Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

J.A.T.P. 1950s

2012年11月30日 | Jazz
むぅー、この定価5.000円の懐かしの箱物が100円です、呆れますね。吉祥寺DUジャズ館でのお買い物。
JATP: Jazz at the Philharmonicとはいうまでもなく当時は興行師だった後にClef~Norgran~Verveを立ち上げるノーマン・グランツが率いた一大ジャズ興行の総称。公演の始まりは1944年。
この箱物、いずれもポリドールが1971年にリリースしたもの。同時に「40年代のJATP」も出ていました。

1,Jazz at the Philharmonic 1950s/V.A. (Verve) 3LP 100円
ロイ・エルドリッジ、デイジー・ガレスビー、バディ・デフランコ、ベニー・カーター、レスター・ヤング、ライオネル・ハンプトン、オスカー・ピーターソン、バーニー・ケッセル、ハーブ・エリス、レイ・ブラウン、ジーン・クルーパ、等々が出演した1952年から55年の公演を収録。

JATP






2,J.A.T.P. in Tokyo/V.A. (Verve) 3LP 100円
そのJATPが1953年の11月に来日、有楽町の日劇で行ったコンサートの模様を収録したのがこの箱。
オスカー・ピーターソン、レイ・ブラウン、ハーブ・エリス、ベニー・カーター、ベン・ウェブスター、フリップ・フィリップス、チャーリー・シェイバース、ビル・ハリス、ウィリー・スミス、ロイ・エルドリッジ、ジーン・クルーパ、J.C.ハード、そして、歌手はエラ・フィッツジェラルドという布陣。
1953年と云えば昭和28年、終戦後たった8年しか経過していない時期。何でもこの東京公演は11月3日から8日まで12回も行われたと、それにしてもこの拍手喝采振りはどうだ。12回の公演はいずれも満員であったことが伺えます。この時期ですから進駐軍の兵士も大挙して来ていたのだろうか。
録音は東京放送のディレクターの方が中心となって行われた(そのD氏がテープを保存していて音盤化が実現した由)そうですが、観客の反応を含めて臨場感/音質は極めて良好、素晴らしい録音です。

JATP

Blues for Greasy - JATP Jam Session 1950


Oscar Peterson -Tenderly live JATP in Tokyo 1953

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2 コメント

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JATP (jahking@管理人)
2012-12-01 02:33:34
シュミットさん、いつもどうもです。
ほんの一部カビが出てきているような古い日本盤にありがちなコンディションでした(DUでの評価はBとなっていました)。が まぁ、何はともあれ100円には驚きてす。でももう1セットあったのもこの価格でしたのでDU店頭ではこれはもう定価のようです(勿論状態にもよるでしょうが)。
お近くに店舗あれば是非チェックを。最近DUは通販に力を入れているのでそちらなら必ずや在庫があるのでは? (まったく未チェックです) ただ仰る通りこの箱はつくりがしっかりし過ぎていて実に重い、通販には向かない商品ではありますね。
私も今度は40年代のを狙うつもりです。
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まいりましたネ (シュミット)
2012-11-30 22:37:25
こんばんは、シュミットです。ホントあきれてモノが言えないほどすばらしい買い物ですね。しかもきっちり聴いてらっしゃるのがえらい!こういう日本の箱モノってのは発売当時はけっこうレコード会社が力を入れて作られたものが多くて、作りも丁寧ですよね。

このJATPモノはコンディションもよさそうで、うらやましいかぎりです。とくにIN TOKYOは私も探そうット!
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