見出し画像

だらずだらじゃず・本音ジャズ

№3 誰?誰か解るジャズピアノ《ソニー・クラーク(p)》

♪~♪ ご訪問ありがとうございます。
    ジャズピアノ「ソニー・クラーク」のレコード紹介です。♪~♪

「トン、~~ン」ダイナミックなフレーズ!
強く鋭く・飛び跳ね・躍するフレーズ!
ハイテンション・ジャンキー野郎、3年後に中死!
③『ソニー・クラーク・トリオ』(60)
《Sonny Clark Trio》
ソニー・クラーク(p)、マックス・ローチ(ds)、ジョージ・デュビビエ(b)。
ジャズピアノ、「このタッチは・・・あの人!」。
そんな性を掴んだら、もっと興味深く楽しめる。
今回は「ソニー・クラーク」。

今更、ソニー・クラーク?と言われそうだが。
あえてブルーノート盤を外し、イム盤からチョイス。

この人、とにかく右手のングルトーンありき。
左手は小さく・少しだけ、だから音の個性が解り易い。
ジャズ史上の偉人「バド・パウエル」と、っくりさん。
ただ、パウエルとは大きな違いがある。

パウエルのフレーズは「狂人的、悲壮感」が迫る。
羽詰った・追い込まれていく刹那さをも感じる。
崖っ淵から奈落の底に「ジワッ、ジワ~」と、引っ張り込まれるような・・。
ったピアノ弾きが、死の淵に引っ張られて逝くような・・。

鍵盤のタッチが極僅かにリズムの先いをする。
鍵盤を下まで叩かず、即離し・次の音を叩き始める。
そして、音が軽い。この弾き方が「切羽まった」感覚を。
「狂った」奴がわしなく弾き続け、不安定な感情を抱かせる。

クラークは間逆、フレーズが明るく・ハイテンション。
「トン、~~ン」ダイナミックにフレーズが展開される。
飛び跳ね・躍する感じのフレーズ。
タッチは強く鋭く・短く・単音はキレ良く跳ねる。

60年・29歳での録音、3年後の32歳・薬中毒で死亡。
ハイテンション、ハイスピードなこのトーンは麻薬中毒からか。

3年前57年・ブルーノート盤『Sonny Clark Trio』とは感性が異なる。
もっとブルージーで・太く・シッカリしたトーンで弾く。
土臭さを感じ、パウエルとは異なりジャズの「い」が豊か。
 麻薬中毒症状の「化度合」でピアノ感性が変化したのか?

♪~♪ 麻薬中毒死「3年前」明るく・ハイテンションな頃。お聴き下さい
♪~♪ 麻薬中毒死「6年前」ブルージーなジャズ臭さ一杯。お聴き下さい
♪~♪ ジャズ史上偉人バッド・パウエルの「切羽詰った」感をお聴き下さい


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「Piano 誰?誰か解るジャズピアノ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事