JASAファームでの出来事

(社)日本動物支援協会(JASA)=Japan Animal support Association=

9月のポニースクール第10回

2013-09-30 | ポニースクール
9/29(日)のポニースクールの報告です!
この日の参加者はゆうかちゃん、みゆうちゃん、まゆちゃん、ともかちゃん、りょうまくん、さくらちゃん、ななほちゃん、ふうこちゃん、のどかちゃん、ひなちゃん、ひよりちゃん、みうちゃん、こはくくん、みのりちゃん、あゆみちゃん(初)で、なんと…
15人
すごーい。
たくさんのご参加、ありがとうございます!!

この日のポニースクールの馬房(馬小屋)掃除では、少し厳し目の時間設定をしてみました。
「~分までに馬房掃除を終わらせるぞー。」
みんながかなりテキパキとやらないと、終わらないくらいの時間です。


途中で何度か声をかけながら見ていたのですが、人数が多いので、徐々に暇をもてあます子が出てきました。
すると中学生や経験者を中心に、少しずつ周りの子に声をかけるようになっていきました。

「○○ちゃんは片づけを始めて。」
「今のうちに○○を持ってきてくれる?」
「こっちが終わったから、あっちを手伝おう!」

いつもだとそれぞれが何となく自分の思った通りに動いて、何となくうまくいってしまう日もありますが、たいていそういう時は、することがわからなくて、もしくは何もしなくても済んでしまって、ボケっとしている子がいることが多いものです。

しかしこの日は「何もしていない子」が少なかったと思います。
早く終わらせるためには誰がどうしたらいいか。
この次に何をするべきか。
そんなことを考えながらやってくれる子が多かったので、予定より少し遅れたくらいで馬房掃除は終わりました。
おかげでポニーに乗る時間も、長めに取ることが出来ましたね。


馬装(ポニーに乗る準備)をしているところです。
やり方がわかる子は、どんどん自分でやってみたいので、積極的に手を出します。
これは基本的にはいいことです。
しかし特に人数が多い日は、やり方があまりわからない子や消極的な子は、黙って見ていることが多くなるのも事実です。
さて、こんな時はどうなるのかなーと思って見ていると、中には周りを見回す余裕のある子がいて、参加するように促してくれたりしていました。
特に今回参加してくれた2人の中学生(ゆうかちゃんとみゆうちゃん)は、ずいぶんと周りを見る余裕があったようです。
自分がお姉さんの立場であるということと、自分がそうしてもらったことがあるという経験からくるものなのでしょう。
そういったお姉さんたちの気遣いに気づいてくれた子が、今度は自分より低学年の子に対して優しくなってくれたらいいなぁと思います。






(今回は特に人数が多いので、みんなのがんばっている姿は、この記事最後のフォトチャンネルでご覧下さい。)
この日の軽乗では、様々な目標に向かってがんばってもらいました。
速歩(はやあし)のポニーの上で、片手を○秒離してみる、両手を○秒離してみる、手を○回叩く、などなど。
始めは1秒しか手を離すことが出来なかった子も、次は3秒に挑戦してみる。
3回しか手を叩くことが出来なかった子も、次は10回にチャレンジしてみる。
しかも目標を自己申告制にすることによって、努力に対して前向きになる。
人によって進歩の度合いは様々ですが、次の目標に向かってがんばってみようという、心の成長を手助けできたらいいなと思っています。
そしてがんばっている子を見れば、周りの子も少なからず影響を受けますしね。


大人も含めて18人という大所帯だったので、お昼ご飯は外で食べました。
外で食べるのは気持ちがいい!…けど、ちょっと暑かったですね

調理班と外準備班とに分かれたのですが、時間が余った外準備班は自ら、竹筒で作った花瓶に花を差してテーブルに飾ってくれました。
ありがとう!!
そして昼ごはんを作ってくれた調理班もありがとう!!
美味しかったよ!


さて。
この日の午後のプログラムは「お菓子作り」でした。


特別講師として、スイーツ王国からやってきたスイーツ王子をお招きしました(正体は…JASAシェルターのボランティアさんなんですけどね)。

この日作るのは「ずんだはっと」です。
「ずんだ」はおわかりですね。
「はっと」は東北地方を中心とした郷土料理で、他地方では「すいとん」とか「ひっつみ」などと呼ばれるものに近いです。

ものすごく大雑把に、作業工程を説明します。


小麦粉をこねて、「はっと」のタネを作ってしばらく寝かせます。
その後小さく千切って指で伸ばし、茹でて「はっと」の出来上がり。

茹でた枝豆を鞘から出し、薄皮もむきます。
この薄皮をむくという作業で、子どもたち、豆飛ばしまくり
そのせいもあって、この工程がものすごく時間がかかりました。


むいた枝豆を、まずは袋に入れて、すりこ木で叩きます。


その後、すり鉢で砂糖を混ぜながらゴリゴリ。
これでずんだも完成です。
ちなみにこの枝豆、王子自らが、借りている畑で育てた無農薬の枝豆です。
茹でただけでも、すごく美味しい!!


