ども、ジノです。
今回は1冊の本を紹介しようと思う。
タイトルは『上京物語』
僕がお世話になっている経営者、草分拓弥氏から教えてもらった本の中でも5本の指に入るくらい好きな本だ。
本書は2部構成になっており、前半は成功を夢見て上京した青年、”祐介”の物語になる。
彼はいい暮らしがしたいなど誰もが思い描く理想の人生を追い求めていたが…
みんなが当たり前だと思っている常識に流されて生きていくうちに、いつのまにか夢を忘れ「こんなはずじゃなかったのに」と後悔して人生を終える。
後半はその”祐介”の物語を書いた父から息子、”祐輔”に送った手紙の内容となっている。
”祐介”のように多くの人が陥りがちな生き方を打ち破るには何をすべきなのか?
本当の幸せをつかむための考え方や心の持ち方が解き明かされている。
前半は小説のようになっているので、本が苦手な人でも読みやすいと思う。
”祐介”の人生に共感することがあれば、後半の父から息子に送った教えで響くものがあるだろう。
数ある教えの中で、僕が特に響いた教えは以下の3つだ。
1. 成功する人は状況に関係なくやりたいことを始める
やりたいことがあるけど今はまだ…と状況が整うのを待っていたら、新しい何かが加わって益々動けなくなる。
以前、友人から転職したいと相談を受けたが、1年目だから今はまだ…と転職を諦めてしまった。
彼は5年目になった今でも転職したいと話しているが、忙しいから今はまだ…と動けないでいる。
「今は忙しい」「自分に向いてない」「やったことがない」「お金がない」とできない理由はいくらでも挙げられるが、状況が整うことはないと考えた方が良いだろう。
2. お金を稼げるものの中でやりたいことを探すという前提を外して考える
お金を払ってでもやりたいことが本当にやりたいことであり、それを続けることで”生きがい”になる。
やりたいことができる仕事がしたいと思って就職する人は多いと思うが、その仕事に”やりがい”はあっても”生きがい”があるか聞かれたら、自信を持って「仕事が生きがい」と答えられる人は少ないと思う。
僕はお金を払ってでも今の仕事をやりたいとは思えないので、本当にやりたいことを見つめ直したい。
3. 人生における失敗は結果を恐れて動けないまま人生を終えること
”一度きりの人生”とはよく言ったものだが、その通りだろう。
「あのときこうすれば良かった…」なんて晩年に思いたくないものだ。
だからこそ、やりたいことにチャレンジする人生にした方が絶対良い。
それでも「あのときこうしなければ良かった…」となるのが怖くて踏み出せない人も多いと思う。
そんな時は、今までの人生で「あのときこうすれば良かった」「あのときこうしなければ良かった」、どちらが多いか振り返ってみてはどうだろうか。
「あのときこうすれば良かった」ことが多いのであれば、もっとチャレンジしたら良い。
「あのときこうしなければ良かった」ことが多いのであれば、なぜその結果になったのか考えてみたら良いだろう。
原因が自分の直感に頼りすぎていた、情報不足だったなど分かれば、それに気をつけてこれからもチャレンジしたら良いのだ。
本書には今回紹介した教え以外にも面白い教えがたくさんある。
気になった人は、実際に本を読んで残りを確かめて欲しい。
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