お正月にチェンマイに行った目的は、車、当面の借家、そして家づくりの打合の3つでした。1年前は建売を買おうと思っていたのですが、土地が狭いのと、やはり自分の気に入る間取りの家に巡り会うのは至難の業だということが分かったから注文住宅にしました。
たまたま雇い上げたタクシーの運転手さんがサラピーに住んでいて、ちょうどお手頃な宅地へと案内してくれました。それで注文住宅を建設することになったのです。
わが家の土地です。真ん中に立っている白いスラックスの人物が妻です。これくらいのサイズだと、スタイルも分かりませんよね(笑)。彼女の名誉のために言うと、私と出会ったころは、モデルのようなプロポーションだったのですが・・・・。
土地を買ってから、2度にわたって盛り土をしました。昨年の洪水では、このあたりは全く影響がなかったのですが、妻が心配するので、念には念を入れました。おかげで、両隣の土地よりも50センチ以上高くなってしまいました。
左のお隣さんは、半年ほど前に完成しました。ご覧の右隣は急ピッチで建設が進んでいます。お医者さんだそうです。土地は、この写真では見えませんが、右側の部分に広くとってあって、わが家の1.5倍の960平米あります。家も段違いに大きいようです。300平米は軽く超えていると思います。
でも土地が広いにもかかわらず、わが家との境目ぎりぎりに建設しているんですね。たった2メートルですよ、境界線まで。うちは設計上、3メートルあけたのに・・・・。
さて、わが家は2月に建て始めます。予定よりも半年近く遅れてしまいました。最初にお願いした会社の見積書におかしな点を発見、そのことを指摘しても納得のいく説明がなかったので、会社を思い切って替えました。どちらが良かったかは、誰も永久に答えを出すことはできません。
そもそも見積書なんてものは、いい加減なものだから、少々不合理なことがあっても目をつぶるべきだったかもしれません。新しい会社はそもそも積算書というものをくれませんでしたから、おかしいかどうかすら、自分で検証することができません。要するに、こんどの会社の社長を根拠もなく信用しているにすぎません。信ずる者は救われるのです(笑)。
つまり、タイでの家づくりは、そのレベルらしいのです。施主がちょっと目を離すと、欠陥だらけの家ができてしまう可能性があるらしいです。とくに仕上げの段階では注意して目を光らせていないと、手抜き工事が横行するというお話もあります。
建築費が高いからと言って、よいものができるか?それも、そんなことはないようです。契約したノンホイの借家の家主のお話では、すごく高い会社に頼んだにもかかわらず、新築してすぐに雨漏りが出てきたんだそうです。で、直してもらおうとしたら、随分とまた高いお金を取られたというのです。こればっかりは運みたいです。日本だったら、一流工務店なり、住宅メーカーに頼めば、まず外れはないでしょう。タイでは、何が信用できるか、わかったものではないようです。
そうはいっても、いよいよ始まるので楽しみです。2月中旬には着工です。4月上旬に移住すれば、私も現場監督みたいに、建設現場に妻と一緒に毎日顔を出すことになると思います。妻の病気のことがあるので、一日も早く、念願だった「自分の家」に住まわせてやりたい、私はそのためだけに家を建てるのです。
妻はカンペンペットの超貧乏な家庭に生まれ、7歳の時から仕事をさせられ、苦労に苦労を重ねてきたのです。彼女は決して贅沢を欲しているわけではないのです。「自分の家を建てて暮らしてみたい」というのがずっと彼女の夢でした。そう私と出会った時から言っていました。日本ではそれがかなわなかったのですが、やっと、その夢をかなえてあげる時が迫ってきたわけです。
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しかし、ここはタイ。
本当の試練はこれからですよ~(笑)。
お話しましたけど、私なんかたかだかコンドーの内装をやったくらいで何度キレたことか(爆笑)。
本当に思いもよらないことがありますし、
起こります。
タイ人のチャン相手に
「お前、何度言ったらわかるんや?」
「お前、ドタマかち割ってやろうか?」
などと心の中で怒鳴り続けましたもの。