というわけで、「ずんだはっと」の完成!
思いのほか、それぞれの作業に時間がかかってしまい、食べ始めたのはポニースクール終了予定時間の15時
ご父兄の皆様、終了が遅くなってすみませんでした!

とっても美味しかったのですが、ちょっと残念だったのは、結構ずんだ嫌いの子が多かったこと
もりもりと「はっと」だけを食べている子もいました


まぁ、とにかく。
スイーツ王子、ありがとうございました!
またいつか、お菓子作りをやりましょう。


この日のポニースクールの様子はこちらからどうぞ!


PON

9月のポニースクール第9回

2013-09-29 | ポニースクール
9/28(土)のポニースクールの報告です!


この日の参加者は2人。
参加回数最多を誇るみぎわちゃんと夏休み蔵王JASAファームキャンプ参加後、常連さんのともかちゃんです。






馬房(馬小屋)掃除やポニーの手入れ、馬装(馬に乗る準備をすること)をしています。

この日は2人しかいないので、何をやるのも2人でやります。
協力するのはもちろんのことですが、小学生の頃からこういったことをしている中学生のみぎわちゃんにとっては簡単なことでも、今月からポニースクールに通い始めたともかちゃんにとっては大変なことがいっぱい。
さて、どうなるのかなぁと思って黙って見ていると、もちろんともかちゃん一人で大変なところはみぎわちゃんが手を出しますが、ともかちゃんにやり方を教えて、後はじっと見ていることもしばしば。

この「待つ」ということ、大人(特に親)にとっては、出来そうでなかなか出来ないことでもあります。
困っている子どもを目の前にすると、ついつい口を出したり手を出したり。

「ほら、ここはこうするのよ。」
「こうやった方が早いでしょ?」

もちろん時と場合によっては手出し口出しは必要ですが(危険が伴うような時など)、これも度が過ぎると、どんな時でも大人に頼ってしまうような子どもに育ってしまいます。
自分で考えたり努力したりしなくても、ちょっと待っていれば大人が手を貸してくれるはず。
それじゃあ…良くないですよね。

失敗したって構わない。
間違ったって、やり直せばいい。
少しくらい遅くなったっていい。
ちょっとぐらい痛い思いをしたって、そこから学べばいい。

我々はそんなことを大切にしたいなぁと考えています。
それくらいの余裕のある大人に、そしてそれくらいのことは許せる社会にしたいものです。
みぎわちゃんがこんな風にできるのは、ここまでそういう人たちの中で育ってきたからなのでしょうね。


ここまでの写真でもおわかりのように、この日乗るポニーはパトラン。
JASAファームで乗れるポニーの中では、一番小さいです。
しかし、小さいからといってあなどるなかれ。
小さいポニーだからこそ、難しいこともたくさんあります。


前回参加したポニースクールで、やっとパトランへの飛び乗りに成功したともかちゃん。
彼女にとっては、止まっているパトランに飛び乗ることも大きなチャレンジです。
失敗もしたけど、諦めずに何度も挑戦。
だいぶコツがつかめてきましたね


軽乗にも挑戦。
みぎわちゃんにとって、背の低いパトランへの飛び乗りはそんなに難しいことではありません。
しかし速歩(はやあし)のパトランに乗り続けることは、少し大変だったと思います。
ノーマンやクロゴマの方が背中が広いので安定感があるし、歩幅の小さなパトランでは揺れる回数もかなり増えます。


しかしさすがはベテランのみぎわちゃん!
速歩での膝乗りにも成功しました。
やるじゃん


ともかちゃんも負けじと、常歩(なみあし)のパトランでいろんなことに挑戦。
「無理!」とか「助けて!」とか言いながらも、がんばりましたね。


最後には止まっているパトランの上での直立までできるようになりました。
でも実はこれ、この前に「無理」だと言って、一度は直立を諦めたんです。


こうやって支えてもらっての直立まではいけたのですが、その後座り込んでやめてしまいました。
しかし。
恐怖心を克服して、最終的には支え無しでの直立までたどり着きました。
よくがんばった!!
やるじゃん




