まず1枚の写真をご覧いただきましょう。
分かりにくい写真です。右側にわが家の建築現場があります。トタンの板は、お隣さんとの土地の境界線付近です。そして左に見えている赤い屋根は、お隣さんのガレージの屋根です。まだ完全には完成していませんが、わが家の建築が始まったのとほぼ同じ時期にガレージの建築もはじまりました。
拡大すると、こうです。
境界線上くらいに見えますね。
道路側から見るとこのように見えます。左がご存じのわが家です。右がお隣のお医者さんの家のガレージです。
このアングルから見ると、ガレージの屋根がわが家の土地を侵犯しているように見えます。
わが家を作っている建築会社が計測したところ、隣の屋根が60センチもわが家の土地に入り込んでいるというのです。柱は、ぎりぎりセーフです。境目に立ててあるトタン板と木材は、ガレージの屋根が完成する前に、わが家の建築会社が立てたものです。それを無視するかのように屋根を作ったわけですね。私は、この写真をとるとき、ぴったりと境界線の延長線上に立って撮影しました。
60センチも侵犯しているかどうかは私にはわかりません。超えているらしいことはどうも間違いないようです。タイの現在の法律では、土地の境界から1メートル以上離して建築しなければなりません。そうすると、仮に屋根が越境していなくても、お隣さんの屋根が法律に違反している可能性が高そうです。
住む前からお隣さんとのトラブルはイヤなものです。でも現実にこうなってしまっているのですから、解決をはからねばなりません。屋根の縁がこちら側に少しでも入っていると、雨水はどっと我が家の庭に落ちてきます。それだけでも大迷惑です。ということで、妻が建築会社の監督から教えてもらったお医者さんの電話番号に電話しました。監督はなぜか相手の番号を知っていたのです。
妻はいきなり、こう切り出しました。
「こんにちは、お隣に家を建てている〇〇です。お宅のガレージの屋根が、60センチうちの庭に入ってきている件ですけど、どう解決するか、何かお考えはありますか?」
イントロなしの単刀直入そのものの電話でした。私が隣で聞いていてびっくりしました。でも口調はものすごくやわらかで、怒ったりはしていません。私には、「裁判してでも屋根をひっこめさせる」と息巻いていたのに(笑)。相手はお医者さんです。妻によると、ものすごく丁寧な話し方をする人だそうです。要するにお隣さんは、私と違ってお金持ちで紳士なのです。そして彼はこう言ったそうです。
「ガレージの屋根がお宅さんの土地に入っているというのは知らないんですけど、もし本当にそうなら、もちろん工事をやり直します。今週時間があれば一度お会いして話しませんか?」
つまり、彼は領空侵犯の認識が今のところない。でも、それが事実ならば、越境しないように修正する。当たり前と言えば当たり前です。ということで、土曜日に両方の建築会社の監督さんを交えて話し合いの場を持つことになりました。お医者さんの家を作っている建築会社は、わが家のもう一方のお隣さんなんです(笑)。う~ん、実に微妙ですね。
妻は、住宅地を販売している会社の社長にも電話しました。その人が言うには、ガレージの屋根が越境していることは見た目に明らかだ。でも正確に計測するには役場の担当者を呼んできて、再度境界線の確認作業をする必要があるかも知れない。その場合は経費が発生しますよ、ということでした。経費と言っても、3000円くらいですけど。
妻がその人に、土曜日に立ち会ってくれと頼んだところ、何となく、のらりくらりとした返事だったそうです。なぜか?それは、土地を売った社長と、わが家の隣の建築会社の社長は同じ業界で、犬猿の仲なのです。(このエピソードは去年の6月27日のブログに書きました。)ですから、この件には、かかわりたくないのかもしれません。
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トラブルが発生しました。事の次第は
定休日の店舗を隣人に無断使用されました。飲食店だったのですが、留守にしている隙に宴会を開かれ、深夜までドンチャン騒ぎ、皆酒に酔っていたので、その場では黙認し、翌朝文句をつけた
隣人は悪びれる様子もなく、マイペンライでしょと言い放ち、次からは使わない
と約束しました。
ところがその2週間後の定休日、今度は無断で私の店舗からテーブル、イス、グラス、食器などを無断で持ち出し、隣人の敷地内で宴会を始めた
翌朝、以前よりも強い口調で文句を
つけると相手は逆ギレ、人間関係は
崩壊し、気まずくなったので引越し
をしました。
タイ人と日本人の感覚に違いがあるの
かも知れませんが、嫌な思いをしました
それ以来、使われては困るもの、入られては困る場所には鍵を掛け、予防策と
しています。
今の借家でも、敷地の入口を開けておくと、近所の犬が入り込んできて、庭に糞をして帰ることがあります。出て行けと、きつく叱ると逆切れされそうで、自主的にお引き取りいただくのを待つのみです。
人間の場合、勝手に入り込むと犯罪ですので、よほどのことがない限りはないんですけど、用心するに越したことはないですね。その点はタイも日本も同じです。