1,Levels and Degrees of Light/Richard Abrams (Delmark) 1LP 800円
シカゴを拠点に1965年に創設されたAACM(Association for the Advancement of Creative Musicians:創造的音楽家の進歩のための協会)の発足人の一人で初代リーダーだったリチャード・エイブラムスの1968年盤。
ジャズを聴き始めた頃、多分に踏み絵的な存在だったのが、ESP Diskの諸作とDelmarkのAACM関連の諸作。前者が肉体派で動とすれば後者はアフリカン・アメリカンでありながらヨーロッパ的知的要素を感じる頭脳派で静、そんな対比のイメージを持っていました。そんなイメージを持ったのもこのリチャード・エイブラムスと本作にも参加しているアンソニー・ブラクストンのその後の活動/音楽性によるものが多かったのだろうと今にして思います。
A-1で聴けるクラリネットの狂的咆哮、A-2でのピアノに絡みつくサックスの混沌、B-1の詩の朗読で始まりどの迄行っても音の固まりな23分間。先に頭脳派的なイメージを持っていたと書きましたが、あらためて聴く本作は思いのほか肉体派的側面(A-2)もあるものです。
Side A
1. Levels And Degrees Of Light
2. My Thoughts Are My Future - Now And Forever
Side B
1,Bird Song
Muhal Richard Abrams (clarinet,piano) Leroy Jenkins (violin) Charles Clark, Leonard Jones (bass) Thurman Barker (drums) David Moore (poet) Anthony Braxton (alto saxophone), Maurice McIntyre (tenor saxophone),Gordon Emmanuel (vives),Penelope Tarlor (vocal)
June 7th, 1967 Sound Studios, Chicago, IL (USA)
Released in 1968
Muhal Richard Abrams The Bird Song Part 1
2,Shining Hour:Denny Zeitlin Trio Live at the Trident (Columbia) 1LP 400円
サンフランシスコの精神科医兼ピアニスト、デニー・ザイトリン。もうウン十年前、ジャズ喫茶に足しげく通っていた頃、この人、人気ピアニストだったなぁ....と記憶が蘇り思わず手が出た一枚。このほかに何枚かのスタジオ録音があったように記憶しますが、1曲目に"セント・トーマス"の入った1965年のライヴを録った本盤が一番人気でした。
本当に久しぶりに聴いて、ちょっと固くしたビル・エヴァンス、そこまで壊れないスティーヴ・キューン、そんなイメージが湧いてきた、要は白人ピアニストの系譜。この後に出てくるキース・ジャレット、チック・コリアに繋がっていくのかな。
入手盤はCBS Sonyからの国内盤、それも1,500円で出ていた廉価盤シリーズの一枚。やっぱり、その後も人気盤だったのですね。
Side A
1. Introduction
2. St. Thomas
3. Carole's Waltz
4. Spur Of The Moment
5. Where Does It Lead
6. Lonely Women
Side B
1. My Shining Hour
2. Quiet Now
3. At Sixes And Sevens
4. What Is This Thing Called Love
Denny Zeitlin(p), Charlie Haden(b), Jerry Granelli(ds)
Denny Zeitlin - Blue Phoenix
シカゴを拠点に1965年に創設されたAACM(Association for the Advancement of Creative Musicians:創造的音楽家の進歩のための協会)の発足人の一人で初代リーダーだったリチャード・エイブラムスの1968年盤。
ジャズを聴き始めた頃、多分に踏み絵的な存在だったのが、ESP Diskの諸作とDelmarkのAACM関連の諸作。前者が肉体派で動とすれば後者はアフリカン・アメリカンでありながらヨーロッパ的知的要素を感じる頭脳派で静、そんな対比のイメージを持っていました。そんなイメージを持ったのもこのリチャード・エイブラムスと本作にも参加しているアンソニー・ブラクストンのその後の活動/音楽性によるものが多かったのだろうと今にして思います。
A-1で聴けるクラリネットの狂的咆哮、A-2でのピアノに絡みつくサックスの混沌、B-1の詩の朗読で始まりどの迄行っても音の固まりな23分間。先に頭脳派的なイメージを持っていたと書きましたが、あらためて聴く本作は思いのほか肉体派的側面(A-2)もあるものです。
Side A
1. Levels And Degrees Of Light
2. My Thoughts Are My Future - Now And Forever
Side B
1,Bird Song
Muhal Richard Abrams (clarinet,piano) Leroy Jenkins (violin) Charles Clark, Leonard Jones (bass) Thurman Barker (drums) David Moore (poet) Anthony Braxton (alto saxophone), Maurice McIntyre (tenor saxophone),Gordon Emmanuel (vives),Penelope Tarlor (vocal)
June 7th, 1967 Sound Studios, Chicago, IL (USA)
Released in 1968
Muhal Richard Abrams The Bird Song Part 1
2,Shining Hour:Denny Zeitlin Trio Live at the Trident (Columbia) 1LP 400円
サンフランシスコの精神科医兼ピアニスト、デニー・ザイトリン。もうウン十年前、ジャズ喫茶に足しげく通っていた頃、この人、人気ピアニストだったなぁ....と記憶が蘇り思わず手が出た一枚。このほかに何枚かのスタジオ録音があったように記憶しますが、1曲目に"セント・トーマス"の入った1965年のライヴを録った本盤が一番人気でした。
本当に久しぶりに聴いて、ちょっと固くしたビル・エヴァンス、そこまで壊れないスティーヴ・キューン、そんなイメージが湧いてきた、要は白人ピアニストの系譜。この後に出てくるキース・ジャレット、チック・コリアに繋がっていくのかな。
入手盤はCBS Sonyからの国内盤、それも1,500円で出ていた廉価盤シリーズの一枚。やっぱり、その後も人気盤だったのですね。
Side A
1. Introduction
2. St. Thomas
3. Carole's Waltz
4. Spur Of The Moment
5. Where Does It Lead
6. Lonely Women
Side B
1. My Shining Hour
2. Quiet Now
3. At Sixes And Sevens
4. What Is This Thing Called Love
Denny Zeitlin(p), Charlie Haden(b), Jerry Granelli(ds)
Denny Zeitlin - Blue Phoenix
マニアックでありながら、日本の音楽界に大きな影響を与えた、まさしくオンリーワンなミュージシャンでした。
明日は「Rock’n’ Roll お年玉」聴いて ご冥福をお祈りしたいと思います。
僕に音楽を聴く楽しさを教えてくれた先生です。
あぁ、涙が止まらないヨ。今、はっぴいえんどLive On Stageの「春よ来い」を大音量で聴いてます。苦情が来たって知るものか。
あぁどうしていいのかわからない。