
1,same/Ken Lauber (Decca) 1LP 790円
ケン・ローバー、70年にPolydorから出した「Contemplation (View)」に、今回入手のこのセカンドのDecca盤はかつては憧れの高嶺の花アルバムでした。あのSSW幻の名盤ブームのころのお話です。ついにLPは入手出来ず、CD時代に入ってやっと聴けたのでした。そんなLPですので、こんな価格で転がっていれば即抱え込みます。
CDはファーストのPolydor盤は英Small Town盤でこちら、このセカンドDecca盤はVivid盤をこちらで取り上げております。
Side A
A1 Battered Ole Hat
A2 Children Of Morning
A3 The South Was My Home
A4 Fire Burn Brightly
A5 Prairie Dog
Side B
B1 You're Not The Only One Un-loved
B2 My Hands Are Tied
B3 Left Out In The Cold
B4 I've Been A Fool
B5 Follow The Wind
私の苦手なナッシュビルのエリア・コード615のメンバーがバックを付けたファーストよりラリー・カールトン、ジョー・オズボーン等のL.A.オールスターズがバックを付けたL.A.スワンプ的なこっちのセカンドの方が好みです、が、この男臭い渋い歌声とソンライティングはどちらも大いに惹かれます。
こんな人間味溢れる素晴らしい音楽はいつまでも語り継がれっていって欲しいものだと思いつつも、こんな値でLPが出ているのを見るとちょっと不安になったりして。
2,Dinnertime/Alex Taylor (Capricorn) 1LP 108円
ジェイムズ、リヴィングストン、ケイトのテイラー一家の長兄アレックス・テイラーの1972年のセカンドアルバム。
この人は他の兄弟と違ってほぼ曲は書かないらしく1曲を除いてカバー曲ばかり、バッファロー時代のスティーヴン・スティルス、ランディ・ニューマン、ジェッシ・ウィンチェスター、ボブ・ディラン、チャーリー・リッチからハウリン・ウルフまで。
マスル・ショールズ録音でありながら住人のロジャー・ホウキンスはタンバリンだし、ジミー・ジョーンズはスペシャルサンクスだしで、目立つのはチャック・リーヴェルのピアノ(これがいい!)、チャールズ・ヘイワードのベース、ビル・スチュワートのドラムスでCapricornレーベルらしいキビキビしたR&B風サウンド。サウンドもしかりひょうひょうとしたボーカルも弟達とは違うもの。ジェシー・ウィンチェスターの名曲"Pay Day"にウルフのマイナーブルースのファンキー仕立て"Who's Been Talkin'"がお気に入り。
Side A
A1 Change Your Sexy Ways
A2 Let's Burn Down The Cornfield
A3 Comin' Back To You
A4 Four Days Gone
Side B
B1 Payday
B2 Who's Been Talkin'
B3 Who Will The Next Fool Be
B4 From A Buick Six

Alex Taylor - Pay Day
Alex Taylor - Who's Been Talkin'
3,Fancy Dancer/Courtland Pickett (Electra) 1LP 590円
全然知らない人だったのですが、ピート・カーのプロデュース、マッスル録音でバックアップメンバーもマッスル・オールスターズ、このクレジットを見れば手が出ます。
が、いざ聴けば、期待する黒っぽさや南部っぽさが、微塵も無いポップSSWもの。何か馬鹿の一つ覚えのようで情けないが、うーん、これはダメです、私は。アート・ガーファンクルしかり、加藤和彦しかり、これもマッスルだろうが。
この人、72年に”Motorcycle Mama”のヒットを出した二人組Sailcatの片割れだそう。SailcatはElectraでアルバムも出していて当時日本盤も出ていたと思います。