本当に人の話を聞いてない。
まぁ私が日本人。日本人なりの家造りの
考え方、デザインなどをかなり強く推し進めたからかも知れませんかね。
造りつけた窓枠がまっすぐなってないとか、
棚がまっすぐとりつけてないとかは本当に
序の口だったです。
ビー玉とメジャーを片手に、私は現場チェックを真剣にしていましたもの(笑)。
私の友人が、「どの線で妥協できるかだよ」って言いましたが、私は許しませんでしたよ。
だって自分が住むところだし、なにか問題があればすべて自分が被らなきゃいかんじゃないですか。
そういう意味では心を鬼に。
体をフルに使ってがんばってください(笑)。
今住んでいるコンドミニアムも購入した当初から、壁から雨漏れがしてきました。
建設現場で働いている人のほとんどが、地方からの出稼ぎの人達です。中にはその道のプロがいるかもしれませんが、到底日本の大工さんには敵いません。
後はうさぎさんがしっかりと目を光らせて管理することですね。
でも基礎がどうなってるかとか、天井裏のつくりに手抜きはないかとか、そういう一番大切な部分は素人ではお手上げです。逆にだからこそ、仕上げの部分では思う存分言わせてもらおうと思って、今から手ぐすねを引いています。
でも現場では「なかなかいいねえ」ばかり言ってるかもしれませんが(笑)。
タイの家づくりのいい加減さは、今住んでいるオンヌットの借家を見てもつくづく分かります。部屋の形が真っ直ぐな長方形ではないんです。5センチか10センチくらい、ずれています。どう考えてもわざとではないですね。適当に作っているとしか思えません。日本だったら、そんな家を作ったら、二度と大工の仕事ができないでしょうね。
当方はこの↓建売にしました。
http://www.sinthaneehomes.com/en/sinthanee-project-10-the-new-town.html
セキュリティが(一応)あることが選んだ理由です。
1月下旬完成の予定が洪水の影響で3月30日になるそうです。
進捗状況の写真と工期予定を連絡してきましたが、どうなることやら。
お互いに、がんばりましょう!
建設現場はしばしば見に行かれているのでしょうか。建売も、好みの色とか内装を指定できるのではないですか?それにセキュリティーのあるムーバーンなら安心ですね。あと3か月足らずで完成となれば、それこそ一番期待が膨らむ時期ではないでしょうか。こちらは今月20日に地鎮祭のような儀式を施主抜きでやってもらうことになっています。
私も、北タイに昨年1月に竣工しタンブンバーンをしました。2階建、1階に寝室、ゲスト室、トイレ、シャワー、リビングダイニングとエステ室、キッチンは、3口コンロガス台と水洗は水湯の混合水洗です。洗濯にもお湯を使えるようにしました。それと屋内2台駐車場。2階は主寝室と書斎、クローゼット室、超大きい風呂場(バスタブとシャワーブース、洗面台ミラー三面約)約25㎡あります。でかすぎで寝れます。バスタブからラビアンに通じているので半露天風呂気分でパイナップル畑を見ながらビール飲んでます。それと重要なのは、プライバシーです。タイは家族主義らしく大家族構成でプライバシーも中々保てません。そこで2階は、夫婦以外に立ち入ることができないような導線にしました。1階は大宴会場ができるように駐車場とも繋がっており近所の子供たちや親戚の憩いの場になっています。また、夏季には外での食事ができるようにサラーを離れに設置してキッチンから行き来できるような間取りです。それとタイでは、水道と電気以外は、工夫が必要です。水は万が一のためにタンクを一次給水させポンプで加圧します。これは、水道が稀に断水になる対策。そして電気はこれも断線になるので、万が一の小容量非常用電源を設置しました。チェンマイもシャワーだけだと乾季は寒いので温水シャワーかと思いますが、我家は、ソーラー温水で300リットルを貯湯しています。1階も2階も湯水のように使いたい放題で困ってます。今の時期、寒いからシャワー貸してです。バスタブは、2階なので夫婦だけですが…それと私は、現役ビジネスマンなので日本とタイを往来の身です。万が一のことを思い、1階の外に通じるドアはすべて電子鍵でインターネットでコントロールしています。当然、防犯対策はIPカメラで日本でも監視状態です。
