昨日、雨がかなり降っているにもかかわらず、パラボラアンテナの取り付けに来てくれたのは、タイの有料衛星テレビTrue visions Thailandの工事担当者です。昨日のお昼にSiam TVという、チェンマイでは最も大きな電気店へ行き、衛星テレビの申し込みをしたら、その日のうちに来てくれました。タイらしくない素早い対応でした。
既設のアンテナの横に、パラボラを手際よく設置し、ケーブルは屋根裏を這わせて寝室までつなげてくれました。
True visionsは、最大で150チャンネルほどの、さまざまなジャンルのテレビ番組が見られます。全部見られるようにすると、1か月2000バーツほどの料金がかかります。私たちが昨日契約したのは「Super Knowledge」というパッケージで、1か月の料金は590バーツです。それでも120チャンネルほどの番組が見られます。
「Knowledge」というからには、娯楽やスポーツよりも知的な番組を提供してくれるチャンネルが多いのかというと、そうでもありません。映画は8つのチャンネルで見られるほか、娯楽とスポーツのチャンネルもたくさんあります。私の場合は、ゴルフの専門チャンネルが見たくて契約したようなものです。
600バーツ足らずのパッケージでも、ゴルフは2つのチャンネルで視聴できます。そのうちの一つはハイビジョンチャンネルなので画質も十分です。でもアメリカやイギリスで開催されるマスターズや全英オープンなどのメジャー・トーナメントの生放送は見ることができません。それが見られるのはFox Sports Plusというチャンネルで、1か月1500バーツほどかかるGold以上の上位クラスのパッケージを契約しなければなりません。
でも、ゴルフのメジャー大会は毎年4月中旬のマスターズから始まり、8月末のPGAチャンピオンシップ(全米プロ)で終わります。ですから、来年の3月までは今のままの安い契約にしておいて、4月から半年くらいは1500バーツ払って、生放送が見られるようにしようと考えています。ちょっとセコイと言われればそうかもしれませんが、年金生活者としての生活の知恵です。
ところで、True visionsは月々のパッケージ料金以外はかかりません。契約するときに2000バーツの保証金を払いますが、契約を解除すれば戻ってくるそうです。アンテナや端末機器はレンタルになっていて、パッケージ料金に含まれています。工事代もタダでした。
実は、昨日Siam TVで申し込みをする2日前に、別のお店で見積もりを出してもらいました。家の近所に「True visons 代理店」のように見えるお店ができたので、そこを訪ねました。いろいろ丁寧に説明してくれて、家まですぐ下見に来てくれました。そのお店は、アンテナと端末機器は買取りで、工事費込みで5800バーツというのです。随分高いです。もちろん毎月の料金は別にかかります(正規料金より安いのがミソ)。そして、担当者が奇妙なことを言いました。「Siam TVへ行けば2000バーツで済みますよ。うちは本当のことを言うと、偽物の電波を受けて視聴するようになっているんです。どちらがいいかはお客さんが判断してください。」
偽物の電波というのは間違いで、偽物の端末機器というのが正しいと思われます。True visionsの代理店ではなく、違法端末を扱っているのでしょう。それにしても、別のお店へ行けば2000バーツで済むということを親切に教えてくれるなんて、客を騙すつもりはまったくないのです。おかげで、5800バーツ払うこともなく、あっと言う間に、しかも合法的に有料衛星テレビを見ることができるようになりました。まさか偽物の電波ではないと思います。
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私の場合は、最後は番組内容で選ぶことになりますね。インターネットテレビは降雨の影響を受けないのが魅力ですが、コンテンツがtrue visionsと比べるとまだまだ貧弱な気がしますが、どうでしょうか。
それにしても、長期的には偽物端末を買う方が安あがりなので、結構使われているでしょうね。そのために、良貨が悪貨に駆逐されるのが心配です。でも本物が倒れれば、端末だけコピーしている悪貨も当然のように共倒れになってしまいます。違法行為がおおっぴらにまかり通ると、ろくなことになりませんね。