この人の作品のアップがなかったので、Sailcatを貼っておきます。
Sailcat - Motorcycle Mama
ケン・ローバー、70年にPolydorから出した「Contemplation (View)」に、今回入手のこのセカンドのDecca盤はかつては憧れの高嶺の花アルバムでした。あのSSW幻の名盤ブームのころのお話です。ついにLPは入手出来ず、CD時代に入ってやっと聴けたのでした。そんなLPですので、こんな価格で転がっていれば即抱え込みます。
CDはファーストのPolydor盤は英Small Town盤でこちら、このセカンドDecca盤はVivid盤をこちらで取り上げております。
Side A
A1 Battered Ole Hat
A2 Children Of Morning
A3 The South Was My Home
A4 Fire Burn Brightly
A5 Prairie Dog
Side B
B1 You're Not The Only One Un-loved
B2 My Hands Are Tied
B3 Left Out In The Cold
B4 I've Been A Fool
B5 Follow The Wind
私の苦手なナッシュビルのエリア・コード615のメンバーがバックを付けたファーストよりラリー・カールトン、ジョー・オズボーン等のL.A.オールスターズがバックを付けたL.A.スワンプ的なこっちのセカンドの方が好みです、が、この男臭い渋い歌声とソンライティングはどちらも大いに惹かれます。
こんな人間味溢れる素晴らしい音楽はいつまでも語り継がれっていって欲しいものだと思いつつも、こんな値でLPが出ているのを見るとちょっと不安になったりして。
2,Dinnertime/Alex Taylor (Capricorn) 1LP 108円
ジェイムズ、リヴィングストン、ケイトのテイラー一家の長兄アレックス・テイラーの1972年のセカンドアルバム。
この人は他の兄弟と違ってほぼ曲は書かないらしく1曲を除いてカバー曲ばかり、バッファロー時代のスティーヴン・スティルス、ランディ・ニューマン、ジェッシ・ウィンチェスター、ボブ・ディラン、チャーリー・リッチからハウリン・ウルフまで。
マスル・ショールズ録音でありながら住人のロジャー・ホウキンスはタンバリンだし、ジミー・ジョーンズはスペシャルサンクスだしで、目立つのはチャック・リーヴェルのピアノ(これがいい!)、チャールズ・ヘイワードのベース、ビル・スチュワートのドラムスでCapricornレーベルらしいキビキビしたR&B風サウンド。サウンドもしかりひょうひょうとしたボーカルも弟達とは違うもの。ジェシー・ウィンチェスターの名曲"Pay Day"にウルフのマイナーブルースのファンキー仕立て"Who's Been Talkin'"がお気に入り。
Side A
A1 Change Your Sexy Ways
A2 Let's Burn Down The Cornfield
A3 Comin' Back To You
A4 Four Days Gone
Side B
B1 Payday
B2 Who's Been Talkin'
B3 Who Will The Next Fool Be
B4 From A Buick Six

Alex Taylor - Pay Day
Alex Taylor - Who's Been Talkin'
3,Fancy Dancer/Courtland Pickett (Electra) 1LP 590円
全然知らない人だったのですが、ピート・カーのプロデュース、マッスル録音でバックアップメンバーもマッスル・オールスターズ、このクレジットを見れば手が出ます。
が、いざ聴けば、期待する黒っぽさや南部っぽさが、微塵も無いポップSSWもの。何か馬鹿の一つ覚えのようで情けないが、うーん、これはダメです、私は。アート・ガーファンクルしかり、加藤和彦しかり、これもマッスルだろうが。
この人、72年に”Motorcycle Mama”のヒットを出した二人組Sailcatの片割れだそう。SailcatはElectraでアルバムも出していて当時日本盤も出ていたと思います。


この人の作品のアップがなかったので、Sailcatを貼っておきます。
Sailcat - Motorcycle Mama
かくいう私も所有する名盤とされるTRIP IN THE COUNTRYを殆ど聴いてません。嫌いという訳ではありませんが、可もなく不可もなくと言ったところでしょうか。似た感じならbarefoot jerryの方がずっと好きです。
この時代のSSW系は自主制作を含むマイナーレーベルものも多くて集めるとなると気長に行くしかないですね。
私はというと、この手は久しくご無沙汰だったのですが、最近相場が安くなったこともあってポツポツとまた買うようになってきています。
若い世代はともかく、70年代初頭のSSWブームにどっぷり浸かったブラックホーク・チルドレンとでも呼ぶべきオジサン達も手を出さないのは不思議ですけど。
全く根拠の無い私見ですが、ジャズやUKオリジナルに拘るプログレやハード・ロックマニアに比べ、オーディオ指向が薄くアナログ盤を切っちゃったのかな?
アラン・テイラーですが、近所のDUにて、英国回帰した80年のUKオリジナルが半額セールで490円でした。まぁ彼の場合、それなりに人気のあるのはCajun Moonぐらいまででしょうから、こんなもんかとも思いますが、やっぱり安いでねぇ。
そんなクラバー世代がナチュラル指向になってヒューマンソングがどうのとか云いだしたりすると70's SSW系も状況は一変するのでしょうか。やっぱり、昨今のアナログブームはどこか歪んでますね、とか、オジサンは憂います。