この話を聞いて、私はとても複雑な気持ちになりました。何とも言えない気持ちです。
ちょうど1年前のことでした。当時19歳だった一番上の娘が深夜にバイクの後部座席に乗っていて、車にはねられました。幸い命に別条はなかったのですが、顔面にかなりひどい傷を負いました。バイクに後ろからぶつかったのは、センターラインを大きくオーバーした乗用車でした。この記事に記憶のある方もいらっしゃるでしょう。
娘の乗っていたバイクをはねた車を運転していたのは、我が家のある行政区の、ちょうどお隣の行政区のトップの息子でした。30代の男性でした。
その父親とは、警察署で二度も話し合いを持ったのですが、最終的には何ら責任を取ることなく、一銭も払わずに逃げてしまいました。選挙で選ばれた行政区の長としては、どう考えてもおかしな対応であったと私は情けない思いになり、そのことはブログに書きました。
事故に遭った娘は、それから半年以上たって、顔面に受けた傷もかなりよくなり、私たちも1年前の事故のことはほとんど忘れていました。でも昨日、事故からちょうど1年が経った昨日、妻が自分が通っている地元の病院であることを耳にしました。わが娘の乗っていたバイクをはねた車を運転していた男の父親の娘さん(20代)が、今月になって車の事故で亡くなったというのです。
その話を聞いたときは、「ざまあ見ろ」という気持ちが湧いたことは否定しません。あの偉そうな親父の顔を思い出したのです。でも、亡くなったのが事故を起こした息子ではなく、その妹だと考えると何とも複雑です。これは偶然に過ぎません。でも、父親のあの不遜な態度がどうしても脳裏から離れず、どうしても「ざまあ見ろ」という思いが払しょくできないのです。
可哀想ですよね。わが娘は今元気にしているのですから。
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