特典航空券が無効に！

航空会社のミスではなく、私がわざとやったことです。

家族がタイ、私が日本に住んでいた２年間は、最初の１年が１０回、２年目は８回、日本とタイを往復しました。それぞれの渡航日数は、９１日と９５日でした。自由業ではなく、勤め人でしたから、結構大したものですね。土日・祝日と勤労休暇、夏季休暇などを効率よく組み合わせて、就業規則違反にならない、ぎりぎりの綱渡りをして渡航しました。

２年目は、繰り越し分の２０日を含めて、年４０日の勤労休暇を当然のように全部消化しました。それによって、結果としてマイレージがけっこう溜まりました。２往復分の特典航空券を受け取っても、おつりがくるマイレージがありました。

２０１２年３月、日本を引き払ってタイへ渡航するときに最初の特典航空券を使いました。５０歳ごろまでは仕事でヨーロッパやアメリカなど海外へ行くことも時々ありましたが、マイレージには全く興味がなく、特典券を使うのは６０歳にして初めての経験でした。すごく得をしたような気分になりました。その復路の航空券は、翌２０１３年の２月、日本への帰省に使いました。往路に使ってから１年間有効という特典航空券のメリットを最大限に生かしたわけです。

ところが２回目はうまくいきませんでした。昨年夏、１２月中旬に日本に帰るために特典券を予約しようとしたところ、希望する日はどれもキャンセル待ちでした。１２月でも、中旬くらいまでは楽勝だろうと、高をくくっていたのがよくなかったのです。特典券のキャンセル待ちは搭乗日の１週間前までです。当然のようにキャンセル待ちをかけましたが、１か月前くらいになると不安になります。それに耐えられませんでした。

１１月中旬のある日、「まあいいや」という気持ちになって、特典航空券のキャンセル待ちをそのままにして、別の航空会社の往復チケットを購入してしまいました。というのは、もし特典券で日本に飛んだとしても、日本から再びタイに戻るときには別の航空券が必要だったこともあります。「同じようなものさ」と感じて、ＡＮＡの特典券をあきらめて、ＴＧのタイ発日本行き往復航空券を購入しました。ところが皮肉なことに、ＡＮＡのキャンセル待ちのフライトが、その直後にＯＫになりました。つまり日本行きの２つの航空券を手にしてしまったのです。

さてどうする？買ったばかりのＴＧのチケットをキャンセルすると、当然キャンセル料が相当額発生します。それでもキャンセルして特典航空券のほうを生かし、日本からタイへの復路の便は、また新たに片道航空券を購入するかどうか・・・。こういうときは、いい加減、面倒くさいという心理が働くもののようです。ＡＮＡから「キャンセル待ちの航空券が取れました」という電話があったのは、クレジットカードでＴＧの往復航空券を購入した２日後だったこともあるでしょう。損得勘定よりも、ＴＧをキャンセルする方が、面倒くさいと思えたのです。

ということで、ＡＮＡの特典券は暫くそのままにしてあったのですが、さすがに放置するのもどうかという気持ちになって、搭乗日のぎりぎりになって電話でキャンセルし、３月までの権利を留保しました。その日本行きの復路の特典航空券の期限は３月６日だったと思います。つまり、あと５日以内にＡＮＡの便を予約して日本に飛ばない限り、これまでキープしてきた特典航空券（復路）の権利は消滅することになります。だからどう、ということでもないのですがね（笑）。

「もう少しで特典航空券の期限が来ますが、どうなさいますか？」というような電話は、今のところＡＮＡからはありません。期限を忘れていたとして、自己責任と言うことで、航空会社としては関知しないということなのでしょうか？「あっ、しまった！３月６日が期限だったのですね。すっかり忘れてました！でも、仕事が忙しくて当分日本に帰れないのです。この際、あきらめます」とでも言おうかと、待ち構えているのですが・・・

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