Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Blues ! Blues ! Part-2

2008年10月20日 | Blues,R&B,Gospel
1,Does 12/Robert Jr.Rockwood (Trix) 1LP 840円
かつてTrioから出ていたDelmark盤「Steady Rollin' Man」そして1975年の『第1回ジャパン・ブルース・カーニヴァル』への出演で日本のブルース・ファンにはお馴染のロバート・ジュニア・ロックウッドの1977年盤。
アルバムタイトル通り全編でお得意の12弦ギターを弾いております。

上記アルバムに比べるとチト安易なつくりかなぁとも思いますが、まぁあのロバート・ジュニアですから。

奥様とツーショットのジャケ写、素晴らしいですね、人柄までも忍ばせます。

Robert Jr.2



2,same/Baby Boy Wallen (BBW) 1LP 315円
デトロイトのダウンホーム・ブルースマン、ベイビー・ボーイ・ウォーレンの1949年から54年までの録音をほぼ完璧に収めた20曲入りLP。
ディスコグラフィーがこちらにありました。

落ち着いた語り口で唸るドロリとしたミディアム・テンポのブルース、同じようなテンポ/曲調が続き一聴とっつきにくいのですが、一曲一曲じっくり聴くとじんわりと効いてきます。噛めば噛むほどってやつですね。サニー・ボーイⅡがバックについたものや絶妙なウォッシュボードが付いたものもあります。

以前こちらで取り上げたデトロイト・ブルースを聴くには欠かせぬ古典的名盤にも4曲入っておりました。

Baby Boy



3,Being Black Twice/Peppermint Harris (Home Cooking) 1LP 735円
何故かSeald盤がロックエサ箱に紛れて入っていたのですかさずゲット。
なんとも爽やかな芸名を名乗る40年代後半から活躍しているテキサスのシンガー/ギタリスト。日本では70年代のブルース・ブームの頃からJewel録音の曲が紹介されていてその名は知られているはず。

本盤は1958年から1975年に録音されていた1990年に出た未発表曲集。Jewel録音にもありましたがこの人結構八方破れなとこがあって、ここでもスティール・ギターを交えたり面白いことも演っています。普通にブルースを歌うと地味めの人なんですけど。

P.Harris 



4,Three Kings and The Queen/V.A. (Spivey) 1LP 1,050円
ブルース・クイーンといえばこの人、ヴィクトリア・スパイヴィ。戦前、それも1920年代から活動をしていたクラシック・ブルースの大御所。
Spivey RecordsはLen Kunstadt というヴィクトリアに魅せられた白人とヴィクトリアが1961年の設立したレーベル。最近はあまり見掛けなくなりましたが、かつては結構アチコチで見掛けましたね、このレーベルのブツ。
驚くことに今もこのレーベル、活動しているのですね。オフィシャル・サイトがこちらにありました。

で 本盤。タイトル通りビッグ・ジョー・ウィリアムス、ルーズベルト・サイクス、ロニー・ジョンソンの3人のキングにヴィクトリアの4人をフューチャーしたもの。数あるSpiveyレーベルの作品の中でも特にロック・ファンには知られたアルバムがコレではないでしょうか。

ジャケットにもあるようにビッグ・ジョー・ウィリアムスのセッション4曲のうち2曲にボブ・ディランが参加、ハーモニカでバックをつけているのです。うち1曲"Sitting on Top of the World"ではハーモニカだけでなくリフの部分をビッグ・ジョーと一緒にがなっています、また、ハーモニカ・ソロの出だしでは"Play Boy!"なんて掛け声をかけられていたりします。その録音時スタジオでの写真が上記Spivy Recordsのサイトで見れます。

これが1962年3月2日のこと。この約2週間後の19日にはディランのデビュー・アルバムがColumbiaから発売されるのです。どうです? そう聞くと聴きたくなりませんか? この演奏。

Spivey Spivey



5,Mouth Harp Maestro/Walter Horton (Ace) 1LP 315円
後にSun Recordsを設立することになるサム・フィリップスによって1951年2月と6月にメンフィスで録音されモダン/RPMで発売された13曲に同時期にバックをつけた3曲を収録した、極初期のビッグ・ウォルターが聴ける決定版。

当時ウォルターは"Mumbles"Hortonと名乗っており、この"Mumbles"とは「モゴモゴする」といった意味ですが、ウォルターのハープを聴けば一聴瞭然ですね。変幻自在のウォルターのハープが堪能出来る好編集盤。そのままの内容でCD化もされていました。

Big Walter









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