Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Sacred Steel

2006年09月17日 | Blues,R&B,Gospel
ここ数年話題のセイクリッド・スティールのCDをバーゲン箱で見つけました。

1,Train don't leave me:The 1st Annual Sacred Steel Convention/V.A (Arhoolie) 1CD 300円
フロリダを拠点に100年の歴史を持つというアメリカのキリスト教宗派「ハウス・オブ・ゴッド教会」が礼拝にパイプ・オルガンの替わりにスティール・ギター(ラップまたはペダル)を使い出したのがSacred Steelの起源。以来永い年月その宗派内のみでひっそりと演奏されていたようですが、90年代に入りとある民族学者が再発見して話題となりArhoolieのクリス・ストラクウィッツが発売したこのCDとか、東芝から日本盤も出たことがあるこのCDが発売されたのを機に一気に知られていったようです。
よって簡単に云ってしまうとSacred Steelとはスティール・ギターを使ったゴスペル音楽ですね。03年にはこのCDにも入っているRobert Rundolph、Cambell Brothersが来日公演まで行ってしまったのも記憶に新しいところです。

で、本CDはフロリダはロリンズ・カレッジで2000年4月に行われた第1回セイクリッド・コンベンションのライヴ盤。もうかなりモダン化されたものも多くブギ・ビートに乗ったモダン・ブルースのアプローチとかビートルズの"Come Together"をモチーフに使ったロック風なもの、ジャム・バンド風な長尺ものから、オーセンティックなゴスペル・アプローチの曲等々多彩なスタイルが聴けます。いずれにしてもゴスペル音楽ですから高揚に次ぐ高揚、興奮度はかなりのもの。
そのスティール・ギターも歪ませたまるでデュアン・オールマン風からカントリーから一瞬ハワイアンかと思わせるような繊細なものまで多彩。

こちらで是非試聴してみてください。

Sacred Steel

コメント    この記事についてブログを書く
« Herbie Mann | トップ | Female Singers »

コメントを投稿