なので家族、特に妻がメールや電話で通知したらネットカメラで確認、指示しています。中々ネットもスジョーです。テレビやオーディオ設備も市内の電気店で購入し40inchTVやカラオケ設備も導入となり結局TVはPSIを導入して1、2階でデジタルTV視聴しています。ファニチャーも近所の木材家具師に製作させてベットは特注しました。自慢に聞こえるかも知れませんが、私の場合の予算は、200万THBでした。見積もりした資材ではランクが低いとなると予算がオー場します。HomeProに一緒に言って見積もりした資材は、これでこの中から選択する。となります。日本と違って、資材を選択してからの見積もり金額ではないので、巷にある建設途中で放置されているのは、2つの状況があります。①資金が続かない。これは、途中で数回支払します。先出しで資材を購入させるためです。この手付け文化が夜逃げに繋がります。②見積もり資材が低レベルで違う資材を使いたくなると追加費用になる。従って、資材は、予算内で自身で購入し提供することで建設会社は作るだけが一般的ですが大変です。資材の目利きや搬入手配のノウハウが必要です。注文住宅で一番の気をつけるところは、間柱のコンクリ強度です。タイは乾燥し暑いのでコンクリがすぐ乾きます。水の入れ加減が重要です。当家は、柱と床に使うコンクリを現場で作らせ、それをテストピースとして重要な箇所流す時にサンプルを検査機関に送り証明させています。これは、内装はすぐんみ飽きても躯体を変更することは中々しません。壁はレンガブロックが一般的ですが、間柱は増改築をしなければ、相当の年月を使います。地震対策も最近は必要です。チェンマイも北の国境付近で地震(断層地震)が発生しており、一昨年の地震は当地でも揺れを感じました。なので、山の切土は良いですが、盛土は、しない方が家の地盤のためには重要です。洪水対策は、間柱を4mか6m間隔で入れて床を上げ床にするのが得策です。当家は、GLから50cm上げています。また、平屋では問題ありませんが2階の床をPC盤とコンクリにしています。メリットはいろいろあります。1年がたち少々リペアを自分で実施しています。日本で2回自宅を建設し、タイに1回目の建設をしました。バンコクはアパート(コンド)ですが、一人になりたい時はアパートが快適ですね(爆)気に入った家が完成し、タンブンバーンには、500~600名を招待してパーティしました。この宴会も凄かったです。ステージを設置してカラオケ大会、歌手を呼ぶはで大騒ぎでした。
そんなこんなで200万THBからスタートした我家は、トータル260万THBで完結しました。60万THBのオーバーは、太陽光温水設備、防犯対策、家具、カーテン、給水タンク等、TV等音響機材、電化製品等(電子レンジ、冷蔵庫、ガス台、シロッコ換気扇、扇風機)、浄水設備や家具など…エアコンは、コンセントだけ設備して、まだ我慢しています。たまり場になるのを回避するためですね(笑)当地で建設会社を営む遠い親戚に施工させましたが、毎回、図面と出来型写真をメールさせて施工確認を日本で実施し、時間があれば現地に帰り確認することで監理してました。また、妻にもIphoneで毎日のように写真をとらせメールで確認しました。その甲斐があって家族の結束?も深まりました。アドバイスできることは無いですが、私の体験談がヒントになればと思います。タンブンバーンまで1年弱だと思いますが、健康に留意して楽しんできださい。興味があれば、ご連絡ください。
では…
陰険で失礼な態度ですが、程度によっては、見て見ぬふりも必要だと思います。ココは道理の剣をぐっと鞘に納め、損しないように粛々と行動するしかありません。いたるところで理不尽が蔓延していることを前提に考えておかないと、結局奥様を通して抗議する事になったりして、キャパを超えた奥様からも逆切れを食うことになりかねません。
あっ、それは私だった(笑)
余りに長いので、びっくりしましたよ。
素敵な家を持っておられるようで、羨ましいです。ソーラー温水設備とか、タイではめったにないものを設置されたのですね。
わが家は、すべてタイのスタンダードです。