Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Don Varner

2009年03月16日 | Soul, Funk
1,Finally Got Over!/Don Varner (RPM) 1CD 1,280円
QuinvyとかSouth Campとか聞くと今でも反応してしまいます。マスルショールズ・サウンドの総本山とか噂ばっかり先行で当時はまったく入手出来ずの夢のレーベルだったからでしょう。唯一入手出来たのが、このドン・ヴァーナーの"Down in Texas b/wMasquerade"(South Camp 7003)のみ、そう、ソウル・ミュージックに燃えていた70年代から80年代に掛けてのお話。

そのQuinvy/South Camp録音が初めてLP化されたのがCharlieから出て後にOvertuneでCD化された4枚のシリーズ「SWEET SOUNDS OF MUSCLE SHOALS」と、日本のTrue Soundなるレーベルがトニー・ボーダースの単独盤と共に1000枚限定のナンバリング入りで出した「South Camp Quinvy Revue」というコンピLP。多分True Sound盤が少しだけ早くリリースされた記憶がありますが、いずれも80年代後半頃でしたか。

True Sound盤はともかくCharlie(Overtone)盤はQuinvy/South Camp~マッスルショールズといえどもデモ録音も含んだ玉石混淆もので結構聴き難かったりしました。

South Camp South Camp

で そのSouth Camp/Quinvyレーベルですが、マッスルショールズのプロデューサーでパーシー・スレッジの育ての親であったことでも知られるクイン・アイヴィーの持っていた65年頃から70年頃まで活動していたレーベル。よく知られるのはこのドン・ヴァーナー、トニー・ボーダース、ビル・ブランドンといったところですが、単発録音ながらZ.Z.ヒルの"Faithful & True"(後にMankindでいち早くLP化)が一般的には一番知られているところかも。

で 本盤はそのドン・ヴァーナーのQuinvy/South Campからのシングル3枚のほかDownbeat、House Of Orange、Veepから80年代に入って出されたRoaring等々に残されたシングル曲を集めたもの。

この人はダーティなバリトン声を振り絞るように歌うジャンプ・ナンバーが持ち味でガツガツとノリの良い曲が続きます。中でもやはりマッスル録音(プロデュースはエディ・ヒントン!)がバックの良さにも耳が行き格別。65年録音の"I Finally Got Over"のお茶目な曲も好きだったりします。ただ、コレ!って一発曲が無いのと本人の資質/趣向に合わなかったのかバラードが1曲も無いのが残念ではあります。

1. More Power To Ya'
2. Handshakin'
3. Mojo Mamma (Quinvy)
4. Down In Texas (South Camp)
5. Here Come My Tears Again (Downbeat)
6. Masquerade (South Camp)
7. Home For The Summer (South Camp)
8. I Finally Got Over (Downbeat)
9. The Sweetest Story (South Camp)
10. I'm Still In Love With You
11. One Woman Man
12. Power Of Love
13. You Left The Water Running
14. I Can If You Can (House Of Orange)
15. That's All Right (House Of Orange)
16. Tear Stained Face (Quinvy)
17. Meet Me In Church (Veep)
18. He Kept On Talking
19. I'd Like To Be (Roaring)
20. Keep On Doing What You’re Doing (Roaring)
21. When It’s Over
22. Laying In The Gap (Retour)
23. You Threw Water On A Drowning Man (Retour)



Don Varner ---- Masquerade



Don Varner ---- Tear Stained Face




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