Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Nostalgia Music for Lovers (CD編)

2009年05月06日 | ノンジャンル
1,Betty Boop Musical Cabaret/V.A. (Big Ear Music) 1CD 105円
ミッキーマウス、ドナルドダックにポパイなどと共にアメリカン・アニメーションの黄金時代を支えたキャラクターがベティ・ブープ。全盛期は1930年代だそう。
その後も日本でもCMに登場したりしてお馴染(多分私もそれで知ったのでしょう)。
そんなベティさん所縁の音楽を集めたCD。

Betty

Sweet Old fashion Girl




2,Werd Lullaby/Babs Gonzales (Blue Note) 1CD 105円
ボーカルをスキャットで楽器のように操る下世話部門の御大、バブス・ゴンザレスの1949年から1958年までの録音を集めたもの。ソニー・ロリンズ、JJ.ジョンソン、アート・ペッパー、ウィントン・ケリー、等々キラ星の如くのジャズメンが共演してバブスの豪快なスキャットと共にそのアドリブを競い合います。タイトル曲はソニー・ロリンズの初録音だそう。

Babs



3,Swing Guitar/Django Reinhardt and his American Swing Big Band (Jass) 1CD 105円
膨大にあるジャンゴ・ラインハルトの録音ですが、これは1945年12月残されたビッグ・バンドとスモール・コンボをバックにした放送録音を収録したもの。
ジャンゴというとステファン・グラッペリのヴァイオリンを入れたスモール・コンボのジプシー音楽で馴染んでいますが、これはジャズメンとの共演で一味違うジャンゴが聴けました。

Django

django reinhardt.




4,Rare V-Discs Vol.2:The Big Band (RST) 1CD 105円
V-Discなるものの存在を知ったのはウン10年前のこと、当時足繁く通っていた水道橋にあった中古屋さんに大量に入荷したのを見たときが出会い。1枚300円~500円という値が付いていて、当時は家にまだSPを掛けることの出来るプレイヤーがあったこともあったこともあってスタン・ケントン、フランク・シナトラ、トミー・ドーシーなんて知った名のを10枚近く買ったものでした。通常は白地に赤と青の刷り色のレーベルなのですが、クリスマスものには黄緑の刷り色もあったのを思い出します。

その見つけた当初はどんなものか知らずに買っていたわけですが、V-Discとは第2次大戦中にアメリカ政府が兵士の慰問(リクレーション)用に製造した12インチのSP盤で戦地へはその蓄音機と共にパラシュートで落としていったというものです。
V-Disc用の録音もあったようで戦後はマニアの間では珍重されていてかつて日本でもそのV-Disc録音をLP化したシリーズも出ていました(確か徳間音工)。

つーことで、本CDはそんなV-Discのビッグ・バンドものを収めたもの。ジミー・ランスフォード、ルイ・プリマ、キャブ・キャロウェイ、サム・ドナヒュー、ジミー・ドーシー、スタン・ケントン、バディ・リッチのオーケストラが入っています。

V-Disc

V-Disc



5,Jammin' at Commodore/Eddie Condon & Bud Freeman (Commodore) 1CD 105円
ギター奏者のエディ・コンドンが率いるWindy City Sevenとテナー奏者のバッド・フリーマン率いるHis Gangの1938年Commodore録音を集めたCD。
所謂トラッド・ジャズで刺激的なアドリブが飛び出してくるわけではないのですが、スイング命の管とリズムセクションの絡み合いが聴きものなのでしょう。

Commodoreというとビリー・ホリデイとかレスター・ヤングが吹き込んだレーベルとして知られますね。

Condon



6,Greatest Hits/Billie Holiday (Flash) 1CD 105円
ドイツ製の所謂キオスクCD。
思えばVerve録音以前のCDって持ってなくて、このCDには私がビリー・ホリディを初めて認識した曲で今も時々LPを取り出しては聴いている"Lover Comeback to Me" "I Cover The Waterfront"が入っていたので思わず買っちゃいました。

その2曲はCommodore録音なのですがこのCDのものは放送録音もののようです、後年の放送録音らしきライヴも入って色々と。

Billie

Billie Holiday - Strange Fruit


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5 コメント

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> Betty Boop (通りすがり)
2009-05-06 18:57:21
こういうのが出てきたので、
筒井康隆御大の「ベティ・ブープ伝」
購入したまま、読んでいなかったことを思い出しました。
読んでみようかな...
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Unknown (sugarfoot)
2009-05-06 19:59:15
実のある買物ですねぇ。バブス・ゴンザレスやジャンゴ・ラインハルトが105円とは

ジャンゴのYou Tubeに出てくるのはステファン・グラッペリ?
白髪の好々爺のイメージしかないもんで判断しかねますが、面影があるようにも思えます。
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追記 (通りすがり)
2009-05-06 22:01:49
「ベティ・ブープ伝」を読み始めたら、
Cab Calloway が出演する、
その名も Minnie The Moocher (邦題、ベティの家出)
というのがあるとのこと。
早速、youtube で調べたら、以下のアニメがありました。
http://www.youtube.com/watch?v=HaZOXF83zBg

> sugarfoot さん
ナレーションで、Stephane Grappelli と言っていますので、
たぶんそうでしょう。
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Betty & Djyango (Jahking@管理人)
2009-05-06 23:16:29
>通りすがりさん
当時大人気だったキャブ・キャロウェイが出ていたりベティ・ブープはホントに凄いキャラクターだったんですね、You Tubeで以前サッチモとの共演ものも見たことがあります(今は削除されていました)。
筒井さんが「ベティ・ブープ伝」を書かれているというのは知らなかったです。

>sugarfootさん
こんなのが100円ってマニア度が高い中古は売りにくいのでしょうが、やっぱり基本的にCDも売れなくなってきているのかなぁとか思ってしまいます。

ステファン・グラッペリの映像は確かに我々の知っている後年のお姿からすると別人ですね、こんなにダンディだったとは!
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ありがとうございます (sugarfoot)
2009-05-07 20:09:12
To 通りすがりさん
>ナレーションで、Stephane Grappelli と言っています

ナレーション、全く気にかけてませんでした。ご教示ありがとうございます。

To Jahkingさん

>基本的にCDも売れなくなってきているのかなぁ

海外のオークションをされる方のお話ではコレクター盤の出品が増えているとの事。不況で手放すヒトが多いんでしょうか?
確かにダウンロードしてHDに放り込めば場所も取らないですが、なんか味気ないですね。



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