楽園づくり ~わが家のチェンマイ移住日記~

日本とタイで別々に生活してきた私たち家族は、チェンマイに家を建てて一緒に暮らし始めました。日常の出来事を綴っていきます。

チェンマイにやって来た、もう一人の妹

2013-01-05 18:17:27 | タイの家族

妻の妹の家族の話を続けましょう。昨日は一番下の妹Jの話をしましたので、今日は真ん中のPの番です。実は2日に実家から帰ってくるときに、一緒にチェンマイまで来てもらいました。

今日は朝からわが家の玄関先の大掃除です。昨日は前庭にある畑を全部きれいして、新しい野菜の種を蒔いたり、雑草取りをしてくれました。豊作だったインゲンはそろそろ終わりなので、全部きれいに取り除き、今度は花を植えるようです。

Pは、夫と子供と一緒にカムペンペットの実家で暮らしています。実質的に両親の面倒をみる役割を果たしているのです。妻のようによく喋る社交的な女性ではないのですが、仕事も家事も黙々とこなすタイプです。本来の仕事は大工さんです。

実は夫も大工さんです。この写真の向かって左側は昨日ご紹介した妹Jの夫Aです。毎日午前1時に起きてお菓子を作って売っています。その右がPの夫Nです。二人ともビールが大好きです。夜飲もうと思って私が冷蔵庫に5~6本入れておいたら、昼には全部なくなりました。

P夫婦は一緒に大工の仕事をやっていて、ときどき遠くまで出稼ぎに行くことがあります。去年は6月から12月の初めまでのほぼ6か月間、南のプーケットでお寺の建築に従事していました。でも賃金が途中から払われなくなったので、見切りをつけてカムペンペットに帰ってきたそうです。

タイの大工さんは低賃金です。Pは一日働いて200バーツ、夫のNは経験を積んだ腕のよい大工ですが、一日250バーツにしかなりません。2人で1か月休みなく働いたとしても、15000バーツに達しないのです。法律上は300バーツの最低賃金となっているようですが、もし300バーツ払ってくれと要求すれば、すぐ解雇されるそうです。

そもそも300バーツの最低賃金というは会社組織の場合であって、市場や個人商店で働いているような、多くの一般的なケースでは適用されません。タイ社会は、だれでも働けば一日300バーツ以上貰える環境にはまだまだ程遠い現実があるのです。一日200バーツ前後の低賃金で働いている多くの人たちによって、タイ社会は成り立っているのです。

ところでこの写真、真ん中の女の子はPの2番目の娘です。小学校5年生ですが、心臓に持病があるのでよく入院します。両親が仕事であちこち遠出することが多いので、妻がチェンマイで面倒みようかと提案しています。私はどうせなら、家族3人でチェンマイに来てくれると嬉しいなと思っているのです。チェンマイなら建築需要が大きいので、遠出しなくても大工の仕事がたくさんあると思うからです。もしそうなれば、冷蔵庫に入れるビールは、せいぜい2~3本にしておかないといけませんね。

 小学生の息子がブログランキングを気にするようになりました。つまらないと思われても、息子の顔を立ててクリックしていただけるとありがたいです。もし面白い、役に立ったと思われたら、もう一つか二つおまけにクリックよろしくお願いします。

にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ    タイ・ブログランキング   人気ブログランキングへ


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
300バーツ (ura)
2013-01-05 20:09:15
うさぎさんこんにちは。1日の最低賃金は本当に大企業・中小企業のしっかりした会社のみで普通に働いている人にはまるっきり縁のない話です、物価が上がったりさらに格差が大きくなるだけで悪政だと私は思います。私はチェンマイでロングスティしていますが、円安でピンチ、物価高騰でパンチです。
返信する
uraさんへ (うさぎ)
2013-01-05 22:46:14
コメントありがとうございます。
仮に一日300バーツとしても、1か月で8000バーツ(2万円余り)程度です。日本だったら非正規雇用でも15万円くらいはあるのが普通ですから、物価の違いを考えても、タイはひどすぎます。おまけに便乗値上げまでされると、格差はますます広がりますね。一部の人間が儲かる社会はいやですね。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。