April March - Lydia Pense

1,Chrominance Decoder/April March (Ideal) 1CD 100円
何も聞かされずにこれを聴いたらまず間違いなくフランス人と思うはず、が、さにあらず、1965年N.Y.生まれのれっきとしたアメリカ人。なりきりフレンチ・ロリータですね。
安っぽいウチコミに最小限の楽器/ストリングスを乗せてラウンジーにオシャレに60年代っぽく。
10数年前はこんなロリータ・ヴォイスにエセ・フレンチが結構氾濫して食傷気味な時もありましたが、久し振りに聴くとやっぱ和みます。


April March - Nothing New


April March - Garden of April



こんなイエイエばかりをカバーしたアルバムも出しています。この曲はフランス・ギャルのカバー"娘たちにかまわないで"。
April March - Laisse Tomber les Filles








2,Transfusion/Lydia Pense & Cold Blood (Dig Music) 1CD 100円
あの1971年の「Fillmore Last Day」にも参加していたサンフランシスコのホーンを入れた大所帯バンド。同郷のタワー・オブ・パワーと似た音楽性を持ち兄弟バンドのイメージもありますが、こちらのほうがよりR&B的でメインはあくまでリディア・ペンスのボーカルにあったバンド。

71年頃だったか銀座ヤマハの階上の会議室にダンボール箱を並べた輸入盤バーゲンセールで2ndの「SISYPHUS」を買ったのを思い出します。
（ついでながら、その当時そのヤマハビルの上にあったヤマハ・ホールでは月に１回「ニュー・ミュージック・マガジン」の新譜試聴会が開かれていました、壇上に机に乗ったレコード・プレイヤーを置いて、DJは勿論中村とうようさん、毎月これが楽しみでその時のお姿とお声はいまでもはっきりクッキリ目と耳に残っています。R.I.P.）

閑話休題　
ということで、そのリディア・ペンス率いるコールド・ブラッドのなんと76年以来29年振り2005年に出したアルバムがこれ。派手さはないものの円熟味バリバリ、何ら変わりのないその姿勢に思わずニンマリ。




Lydia Pense & Cold Blood Live @ Yoshi's in Oakland


2009年の雄姿
Lydia Pense & Cold Blood "Face The Music"



こちらが、71年「フィルモア最期の日」の映像
Coldblood