私のゴルフ友達が、つい数日前にこう言いました。「奥さんが亡くなったので、糸の切れたタコのように遊びまわるのかなと思っていたんですけど・・・」これは私に向けられた言葉です。でもこの言葉はそっくりそのまま、高校生の息子に当てはまります。
とにかく、毎日毎日車を乗り回して困ります。家に帰ってくるのは10時を過ぎることが多くなりました。学校の行き帰りはバイクよりも安全ということで、妻も認めていましたし、免許がないうちはダメと言っていた私も、通学に関しては了承しました。でも、毎日車に乗って遊びまわっています。妻が知ったらどうなることでしょうか。
金曜日に、チェンマイの中心部で案の定バイクと接触しました。今日まで何の報告もなかったので雷を落としました。友達を乗せて、お堀端の道をゆっくり走っていたそうです。前を走行していたバイク(横に荷台を付けたバイク)が急にブレーキを踏んだそうです。それで息子の運転していた車が追突しました。車は、前の方が小破しました。バイクにケガ人はなかったそうです。警察も呼んでませんし、相手が誰かも全く分かりません。
車に少しくらい傷が付くのはしょうがないとして、息子の反省が全くないのは最低です。向こうが悪いように言うのです。どんな状況であろうとも、後ろからぶつかった方が悪いのは常識です。急に止まったバイクが悪いなんて、絶対に思ってはいけないのです。急に止まってもぶつからないくらいの車間距離をとっていなかった息子が悪いのです。私は自分の過失を認めない人間は大嫌いです。往生際の悪い人間はダメ人間だと思っています。
車のキーを取り上げるかどうか、非常に迷っています。このままだと、大きな事故を起こす可能性もあるのではないかと思うからです。息子の運転が上手だと思い込んでいたのは間違いでした。多分、友達を乗せていたので、ワイワイ言いながら運転していたのでしょう。調子に乗るとロクなことはありません。
妻が死んで、うるさい親がいなくなったと、息子が思っていないかどうか、ちょっと心配になってきました。やっぱり母親の存在は大きいのです。私のように優しい親は舐められているのかもしれません。
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友達と、と仰っているようですが、実際は一人で泣きながら運転しておられるのかもしれません。涙でよく見えずに追突したのかもしれません。
ぼくは中学から高校にかけて親との死別とその後の世間の仕打ちから危機的状況にありました。物置小屋に起居しつつも、貯金をし、レーサータイプの自転車を買って、目的もなく、毎日数十キロ、時には100キロ以上も乗っていました。
それまでは誰からも認められる優等生、良い家庭の良いお坊ちゃんだったのですが、成績が急降下。(あれがなければ、東大の物理でも出て、ノーベル賞くらいもらっていたかもしれませんーもちろん冗談です。)
あの頃の数年間とご子息とを重ね合わせると、我がことのように心が痛みます。ご子息が早く回復されることを遠く横浜の寓居からお祈りしています。
事故や事件に巻き込まれそうな気がします。
折角今までやって来たのに、勉学にも影響がでますよ。
ここは心を鬼にして厳しく指導する時期ではないでしょうか。
いつも息子の応援団になってくださり、父親としてとても嬉しいです。
私と違って、息子は亡くなった母親のことを思いながら運転することはないと思います。今の若い世代は想像しがたいくらいドライです。人間として冷たいというわけではないでしょうが、親や兄弟よりも、友人関係を重視するみたいですよ。それはそれで、私は認めてやろうと思っています。でも、自分から追突はダメですね!
今日は8時前に帰ってきました。学校が終わっ後、柔術の道場に行っています。今日は珍しく寄り道せずに帰ってきたわけです。どこまで厳しくできるか、自信はありませんが、妻の代わりだと思って頑張ってみます。