1,KATH 1/Kath (Rockadelic) 1LP 1575円
メリーランド州で活動していたフランス系アメリカ人のVal Rogolinoなるドラマーが仲間を集めて1974年に制作した自主制作盤のRockadelicからの再発LP。
オリジナル盤はハンドメイドにより60枚のみ作られたそうな。
ファズ・ギターがうなるいわゆるヘヴィ・サイケものからピアノ/アコギでのアシッド・フォークが中心となっていますが、リーダーのVal君は1964年ビートルズのエド・サリヴァン・ショー出演時のTVを見て音楽に目覚めたそうで"ノルウェイの森"のカバー、更にはレイ・ピーターソンの1960年の大ヒット"ローラに好きだと言ってくれ~Tell Laura I Love Her"をストレートに気持ちよさそうに歌っているものがあったりもします。
オーバー・ダブを繰り返したからか全体に深いリヴァーブが掛かって曲間には妙なSEとか仲間うちでのおしゃべりが入ってよく判らない構成、歌も演奏もヘロヘロでシロート・レベルで典型的な自主盤の様相。しかしながら、これがなんともヘタだからって簡単に切り捨てられないもの。
メジャー・シーンには決して現れない時代に埋もれてしまった有象無象が蠢くアンダーグラウンドの世界を垣間見せてくれる(ような気がする)ところがこの手の自主盤の魅力。魅力と書きましたがここを魅了と取るか否かがこの手の音盤評価の分かれ目。魅力と取る私のような人間には本盤の復刻には諸手を挙げて賛同します。
こっちはジャケ裏、どうやら中心人物のVal君が書いたもののよう。
メリーランド州で活動していたフランス系アメリカ人のVal Rogolinoなるドラマーが仲間を集めて1974年に制作した自主制作盤のRockadelicからの再発LP。
オリジナル盤はハンドメイドにより60枚のみ作られたそうな。
ファズ・ギターがうなるいわゆるヘヴィ・サイケものからピアノ/アコギでのアシッド・フォークが中心となっていますが、リーダーのVal君は1964年ビートルズのエド・サリヴァン・ショー出演時のTVを見て音楽に目覚めたそうで"ノルウェイの森"のカバー、更にはレイ・ピーターソンの1960年の大ヒット"ローラに好きだと言ってくれ~Tell Laura I Love Her"をストレートに気持ちよさそうに歌っているものがあったりもします。
オーバー・ダブを繰り返したからか全体に深いリヴァーブが掛かって曲間には妙なSEとか仲間うちでのおしゃべりが入ってよく判らない構成、歌も演奏もヘロヘロでシロート・レベルで典型的な自主盤の様相。しかしながら、これがなんともヘタだからって簡単に切り捨てられないもの。
メジャー・シーンには決して現れない時代に埋もれてしまった有象無象が蠢くアンダーグラウンドの世界を垣間見せてくれる(ような気がする)ところがこの手の自主盤の魅力。魅力と書きましたがここを魅了と取るか否かがこの手の音盤評価の分かれ目。魅力と取る私のような人間には本盤の復刻には諸手を挙げて賛同します。
こっちはジャケ裏、どうやら中心人物のVal君が書いたもののよう。