台湾治郎

自分の生涯・現在の生活

69 私の痛み、わかる?

2012-11-15 15:08:04 | 台湾
 現在のではありません。
私の子供の頃の話。小学校3年の時の痛み。
私は、子供の時から遊ぶことが飯より好きだった。そんな頃の話。
今から、50年以上も前、昔の話。
 近所の子供たちが遊んでいて、今度は「K」ちゃん家で遊ぼうという時、
みんながKちゃん家へあがって入ったとき、私の目の前、kちゃんのお母さんが
現れた。そして、私にむかって言った。
 「あなたは、あがってはいけない。」
わたし「・・・・・・・・・・・?」
 どうして・・・・理由  なぜ?
聞けなかった。
 私は、仕方なく・・・。ひとりでその場を去った。
なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?
 理由は???。わからない。何一つとして・・・。
けど、寂しさ。疎外感だけは、・・・・。
 今でも、覚えている。排除された痛み。
今も、理由は、・・・。貧乏。貸家。汚い。子たくさん。。。。
もしかしたら、私が何か「K」ちゃんに意地悪・・・。
思い当たらない。だからかも、理由わかれば・・・。
 泣きながら。いつまでも、いつまでも、いつまでも、考えていた。
けど、わからない。無理なのだ。「K」ちゃんのお母さんに聞かねば・・・。
 聞く勇気も、気力もない。???。
解決できない。何もしたくない。この絶望感。
 私は、人を排除しない人間になろう。弱い人間にはなるまい。
ひとをいじめるにんげんには、ならないと決めた。
 幼い頃の
決心どこまでできているか?自分では、わかりません。
今まで、朝鮮人。差別。男と女。世の中の人痛み。
いろんな痛みを知り、わかろうとしてきた。
 本当の「痛み」は、その人しかわからない。
しかし、わかろうとする努力は、できる。
いつまでも、人の痛みのわかる人間を目指して生きたい。