こんなことにも挑戦しました。
側方回転降りという技です。
パトランは背が低いので、地面に頭がついちゃいそうで、ちょっと怖いです

この日はこの後、手綱操作の練習もしました。
2人だと、目いっぱい乗れますな。


みんなでお昼ご飯を作って食べた後は、この日の特別プログラム「竹馬に挑戦!」です。


タイトル「さぁ、これから竹馬だ!と意気込む2人と通りがかりの竹ざお屋さん」


竹を切る女。


竹を割る女。
気性のさっぱりした人の性格のことを「竹を割ったような」と表現しますが、実際自分で竹を割ってみると、この言い回しの意味がわかりますね。
ともかちゃんも「あぁ、なるほど」と言っていました。
まぁ、そもそもこの言い回し自体を知らなかったので、どれくらい「あぁ、なるほど」なのかわかりませんが。


…昔気質の職人にしか見えませんが。
あぐらかいて、難しい顔して。


師匠と弟子。


竹馬作りの一番のポイントは、いかにしっかりと紐でぐるぐる巻きにできるかです。
これがゆるいと、後で苦労します。
他はそんなに難しいところはありません。
そんなこんなで、なんとか自分たちで竹馬を作ることが出来ました。

さぁ、いざ竹馬に挑戦!!


まずは補助付きで練習。
と思っていたら…


まずはともかちゃんが歩けるようになりました。
どうやら幼稚園の時に竹馬に乗ったことがあるそうな。
うまいもんだ。
帰る頃にはかなり長い距離を歩けるようになっていました。
子どもの上達って早いですね。


そうこうしているうちに、みぎわちゃんも乗れるように。
今日が竹馬初挑戦。
始めのうちはだいぶ苦戦していましたが、徐々に歩ける距離が伸びていきました。
あとは練習あるのみ!!


大人も挑戦!


お、できる大人


お、できない大人
いつもポニースクールに顔を出してくれる、JASAシェルターボランティアのワタナベくんです。
がんばれー。
見ていた感じだと、ワタナベくんに限らず、やっぱり大人の方が明らかに上達の速度が遅いですな。
子どもってスゴイ。

昔ながらの遊びって、自分で作るところから始まるのがすごくいいと思います。
作るのだけがうまくても乗れなかったり。
乗ること自体は上手な人でも、うまく作れなかったら、やっぱり乗れなかったり。
さすがにTVゲームを自分で作るところからやる人は、ほとんどいませんよね。
自分で工夫して作ったおもちゃに愛着を持ち、そして上達するために練習する。
竹馬ひとつとっても、大切なこと、学ぶことがいっぱいあるなぁと感じました。
時間があれば、竹を取りに行くところからやりたいものです。

これからもポニースクールではこんなプログラムを用意して、みなさんをお待ちしています!!


この日のポニースクールの様子はこちらからどうぞ!



お、職人!
今度は何を…。

PON

9月のポニースクール第8回

2013-09-23 | ポニースクール
9/23(月)のポニースクールの報告です。
この日のポニースクール参加者は8人。
まゆちゃん、みもりちゃん、さくらちゃん、りょうまくん、ひなちゃん、こはるちゃん、はなちゃん(初参加)、ゆうなちゃん(初参加)です。

この日はポニーに乗って、外に散歩に出かけました(外乗:がいじょうと言います)。

馬房(馬小屋)掃除の後、まずはみんなでお弁当作りをしました。


おにぎりを握って…さくらちゃん、手がすごいことに
握る時は、先に手に水をつけましょう






作っていたのはただのおにぎりではなく、「まっくろくろすけおにぎり」です。
まっくろくろすけとは…あの、となりのナントカに出てくるアレです。
いろんなまっくろくろすけがいますな

お弁当が出来たら、外乗へ出発だー!!
















いつものフィールドから飛び出して、ポニーに乗ってお出かけするのは楽しい!!
普段、何気なく車の中から見ている風景。
でもいつもと違う高さからのんびりと眺めることで、いろんな発見があります。
葉っぱの中に隠れている木の実、風に揺れるススキ、田んぼで稲刈りをするおじさん。
すれ違う車や通り過ぎるコンビニの中から、みんなが驚いた顔でこちらを見ていましたね
子どもたちひとりひとりと、じっくり話しをすることもできました。
普段ではなかなかできないことです。

ポニーのボロ(ウンチ)を拾うための道具や飲み水を入れたピッチャーなんかを運びために、リヤカーを持っていきました。
小さな子どもたちにとって、リヤカーを引いて運ぶのは大変な仕事です。
でもみんなのために、そしてポニーのために。
下り坂も上り坂もデコボコ道も。
この日初めて会ったお友達同士でも、みんなで協力して引っ張ってくれました。


