大竹英二のHARMONICAライフ

ハーモニカの音色を心地良い風と共にお届けしています!
コロナになってからはミュージシャンのお弁当も時々up🍱

ベンド・BEND・Bending

2014-06-02 11:16:56 | Weblog
数あるハーモニカのうち、吹き口が10個しかない「10Holes Harmonica」
この楽器で、もっとも必要となるテクニックが「ベンド」
本来曲げるという意味の英語。

ハーモニカの構造は、息を使ってリードと呼ばれる小さな金属(主に真鍮)の振動版を揺らして音を出すように作られてます。
このリードが、息づかいによって正常に振動しないと変な音がします。
これを利用して音程をコントロールする事を「ベンド」と言います。
イメージはリードが曲がったような変わったような音色がすることからかの単語が使われているのかな~と思います。

多くの教則本に「ベンドの仕方」と掲載されてますが、自分のものにするには中々難しい…
強く吸う、口の形をア~からウ~に変える、下を丸める、バケツいっぱいの水を細いストローで一息に吸い込む等‥
僕自身も、冷えたマッ○シェイクを吸う感じ、とか何とか紹介してました
要するに本人も口の中は見えないのでどうやっているのかが解らないのです。
これにはホントに困りものです

ポイントはどうやって息を吸って、リードの振動を変化させるか
普段音を出している時、舌はどこにありますか?どんな形をしてますか?
これを知っておくと良いかと思います。そして音を出しながら舌をゆっくりと動かします。
ヨヨヨヨ…と発音するように。この時にオウオウオウ…とならないように注意が必要です
なぜなら、オウオウは母音の発音になるのであごが動きます。しかしヨヨヨヨは子音の発音になるのであごは動かず、舌だけが動くそうです。

母音はあごの形で決まるそうです。そこに子音という雑音(ノイズ)を足すと沢山の言葉に変化ができます。では、どのようなノイズを、どのように出しているか試してみましょう

S+Uでス~
これは上あごに舌を限りなく近づけて息の流れを狭く速くしている状態
Sh+Uでシュ~
さらに舌の中央に窪みをつけているような感じかな?
Y+Uでユ~
舌の奥が奥歯に触れながら、ほんの一瞬舌が上にあがり、息の流れを変化させているが、ユと発音した瞬間には通常の位置に戻っている
K+Uでク~
喉の奥が鳴っている感じ。これを寝ながら息を吸いながら行うといびきになる
G+Uでグ~グ~ガンモ知ってる人は少ないか…
クに非常に似ているが喉の奥の鳴っている場所が微妙に違うような…

さて、先ほどのヨヨヨヨ~はいかがでした?舌の動きに合わせて音が揺れれば良しです。
それがベンドの一歩手前。その舌をさらに大きくユックリと動かすとより大きく音が変化すると思います
特に喉と感じる場所は、実は舌の付け根だったりします。
舌の先や、中央部分、舌の根本(付け根)等を意識して、普段どのように動かしているか感じてみて下さい。まずは、己を知ると言うこと。そこから新しい未来が始まります
しかし、発音は息を出して発声するのですが、ベンド音の多くは吸っています言葉同様の動きを吹く吸うの息違いで正しく再現できるか
なんでもトライあるのみ頑張りましょう
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