先日チェンマイで新車を買ったり、家が出来上がるまで家族で住む家を借りたり、タイ側ではだんだんと準備が整ってきました。新築する土地にも、先月新しい土を少し追加しました。
また、家の裏側部分のコンクリート塀が今月中に出来上がる予定です。高さ2メートル弱、長さ20メートル、上半分は透けて見える、格子になっているタイプです。2月から家の建築が始まる前に、先に作ろうと考えたのです。20メートルの塀のお値段は、約5万バーツ(7万5千円ほど)、思ったより高いかな・・・
土地の奥の境界付近です。見えているのは、川ではなく田んぼです。年に3回米を作ります。田んぼに接しているので、普通の塀の建て方とは異なります。それで高くつくようです。
さて、チェンマイの家は、当面は業者任せにするよりありませんが、私自身の移住の準備は自分でやらなければなりません。当然ですね。誰も代わりにはやってくれません。
去年の一時期、自分でいろいろ調べてみました。でも、情報源の大半はネットなので、情報が古かったり、不正確だったりすることもままありました。
ところが最近になって、貴重なアドバイスを送ってくださる方がいて、本当に助かります。経験者の方のアドバイスは、私が想像もしていなかったようなことにまで及んでいます。とくに、日本に生活の拠点を残しておくかどうかや、ビザのことなど、とても根本的なことを再検討するきっかけになっています。
日本には、海外移住をサポートしている団体がありますので、そうしたところの説明会などに参加していれば、いろんな手続きを含めて専門家がアドバイスしてくれるのだろうと思いますが、私の場合は完全に手作り、試行錯誤です。
特に税の問題等は、どうするのがベストなのか、一般論として語ることができません。退職後の生活のベースが年金だとしても、税のことや健康保険のことなどは、人によってケース・バイ・ケースでしょう。先日国税局の人と話す機会がありましたが、全ての事情を正確に言ったとしても、明確な答えを得るのは難しいだろうなと感じました。法令に基づいて答えてはくれますが、どうすればよいかという観点からの答えを求めるのは無理というものです。お金を払って税理士さんに相談しているのとは訳が違いますから。ということで、最後は自分で判断するしかないのです。
今は資産といえるようなものは何もありません。車もとっくに売り払ってしまいました。収入に対する課税のことだけは、よーく考えておかなければなりません。4月以降は収入が激減するので、税金の問題は、ヨリ重みを増すからです。
実は昨年のある時期までは、タイは租税条約に加盟しているので、仮に日本側で非居住者になってしまえば、収入への課税はタイ側で行われるものとばかり思い込んでいました。しかも、タイと日本の間には年金所得に対する取り決めがないので、日本の年金にタイ政府が課税したという前例はありません。
ということは、ひょっとして・・・・無税?と、甘いことも考えたりしたのですが、世の中、そうは問屋がおろしてくれませんね。相手国と取り決めがない場合は、日本側での源泉課税となるそうです(汗)。
それにしても、日本では公的年金等で海外(タイ)で生活する非居住者に対しては、一定の控除(65歳未満で月6万、65歳以上で10万)をした残りに、20%課税します。「法令何条により」という根拠だけですから、そのこころが分かりません。図式的には、税金の恩恵にあまり預かれない人から多く取るということになりますね。
扶養家族が5人いようと10人いようと、家族に障害者がいようがいまいが、医療費にいくらかかっていようが、そんなことには一向にお構いなく、年金から20%もの所得税を、有無を言わせずに取るということのようです(涙)。
仮に、税金で賄われている生活保護費より少ないと思われる、年200万円の年金収入があるとして計算すると、税額は65歳未満では、(200-6×12)×0.2=256,000円となります。むちゃくちゃ大きいと思います。不条理と言ったら、言い過ぎでしょうか。
それとも日本が空洞化しないためですか?(笑)
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②外国人よろず相談(東京都外国人相談研究会)日本加除出版株式会社¥4700+税
日本人が海外で暮らす場合①、
外国人が日本で暮らす場合②、です。
>タイは租税条約に加盟しているので・・・
将来、日本と締結するそうです。
但し日本の金持ちからの圧力で、不利にはならないと(税理士関係者では)うわさされてます。
以上、ご存知でしたら、ごめんなさい。
税金のことはネットで調べてばかりでしたので、①は図書館ででも読んでみようと思います。
法人税の専門家は多いんですけど、個人課税は税務署に直接聞かない限り、意外と詳しい人が少ないみたいですね。国税庁のHPで仕組みはわかっても、自分の場合どうすると有利なのかは、なかなか分からないですね。
日本の居住者のままでいるか、非居住者になるか、最終結論はまだ出していませんが、大きな分かれ道ですね。少なくとも、日本の健康保険をあてにするなら選択肢はひとつですね。私も、今の保険の任意継続が可能な2年間は居住者のままでいて、時々日本に戻るという生活スタイルを検討中です。