おふくろに呼ばれてみたき秋夕焼 源鬼彦 2021-02-12 14:38:03 | 日記 (タイトル掲句:『御袋を使用した俳句 | 俳句季語一覧ナビ』より) 母の亡き日永に淡(うす)き影法師 影法師は、私のそれ。 日脚が伸びてきたとは言え、日差しは弱く、ものの影はなべて淡い。 母は、私を幼名で呼んでいた。母に対するとき、私は、普段の「ワタシ」でも「オレ」でもなく、母の子としての「僕(ボク)」になった。「ボク」は、母の内部にあるがままに、同時に私のアイデンティティの一部をも . . . 本文を読む