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だらずだらじゃず・本音ジャズ

№6 牙が抜かれた狼達《カーティス・フラー(tb)》

♪~♪ ご訪問ありがとうございます。
ジャズトロンボーン「カーティス・フラー」のレコード紹介です。♪~♪ 
 
腕級・ヘビー級メンバ集合!
「牙」を抜かれた、へこたれ・バンドに!
超人気アルバム④『blues-ette』の二番煎じ??
⑥『スライディング・イージー』(59)
《Sliding Easy/Curtis Fuller》
カーティス・フラー(tb)、リー・モーガン(tp)、
ハンク・モブレー(ts)、トミー・フラナガン(p)、
ポール・チェンバース(b)、エルビン・ジョーンズ(ds)。
《Curtis Fuller Blog紹介》

凄いメンバーだ、特にリズム陣が気に入った。
超ヘビー級ハード・バップで聴かしてくれる?
と、思ったら「」を抜かれた狼、へこたれ・バンド。

フラーのタンキングの効いた歯切れ良い音は無い。
エルビンのパワードラムは「の皮」を被ったまま。
マッコイのピアノは西海岸の白人ピアニストと間違えるような。

「狼の牙」をいたのは誰?
アレンジャーは、ベニー・ゴルソン&ジジ・グライス。
④「Blues-ettte」を思い出すゴルソンの穏やかアレンジ。
当⑥は丸ごとやかアレンジに仕上がっている。

だが、流石「ヤンチャ坊主」リー・モーガンのラッパ。
全員トロトロ演ってる中で、この男はリリアント。
たった1人、我道まっしぐらで輝きまくってる。

アルバム全体がソフィスケイトされ、BGM用サウンド。
パワフルメンバが集合し、ダラダラ音創りのアレンジが許せない。

A#4「Bongo Bop」、ハイテンポの乗れる曲。
しかし、メンバ各自のパワフル感は分も出ていない。
エルビンのドラムがシドロもどろに聴こえる。
500力、それが発揮出来ないスーパーカー。
 
その原因はアレンジャーのゴルソン。
全員の力量を極限まで発揮させるアレンジであって欲しい。
超人気アルバム④『blues-ette』の二番煎じ狙いか。
 
♪~♪  ハイテンポな曲、とても「ブルース・エット」にり切らない。

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