤と音が違うので驚きました。
まあ、東芝のオデオン盤のビートルズとパーロフォンのukオリジナル盤が違うのとおんなじことなんでしょうね。
ライトニンの「Texas Blues Man」、ライトニンを最初に知ったのがこのアルバムに入っている"Tom Moore Blues"。
https://blog.goo.ne.jp/jahking/e/9efe47823d6e8a0c852d8c1e83d7b70a
最初に買ったアルバムはPrestige盤「Soul Blues」でしたが、イマイチぴんと来ず次に買ったのがこのArhoorie盤でした。これにはやられました、重さが全然違う! と。今でもライトニンの代表作の一枚だと思っています。
Arhoolieレーベルのアルバムも初版は今や高くなっていますね、レイトプレスとの音の違いが顕著なものが多いのがその理由なのでしょう。とりわけこの「Texas Blues Man」は顕著だそうです。