1,Deep Freeze/Albert Collins (Snapper) 2CD 1,160円
テキサスの凶暴無比・切り裂きギタリスト、アルバート・コリンズ。その名に興味を覚えたのは雑誌「The Blues」での吾妻光良氏の記事だったはず(それはそれは毎回熱い記事でした)。
多分はじめて聴いたのはFlyrightのLP「Huston Getto Blues」に入っていたBig Walter Priceのバックで弾いた"My Tears"。空間を切り裂くような緊張感バリバリのギター。こんなギターがあっていいの? いや、もうノケゾリました。
で 探しまくり、Red Lightninから出ていた69年のフィルモアでのライヴを収めた「Alive&Cool」、Imperialでのソロ作3枚、それにTambleweed盤「There's Gotta Be a Change」を購入。吾妻氏がコリンズを知ったというTCF-Hall(後にBluethmbから再発)からの「The Cool Sound of Albert Collins」がどうしても入手出来なかったのも懐かしい思い出。
そのアタリはこちらにジャケ写を載せています。
そうこうしているうちに1978年にAllgatorから「Ice Pickin'」が出て一気に注目を浴び、吾妻光良氏の布教活動の成果もあって日本でも80年代に入ってリリースされ大ブレークしていくのはご承知の通り。
残念ながら93年に亡くなりましたが、その遺伝子はメンメンと。
このアルバート・コリンズを現すキーワードは「Cool」「Freeze」「Ice」。自己名義最初の45'sが「The Freeze」そして「Frosty」、バックにオルガン奏者を加えるのが好みだったようで以後そのサウンドは「Cool Sound」と呼ばれるようになった由。
ということで、本盤。最近よく見掛ける廉価盤レーベルSnapperから出た2枚組CD。
前述の69年のフィルモアでのライブ「Alive & Cool」と73年のライヴ「Live at El Mocambo Club」の2枚のカップリング。原盤はLed Lightnin。
いずれもオーディエンス録音でBoot扱いであったものですが、いつの間にかLed Lightninが権利を持って堂々と発売されるようになりました(本盤にもUnder license from Red Lightninとのクレジットあり)。
いずれのライヴもオルガンを加えたCool Sound。紫煙漂うフィルモア・ウエスト、ビル・グラハムのMCに続いて出てくるいきなりの切り裂きギター、クールなオルガンと相俟ってロックの聖地を一瞬にして埃まみれテキサスの大地に変貌させます。
因みにフィルモア・ウエストの出演者リストをチェックすると、コリンズの聖地登場は68年に1回、69年に2回、70年に1回の計4回。
うち69年は
16-17 January 1969 Creedence Clearwater Revival, Fleetwood Mac, Albert Collins
15-17 July 1969 B.B. King, Elvin Bishop Group, Albert Collins
本音源がいずれかは判りませんがフィルモアらしい興味深い共演者ですね。
Disc2の73年のライヴは11月20日カナダはトロントのエル・モカンボなるクラブで録られたもの。かつてP-VineがRed Lightnin盤CDに帯を付けて「ライヴ1973」として日本発売もされていたもの。
やはりオルガンを加えたバンド(The Moe Peters Bandと上記のCDにはクレジット)をバックにしています。サウンドはまったく同様のクール・サウンドでカミソリのようなテレキャスターが空間を切り裂いていきます。コリンズが好きだったというオルガン奏者ジャック・マクグリフの曲を演っているのが面白いところ。
本CDでも聴ける十八番"Frosty"の1985年ヴァージョンです。
Albert Collins-Frosty
テキサスの凶暴無比・切り裂きギタリスト、アルバート・コリンズ。その名に興味を覚えたのは雑誌「The Blues」での吾妻光良氏の記事だったはず(それはそれは毎回熱い記事でした)。
多分はじめて聴いたのはFlyrightのLP「Huston Getto Blues」に入っていたBig Walter Priceのバックで弾いた"My Tears"。空間を切り裂くような緊張感バリバリのギター。こんなギターがあっていいの? いや、もうノケゾリました。
で 探しまくり、Red Lightninから出ていた69年のフィルモアでのライヴを収めた「Alive&Cool」、Imperialでのソロ作3枚、それにTambleweed盤「There's Gotta Be a Change」を購入。吾妻氏がコリンズを知ったというTCF-Hall(後にBluethmbから再発)からの「The Cool Sound of Albert Collins」がどうしても入手出来なかったのも懐かしい思い出。
そのアタリはこちらにジャケ写を載せています。
そうこうしているうちに1978年にAllgatorから「Ice Pickin'」が出て一気に注目を浴び、吾妻光良氏の布教活動の成果もあって日本でも80年代に入ってリリースされ大ブレークしていくのはご承知の通り。
残念ながら93年に亡くなりましたが、その遺伝子はメンメンと。
このアルバート・コリンズを現すキーワードは「Cool」「Freeze」「Ice」。自己名義最初の45'sが「The Freeze」そして「Frosty」、バックにオルガン奏者を加えるのが好みだったようで以後そのサウンドは「Cool Sound」と呼ばれるようになった由。
ということで、本盤。最近よく見掛ける廉価盤レーベルSnapperから出た2枚組CD。
前述の69年のフィルモアでのライブ「Alive & Cool」と73年のライヴ「Live at El Mocambo Club」の2枚のカップリング。原盤はLed Lightnin。
いずれもオーディエンス録音でBoot扱いであったものですが、いつの間にかLed Lightninが権利を持って堂々と発売されるようになりました(本盤にもUnder license from Red Lightninとのクレジットあり)。
いずれのライヴもオルガンを加えたCool Sound。紫煙漂うフィルモア・ウエスト、ビル・グラハムのMCに続いて出てくるいきなりの切り裂きギター、クールなオルガンと相俟ってロックの聖地を一瞬にして埃まみれテキサスの大地に変貌させます。
因みにフィルモア・ウエストの出演者リストをチェックすると、コリンズの聖地登場は68年に1回、69年に2回、70年に1回の計4回。
うち69年は
16-17 January 1969 Creedence Clearwater Revival, Fleetwood Mac, Albert Collins
15-17 July 1969 B.B. King, Elvin Bishop Group, Albert Collins
本音源がいずれかは判りませんがフィルモアらしい興味深い共演者ですね。
Disc2の73年のライヴは11月20日カナダはトロントのエル・モカンボなるクラブで録られたもの。かつてP-VineがRed Lightnin盤CDに帯を付けて「ライヴ1973」として日本発売もされていたもの。
やはりオルガンを加えたバンド(The Moe Peters Bandと上記のCDにはクレジット)をバックにしています。サウンドはまったく同様のクール・サウンドでカミソリのようなテレキャスターが空間を切り裂いていきます。コリンズが好きだったというオルガン奏者ジャック・マクグリフの曲を演っているのが面白いところ。
本CDでも聴ける十八番"Frosty"の1985年ヴァージョンです。
Albert Collins-Frosty
トレブル10、ベース0、アンプも同じでミドルも10というセッティング、更に独自の変則チューニングらしいです。
いい音がしますね。
この人だからでしょうが
でも顔が怖い(笑)