妻の故郷、カムペーンペットでの葬儀2日目の様子をご紹介しておきます。
朝は7時にお坊さんがやってきて、タンブンを行います。夜の部に比べれば人数は少ないですが、近所の人なのでしょうか、早い人は6時ごろ来て、始まるのを待っています。
朝のタンブンでは、読経が一段落したあと、お坊さんに食事を出します。すべて、親戚や知人の女性たちの手作りです。同じものをお客さんにも出すので、特に夜の部ではすごい量を用意します。
さて、昨日の夜の部はものすごい数の人が集まってきて、たまげました。始まる8時少し前には、敷地をはみ出して、道路にまで人だかりができていました。
昨夜は計ったように8時ピッタリにお坊さんがお向かいの寺からやってきました。
手を合わせる妻の下の妹です。この間も、上の妹は食事をお客さんに振る舞う準備で忙しくたち働いていました。
お坊さんが帰ると、いざ出陣です。昨日の夜は優に300人を越え、多分400人くらい参列者がいたかもしれません。
この女性は親戚でも知り合いでもありませんが、私がカメラを向けると日本語で「アリガト」と言ってくれました。
お寺でもなく、自宅の葬儀にこんなに多くの人が集まるには田舎ならではのことかもしれません。私がラインで送った画像を見たタイ人の友達はすぐさまこう書いてきました。
「すごいですね。奥さまの人徳です。コン・ラック、コン・ディー」
どう訳せばいいのか分かりませんが、「人徳があって、人々に愛された人」という意味でしょうか。夜の部が終わってから、妻の看病のやり方で私と喧嘩ばかりしていたバンコクのあばさんに、「妻はコン・ラック、コン・ディーですね」と言ったら、彼女はうわーっと泣きました。
今日は葬儀の最終日。午後に火葬となります。
ブログランキングに参加しています。よろしかったら、お手数ですが引き続きクリックをお願いします。