Pradomania:featuring Latin Hits by Perez Prado / The Big Bay Band's - Francs Bay (Omega Disk) 1LP
えーと、ジャケ&レーベル買いです(笑)
これを出しているのがOmega Discなのです。70年代くらいからジャズに親しんだ方ならOmegaと聞いてピンと来る方もいるかなと。そう、絶好調時期のアルト奏者アート・ペッパーが1957年に吹き込んだレーベルで、そのセッションは当時オープンリールでしか発売されず大方には幻の演奏となっていたもの、それが70年代に入って日本のテイチクが(たぶん)世界に先駆けてLP化し超が付くほど話題になったものでした........。
と、そんなことがあってOmega Diskの名がしっかり頭に焼き付いているわけです。だからどーした? 云われそうですが。まぁ、そんなこんなこんなでOmega Diskのロゴを見るとついつい手が出てしまうのです、過去に2枚買ったものなんてまるで門外漢のクラシックものだったりします、アホですね(苦笑)
で、本盤、このOmegaレーベルで10数枚のLPとテープをリリースしているベルギー出身のアレンジャー/指揮者フランシス・ベイなるお方が指揮するThe Bay Big Bandのペレス・プラドを中心にしたラテンヒット曲集。リリースされたのは1958年、ペッパーのテープ発売と同時期ですね(しつこい(笑))。ということで中身は今で云うラウンジ・ラテンといわれるものかな。
Pradomania
Tequila
やはり自分が集めているイギリスのオーケストラのテッド・ヒースの作品をFrancs Bayが取り上げたのが妙に気になっていたことありました。ワン・コインで買えるテッド・ヒースをわざわざなぜ?
今回のラテンで赤盤のは見たことがありません。ラテンは情熱的だから赤盤なのでしょうか?確かに購買欲をそそります。
50年代から60年代初めころでしょうか、赤盤とか青盤って結構ありましたね、FantasyとかDootone(Doot)とかとか。東芝はホコリが付かないとかうたっていましたが米盤のは? 単に奇をてらったものだったのでしょうか。
私もエリントンやスタン・ケントン集ならともかく、何故わざわざ似たような立ち位置の英国テッド・ヒース楽団を取り上げるのか不思議に感じました。
ラテン物も結構やっているようですが、ご紹介のプラード集について野暮を承知で言えば、プラードの持つキレもケレンもない凡庸な演奏ですね(苦笑)
>プラードの持つキレもケレンもない凡庸な演奏...
そうか、やっぱりそうなのですね、ラテンの割にはボーっとした演奏だとは思いましたが、これを凡庸だと表現できないテイタラク(苦笑)