お昼ご飯休憩のひとコマです。
ここまでがんばってみんなを乗せてくれたノーマンとパトランに、みんなで「ありがとう!」を言いました。
ポニーは、自動車や自転車のような道具とは違います。
「生き物」なので、長いこと歩けば、当然疲れます。
ポニーとともに過ごすことで、生き物に対する愛情や感謝の気持ちが自然と芽生えてくれたらいいなぁと思っています。
まぁ、当のポニーたちはこっちにお尻を向けて、草を食べるのに夢中なんですけどね




広瀬川の川原でお昼ごはん!
自分たちで作ったまっくろくろすけおにぎり、美味しかったかな?
この日のメニューはおにぎりとタマゴ焼きと鳥天の甘酢がけでした。


食後の運動!
なんだかただ暴れているようにしか見えませんが、みんなで石の遠投をしています。


ダンゴムシ見つけたー!
夢中になって何を探しているのかと思ったら、これだったんですね。
この後、ものすごい数のダンゴムシをボクにくれました。
あ、ありがとう


はーじーめーのーいーっぽ!
「ダルマさんが転んだ」ならぬ、「デイヴさんが転んだ」をしました。
まぁ、ルールは一緒ですけど。




獲物を狙う肉食獣みたいになってますが、これも「デイヴさんが転んだ」のひとコマです。
ゲーム機なんかで遊ぶのも楽しいのでしょうが、やっぱり子どもたちはこういう遊び、好きなんですね。
あんまり夢中になってやっているので、時間内に帰れないかと思いました

ボクたちにとっても、外乗はとても楽しみなプログラムのひとつです。
風景の中にも子どもの中にも、いろんな発見があります。
月に一回は外乗プログラムを入れていこうと思いますので、みなさんの参加をお待ちしています!!!

この日のポニースクールの様子はこちらからどうぞ!


PON

9月のポニースクール第7回

2013-09-22 | ポニースクール
本日のポニースクールは何をしたかというと

チキンライスを丸めて


のりと、チーズを切って


卵を焼いて


こんな感じに仕上げてみました




キャラ弁ならぬ、キャラごはんということで、オムライスでくまの形を作って卵を毛布に見立てまして、
名付けて 「オヤスミ くまさん」

さらにシェルターのボランティアさんの昼食には



こんな感じでおっきな「オヤスミ くまさん」をお届けしました

本日の参加者は、ゆずちゃん、ひよちゃん、ひよりちゃん、ななほちゃん、のえちゃん、シズキちゃん、くんぺいくんの7人

みんなで和気あいあいと、キャラごはん作りに挑戦していました。
しかし、かわいい物に対する女の子の熱意とか、発想力って本当にすごいですよね!
「オヤスミくまさん」の仕上がりはみんな想像以上で、チーズでお人形をつくって持たせたり、のりやケチャップで布団に柄をつけたり、楽しそうにデコレーションしていました。デイヴとPONさんは驚くばかりです
さらに、いただきますをしたらあっさりとみんな食べちゃうところもびっくりですよね

午後はなんと半年以上ぶりに場長 あたろうの熱血 乗馬指導でした



あたろうは以前の職場で軽乗という乗馬方法を毎日子どもたちに教えていた、いわばプロフェッショナル
いつも指導しているデイヴやPONさんとやってる内容は一緒でも、緊張感が一味違いました。

子ども達もそんな空気は感じるもので、いつもより真剣に、それでいて楽しそうに軽乗にチャレンジしていました。











適度な緊張感が子どものチャレンジ精神をに火をつけたようで、いつもならあきらめてしまうような速足での飛び乗りや、横からの飛び降りにも挑戦していました。すべてがすぐに結果につながるわけではありません。今日はすごく頑張ったけど出来なかった事もありましたが、精いっぱいやりきった時の顔はすがすがしいものがあると感じました。
そして、今日精一杯やった事が、明日以降の結果につながると感じる事が出来たポニースクールでした。




最後に、子どもと一緒にチャレンジしたものの、結局乗馬できなかったデイヴです

 

みんなの応援に答えらえなくてごめんね。次は痩せてから挑戦します。    デイヴ




9月のポニースクール第6回

2013-09-21 | ポニースクール
9/21(土)のポニースクールの報告です。
この日の参加者は4人。
みのりちゃん&なるくん姉弟、ひよちゃん、こうきくんです。
最近では珍しく、全員がポニースクール経験者ですな。




さて、何をしているところでしょうか?


