ジロがゆく

なんとなく生きてます

小石の音

2021-02-22 15:28:08 | 日記
 よく繁った森の中の、平坦な尾根道を歩き続ける単調さに倦み疲れ、渓流を目指してさほど深くはない谷を降って行きました。  降り立ったところは、細い渓流が、広めの渕を形成している川原でした。川原には大小の岩が散在し、それらの間はこぶし大の小石で埋められていました。渕の上流側には低い段差があり、数個の大岩の間から小さい滝が白く流れ出していました。その辺りの左側の岸辺には、根元に大きい洞を抱えた桂朴トチの . . . 本文を読む