1,Where Were You When I Needed You/The Grass Roots (Rev-Ola) 1CD 840円
1966年のグラスルーツのファースト・アルバム12曲にシングル曲3曲に4曲のデモ録音を加えたCD。
良く知られるようにこの頃のグラスルーツはP.F.スローンとスティーヴ・バリの作り上げた実体の無いゴーストバンド。
リード・ボーカルはP.F.スローン。サウンドは典型的なDunhill産フォーク・ロック。オリジナル曲もいいですが、S&Gの"I'm a Rock"、ラヴィン・スプーンフルの"You didn't Have to be do nice"、タートルズの"You Baby"、ディランの"Ballad of a Thin Man"、ビートルズの"悲しみをぶっとばせ"もいいのです。その後のホーンをバンバン入れたヤンキー・サウンドのグラスルーツも最高ですが、このフォークロック時代の爽やかサウンドも格別ですね。
2,Crimson & Clover-Cellophane Symphony/Tommy James & The Shondells (Rhino) 1CD 500円
このションデルスのファースト・アルバムを取り上げたときに当ブログのお客様にコメントをいただきチェックしていたもの。Amazonのマーケット・プレースでこんなお値段で見つけ早速購入した次第。
ションデルスのいずれも1969年発表の7枚目と8枚目のアルバムの2in1CD。
大ヒットした"Crimson & Clover"からして一聴穏やかなポップソングですが、ワウとファズのギターが使われていてそこはかとなくサイケ。
圧巻はアルバム・タイトルにもなっている"Cellophane Symphony"、10分近くに渡って目くるめくサイケデリックな世界が広がります。サイケといっても小難しいことをやっているわけではなく根はポップ。
時代が時代ですから何をやってもサイケっぽく聴こえるということもあるのですが、この曲はその構成/アレンジを含めて素晴らしい出来。
アルバム2枚で20曲、1曲を除いてすべてトミー・ジェイムズが加わったメンバーのオリジナル。プロデュースもトミー・ジェイムズ。才を感じますね。
トミー・ジェイムズとこのバンド、チャート狙いだけのポップ・バンドというイメージでしたが、そのイメージは見事に覆されましたね、聴き応え充分でした。
3,Everybody Loves a Clown-She's Just My Style/Gary Lewis & The Playbys (Liberty) 1CD 840円
ゲイリー・ルイスとプレイボーイズの3rdアルバム「涙のクラウン」と4thアルバム「あの娘のスタイル」の2in1アルバム。
上記ションデルスで「チャート狙いだけのポップ・バンド」というネガティヴな表現を使いましたが、このゲイリー・ルイスは正にソレ。ですがここまでやってくれるとその潔さに脱帽。職人が寄ってたかって作り上げた宝石。キラキラ輝くエヴァー・グリーンのアメリカン・ポップ・ワールドでこの時代のゲイリー・ルイスは文句なし。
中でも一番好きなアルバムがこの「涙のクラウン」。67年くらいまでのゲイリー・ルイスが嫌いな60'sポップス・ファンなんているのでしょうか?