誰がどう見ても日曜大工ですね?
実はこれ、お昼ご飯の準備です。


まずは竹を切って、割って、こんなものを作っています。


これに洗ったお米と水を入れて…
もうわかりましたね?
この日の特別プログラムは「竹でご飯を炊こう!」でした。
野外炊飯で飯ごうや鍋でご飯を炊いた経験のある人はいるかもしれませんが、竹筒を使ってご飯を炊いた経験のある人はほとんどいないんじゃないかな?


…あれ?
デイヴが手にしているのは…


そうです。
竹筒だけじゃなく、なんとペットボトルでもご飯を炊いてみようというわけです。

みなさん、炊けると思いますか?

正解は…「炊ける」です。
ペットボトルを火にかけたら、溶けるんじゃないの?と思いますよね。
確かに空のペットボトルを火にかけたら、当然溶けます。
しかし水が入っていれば、変形はしますが、溶けてしまったりはしません。
ちょっと不思議ですが、炊けちゃうんです。

ちなみにちょっと調べてみたのですが、ペットボトルを火にかけても、変形はすれど、有害物質が溶け出すなんてことはないのだそうです。
ボクもそんな風に思っていたのですが、どうやら今のところ、そんな事実はないのだそうな。
プラスチックの中には、確かに溶けると有害物質を出すものがあるそうですが(例えばPVC(ポリ塩化ビニル)とか、ポリカーボネートとか)、ペット(PET:ポリエチレンテレフタラート)は大丈夫のようです。
でもなんとなく気持ち悪いので、今回は炊くところまでにとどめて、みんなには食べてもらいませんでした。
ちなみに空気穴を開けておかないと、たぶん爆発しますのでご注意を

今回やってみた、竹やペットボトルでご飯を炊くということが、実際の生活で役立つかというと…なかなかそんな機会はないと思います。
でもゼロではないですよね。
お米は見つけた、火はつけられる、でも炊飯器も飯ごうもお鍋もない。
すごい非常事態ですね。
そんな時、もしかしたら役立つかもしれない。
まぁ、子どもからも指摘があったとおり、竹を見つけることは、そんなに簡単じゃないと思いますが
それよりもこういった経験そのものから、何かを学んでもらえたらいいなぁと思います(炊飯器のなかった時代は大変だったんだなぁとか、困った時に別のもので代用できないだろうかとか)。


ご飯が炊けるまでの間、竹を小刀で削って、箸を作ってもらいました(竹を使った箸作りは以前にも1回やりました。)。
小刀を使う際の注意点を話した後、実際みんなにやってもらったわけですが、悪戦苦闘しつつも、みんな夢中になってやってました。

もちろん注意を怠れば、重大な事故につながる恐れもあります。
しかし危ないからやらせないのではなく、危ないからこそ、正しい知識と技術を身につけることが大切なことだと、我々は考えています。
何か失敗をした時は、そこから何かを学べるはずです。
次はどうやったら失敗しないかを考えるはずです。

さて、肝心の竹ご飯のお味はというと…


えーっと、正直、あんまり美味しくありませんでした
反省点はというと、まず火加減に気をつける(火が強すぎて、竹が丸焦げになってしまった)。
それから水加減に気をつける(火にかける前に隙間から水がこぼれて、硬いご飯になってしまった)、ということですかね。
まぁ、かなり初歩的なことですが。
水はかなり多めでいいと思います。
みのりちゃんのだけが、結構美味しく炊けていました。














午後の乗馬の様子です。
今日はそれぞれが、どうかなぁ、ぎりぎりできそうかなぁ、というところにチャレンジしてもらいました。
最初は「無理!できない!」という声が何度も聞かれましたが、みんな何とか自分の出来る範囲でがんばっていました。

子どもが結構簡単に「無理!」ということが多いなぁ、ということが気になります。
自分の可能性を狭める言葉です。
この「無理!」という言葉、子どもたちはいったいどこで覚えたのでしょうね。

もしかしたら…「大人から」なのかもしれません。

簡単に「無理!」と言っていませんか?(自分の反省の意味も含めて、ですが。)
ちょっと難しいことかもしれないけれど、最初っから諦めないで、まずはやってみる。
本気でがんばる大人の姿を見せる。
もし本当に出来なかったら、それからどうやったら出来るようになるかを考えて、工夫して、またやってみる。
最初から出来ない言い訳を考えない。
そんな姿を子どもたちに見せていくことが出来れば、「そんなの絶対無理!」と言う子どもが減るかもしれませんね。

このポニースクールの様子はこちらからどうぞ!


PON