Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Mushroom - Carol of Harvest

2014年01月12日 | 60's,70's Rock
1,Early One Morning..../Mushroom (Phoenix) 1CD 900円
アイルランドはダブリン出身のバンドが73年に自主制作でリリースした一作。90年代に入ったころの英国フォーク自主制作盤再評価で真っ先に有名になった一枚ですね。私が知ったのはロックダイビングマガジンかそこからの例の「ラビリンス」でだったと思うので90年代の半ば過ぎ頃だったでしょうか。
この印象的なキノコのジャケットが気になって聴きたくて聴きたくて......。で やっと手に入れたのが当時この手の自主盤を多く再発していたLittle WingレーベルからのCD(忘れもしない、六本木の今は亡きWAVEにて2,650円で購入)、が 悲しいかなこのCDはジャケットが見事にそっけないものに変えられておりました。

で 今では色々なレーベルからリリースされていますが今回購入盤はPhoeniXレーベルからの紙ジャケCD。
バンドの基本はトラッド・フォークなのでしょうが、ハープシコードやリコーダーがたなびく美しいフォーク、正当トラッドやジグ&リールがあったかと思えばエレピとギタギタのギターが跳ね回るヘヴィなプログレ風があったり結構やりたい放題、そんなところが自主盤らしいとも。


Mush

Mush


その昔に買ったLittle Wing盤と共に
Mush


Mushroom - Johnny The Jumper - 1973


Mushroom - Crying 1973


Mushroom - The Liathdan .1973












2,same/Carol of Harvest (Guerssen) 1LP 600円
ドイツのフォーク/プログレ・バンドが1978年に200枚だけリリースしたという自主盤をスペインのレーベルが限定700枚で再発したもの。バンドのバイオグラフィーと写真を掲載したインサートまで付けて非常に丁寧なツクリのLPです。
風のSEでスタートし当時16歳だという女性ボーカルが歌いだす哀感漂うフォーク・ロックから次第にシンフォニックなプログレサウンドに変化し様々に展開していく15分を超える長尺の1曲目が素晴らしい出来で引き込まれます。ドイツのバンドなれどすべて英語で歌われ物憂げな英国フォークの如し。

オリジナル・メンバーのギタリストがこのバンド名を名乗って30年振りという復活作もあるようです。

Carol

Carol

Carol of Harvest 01 Put On Your Nightcap


Carol of Harvest - 03 Somewhere At the End of the Rainbow


Carol of Harvest - 05 Try A Little Bit

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2 コメント

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Carol of Harvest (t-izu)
2014-01-13 10:01:03
というバンド初めて知りました。管理人氏の仰られる英国フォーク云々より、全体をベタっと覆う叙情性や何やらもっさり(失礼)した感じは、日本のプログレ・バンドを思い浮かべました。もっともその手の音は全く聴きませんので、いささか偏見を帯びた漠然とした印象ではありますけど。
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Re:Carol of Harvest (Jahking@管理人)
2014-01-13 19:15:47
日本のプログレ・バンドというとノヴェラ、ケンソー、アインソフ、美狂乱、新月、アウターリミッツとか結構シンフォニックなのしか思い浮かばない(と いってもそれほど聴いていたわけではありません)のですが、ちょっとそこらとは違いますよね。いや、音楽性は違っても「ベタっと」「もっさり」とかいう感覚は似ているかもしれませんね。
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