4,same/The Love Exchange (Sundazed) 1CD 525円
60年代後半に隆盛を誇ったスパンキーとアワー・ギャング、サンシャイン・カンパニー、エターニティーズ・チルドレン、オクトーバー・カントリーなど紅一点の女性シンガーをフロントに置いた今で云うソフト・ロック/サイケ・バンドと同傾向のサンフランシスコ・ベースのバンド。そのTowerから1968年にリリースされた唯一のアルバムに未発表曲、デビュー・シングルの別テイク等6曲を加えたSundazedからのCD化盤。
前身はファナティクスなるサーフ・バンドだそう。紅一点のリード・シンガー、ボニー・ブラントはなんと16歳。バンド名からサンシャイン・カンパニーのような太陽サンサンのサンシャイン・ポップを想起しますが、とても16歳とは思えないボニー嬢の人を突き放すようなボーカルにダークなギター、浮遊するオルガンとサイケ・マニアにも支持されるであろうサウンド。1曲目からしてアラン・トゥーサン作でリー・ドーシー、ソロモン・バークで知られる"Get Out of My Life Woman"、あのバターフィールド・ブルース・バンドもカバーしていた曲。16歳の女の子が歌う曲じゃないですよね、普通。
ということで、バンド名、ジャケットから想像していた音とは大分違いましたが、これはこれで充分面白いものでした。
1966年のグラスルーツのファースト・アルバム12曲にシングル曲3曲に4曲のデモ録音を加えたCD。
良く知られるようにこの頃のグラスルーツはP.F.スローンとスティーヴ・バリの作り上げた実体の無いゴーストバンド。
リード・ボーカルはP.F.スローン。サウンドは典型的なDunhill産フォーク・ロック。オリジナル曲もいいですが、S&Gの"I'm a Rock"、ラヴィン・スプーンフルの"You didn't Have to be do nice"、タートルズの"You Baby"、ディランの"Ballad of a Thin Man"、ビートルズの"悲しみをぶっとばせ"もいいのです。その後のホーンをバンバン入れたヤンキー・サウンドのグラスルーツも最高ですが、このフォークロック時代の爽やかサウンドも格別ですね。
2,Crimson & Clover-Cellophane Symphony/Tommy James & The Shondells (Rhino) 1CD 500円
このションデルスのファースト・アルバムを取り上げたときに当ブログのお客様にコメントをいただきチェックしていたもの。Amazonのマーケット・プレースでこんなお値段で見つけ早速購入した次第。
ションデルスのいずれも1969年発表の7枚目と8枚目のアルバムの2in1CD。
大ヒットした"Crimson & Clover"からして一聴穏やかなポップソングですが、ワウとファズのギターが使われていてそこはかとなくサイケ。
圧巻はアルバム・タイトルにもなっている"Cellophane Symphony"、10分近くに渡って目くるめくサイケデリックな世界が広がります。サイケといっても小難しいことをやっているわけではなく根はポップ。
時代が時代ですから何をやってもサイケっぽく聴こえるということもあるのですが、この曲はその構成/アレンジを含めて素晴らしい出来。
アルバム2枚で20曲、1曲を除いてすべてトミー・ジェイムズが加わったメンバーのオリジナル。プロデュースもトミー・ジェイムズ。才を感じますね。
トミー・ジェイムズとこのバンド、チャート狙いだけのポップ・バンドというイメージでしたが、そのイメージは見事に覆されましたね、聴き応え充分でした。
3,Everybody Loves a Clown-She's Just My Style/Gary Lewis & The Playbys (Liberty) 1CD 840円
ゲイリー・ルイスとプレイボーイズの3rdアルバム「涙のクラウン」と4thアルバム「あの娘のスタイル」の2in1アルバム。
上記ションデルスで「チャート狙いだけのポップ・バンド」というネガティヴな表現を使いましたが、このゲイリー・ルイスは正にソレ。ですがここまでやってくれるとその潔さに脱帽。職人が寄ってたかって作り上げた宝石。キラキラ輝くエヴァー・グリーンのアメリカン・ポップ・ワールドでこの時代のゲイリー・ルイスは文句なし。
中でも一番好きなアルバムがこの「涙のクラウン」。67年くらいまでのゲイリー・ルイスが嫌いな60'sポップス・ファンなんているのでしょうか?
4,same/The Love Exchange (Sundazed) 1CD 525円
60年代後半に隆盛を誇ったスパンキーとアワー・ギャング、サンシャイン・カンパニー、エターニティーズ・チルドレン、オクトーバー・カントリーなど紅一点の女性シンガーをフロントに置いた今で云うソフト・ロック/サイケ・バンドと同傾向のサンフランシスコ・ベースのバンド。そのTowerから1968年にリリースされた唯一のアルバムに未発表曲、デビュー・シングルの別テイク等6曲を加えたSundazedからのCD化盤。
前身はファナティクスなるサーフ・バンドだそう。紅一点のリード・シンガー、ボニー・ブラントはなんと16歳。バンド名からサンシャイン・カンパニーのような太陽サンサンのサンシャイン・ポップを想起しますが、とても16歳とは思えないボニー嬢の人を突き放すようなボーカルにダークなギター、浮遊するオルガンとサイケ・マニアにも支持されるであろうサウンド。1曲目からしてアラン・トゥーサン作でリー・ドーシー、ソロモン・バークで知られる"Get Out of My Life Woman"、あのバターフィールド・ブルース・バンドもカバーしていた曲。16歳の女の子が歌う曲じゃないですよね、普通。
ということで、バンド名、ジャケットから想像していた音とは大分違いましたが、これはこれで充分面白いものでした。
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