Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

The Day The Music Died

2007年12月23日 | 50's 60's Oldies
ドン・マクリーンが"アメリカン・パイ"でバディ・ホリー、リッチー・ヴァレンス、ビッグ・ボッパーが飛行機事故死した1959年2月3日のことを「The Day The Music Died」~「ロックン・ロールが死んだ日」と歌っています。

偶然そのうちの二人、バディー・ホリーとリッチーヴァレンスのCDが某CD屋の100円均一箱に打ち捨てられておりまして救済しました。

1, Rare Tracks/Buddy Holly (Teichiku) 1CD 100円
いや驚きました、こんなものがCD化されていて日本盤まで出ていたとは! だって、この元になったLP2枚ってBootでしょ? ジャケットまでそのまんまです、アナログ時代から洋楽に関してはキワモノが得意なテイチクさんらしい一枚です。

77年にCricketなるレーベルから出た2枚のLPの2in1で、中身はインタビュー、スタジオ・アウトテイク、デモ、ライヴそれに飛行機事故当日の模様を伝えるラジオ放送のエア・チェック(ご丁寧にも2局分も)までを収めた貴重って云えば貴重でしょうが余程のマニアか好き者しか手を出さないようなもの。

このCD、89年というCD初期に出たものですが当時どれだけ売れたのでしょう、英断(無謀無知とも云える)の発売です。


Buddy2


好き者の私はこの元になったLPも持ってまして、その2枚のLP裏面です。
Buddy3 Buddy4 



2,Special Collection/Ritchie Valens (Del-Fi) 1CD 100円
これも上記同様テイチクさんから91年に発売された日本盤です。恐らく日本独自の編集盤だと思います。
ライナー(TBSの宮内鎮雄さん)に興味深い記述が。このリッチー・ヴァレンスのレコードって日本で発売をされたのはリアルタイムではまったく出ていなくて、やっとリリースされたのは死後10数年も経った頃だったようです。おまけに単独アルバムの発売はこのCDの発売時まで無かったとのこと。80年代にはその生涯を描いた映画「ラ・バンバ」が公開されましたが、その時でさえサントラが出た程度だったそうです。
本国に比べて日本での知名度/評価の低さはこういうことが原因のひとつだったのですね。

かくいう私もこの人をまとめて聴いたのはライノから再発されたDel-FiのLPでですから80年代のはじめ頃でしょうか。

でこのCDは多分同時に出たと思われる"ラ・バンバ"とか"ダナ" "カモン・レッツ・ゴー"等々のヒット曲を入れたベスト盤の補完と云える内容です。
ファースト・アルバムから5曲、死後に出されたというセカンド・アルバムから5曲、そして1958年12月リッチーの母校パコイマ・ハイスクールでのライヴから5曲、それにDel-Fiレコードのオーナー、ボブ・キーンの自宅で録音されたデモ・テープから5曲。

このリッチー・ヴァレンス、レコード・デビューから僅か9ヶ月、17歳の若さで不幸にも亡くなったわけですが、テックス・メックス・サウンドに通ずるメキシコ人のチカーノ・ロックのパイオニアとして今もその名を残しているわけですが、"ラ・バンバ"とか"ダナ" "カモン・レッツ・ゴー"あたりの曲は今聴いても魅力充分。私も大好きです。

そういえば映画「ラ・バンバ」で電話ボックスの中でアコギを弾きながら受話器に向って切々と"ダナ"を歌う場面は今も目に残っています。


その映画から"Donna"はこちらで。

そしてマッコイズのカバーでお馴染み、最高にかっこいい曲"Come on Let's Go"はこちらで。

Valens Valens2

コメント (2)    この記事についてブログを書く
« King Cobras & Deep Harmoni... | トップ | Jazz Rock »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Re:リッチー (Jahking@管理人)
2007-12-23 12:34:00
音楽も容貌もたしかに17歳とは信じがたいです。早熟とはいえ凄いですね。先ほどベスト盤聴いていたのですが天才ですよ、この人。チカーノ風味がたまりません。
返信する
17 (uni)
2007-12-23 11:24:52
リッチーって17歳で....

何度も写真を見る度に思うんですが
見る度にお顔が老けていくように感じます。
返信する

コメントを投稿