Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

The Robbs

2010年07月05日 | 60's,70's Rock
1,same/The Robbs (Collectors Choice) 1CD 600円
大好きなエリック・アンダーソン作"Violets of Dawn"が1曲目に入っていたので興味を覚え買ってみたもの。

ウィスコンシン州出身のドナルドソン3兄弟が中心となった4人組で、当初はRobby & the Robinsと名乗って"Surfer's Life"のシングル盤をリリースしています(Rhinoの名サーフ・コンピ「SURF&DRAG VOL.2」で聴けます)。その後ハーモニーを生かしたポップロックバンドに方向転換、66年にディック・クラークに認められテレビ・ショー「Where the Action Is」のハウスバンドに抜擢され、Mercuryと契約、数枚のシングルを出した後1967年にリリースしたのが本盤。レーベル側が標榜したのはモンキーズ、カウシルズ、タートルズといったところでしょう。

キャッチーなメロディーに爽やかなハーモニー、時代に順応したソフトなサイケ風味にビートルズをはじめとするブリティッシュ・インヴェイジョンからの影響と60年代後半アメリカのポップロック・グループの典型を聴く思い。個人的にはかなり気にいっています。

因みに全10曲のうち7曲はメンバーのオリジナル、残り3曲のうちシングルカットもされた"Bittersweet"は当時グラスルーツやバリー・マクガイア等を手掛けていたP.F.スローン/スティーヴ・バリの作。後にDunhill~ABCに移籍するのもこのあたりがキッカケかも。本盤を買うキッカケとなった"Violets of Dawn"は残念ながらどーってことの無い出来、この曲のベスト・ヴァージョンはやっぱりブルース・プロジェクトによるものでしょう。

Mercuryを離れた68年からAtlantic、Dunhill、ABCでシングルをリリース、最後のABCではCherokeeとバンド名前を変えアルバムをもリリースしています。以前Dunhillのレコードを集めていた時期があってその際にこれを入手していました、こちらに載せてあります。

ということで、まるで知らない存在だったのですが、調べて見れば偶然にも前身バンドも後身バンドも聴いていたわけで、ひとしきり身近な存在になってしまったバンドでした。


Robbs


The Robbs...Race With The Wind


Bittersweet - The Robbs (1966)


The Robbs - Rapid Transit


The Robbs and Friends


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2 コメント

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Cherokee (Gravenites)
2010-07-06 02:50:02
またしても偶然でCherokeeは先週も聴こうと思ってレコード棚から抜いてきたばかりでした。

彼等はRobbsから派生したバンドでしたか。
いやこのマーキュリーからのアルバム、何度か目にしましたが聞いたことがなかったのですが、ポップですか。そのジャケットからして聞いてみたくなるものを持っていました。

しかしTV番組のレギュラーになるくらいなので演奏力はかなりしっかりしているかと思われます。
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The Robbs (Jahking@管理人)
2010-07-07 21:22:22
CherokeeをひっぱりだすってGravenitesさんらしいですね、実に。カントリー・ロックのそっちとはまったく違う音楽性ですが、このロブスもいいですね、オススメです。

このCDのライナーによるとこのCherokeeの後にRobb3兄弟はハリウッドに「Cherokee Studio」を開設、300以上のプラチナ/ゴールド・レコードを生み出す有名スタジオになったそうです。
http://www.cherokeestudios.com/
http://en.wikipedia.org/wiki/Cherokee_Studios
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