息子は生まれて初めてのゴルフ、私はちょっと難しいタイ語の勉強をがんばった1週間でした。
指導しているプロは超大柄の若いプロです。12歳の息子の身長は現在155センチですから、写真で比べてみると、プロは190センチ以上ありそうです。ゴルフを始めたのは11歳のときで、今はこうやってスクールで教えながら、トーナメントにも出場しています。日本にも行ったことがあるそうです。
ところで息子のゴルフはどうなったか?まだ5日で10時間、合計600球くらいしかボールを打ってませんから、それほど進歩はしていません。でも時たまですが、心地よい音とともに素晴らしいボールも見ました。
私の方は1週間、15時間の授業を終えました。
相変わらず先生は早口で、外国人向けに手加減することもなく普通に喋るので、言っていることの5~6割しかわかりません。先生の話はそんなに簡単な内容ではありません。何となくわかるような気もするのですが、わかろうとしている最中に次のことをペラペラ話すので、ヒアリングはほとんど消化不良になってます。
昨日の宿題はこれです。この質問に対する答えをタイ語で作文しなければなりません。
คุณคิดว่าคนในประเทศของคุณมีอาชีพและงานในฝันเหมือนหรือต่างกับคนไทย ทำไม
(あなたの国の人々が就きたい職業や仕事は、タイ人と同じだと思いますか、それとも違いますか。それはなぜですか。)
タイ人の子供がどんな仕事に就きたいと思っているか、また大人は仕事に関してどんな意識を持っているか等については、授業のなかで学びました。ADECCOという調査機関が毎年実施している世論調査について書かれた文章を読まされたのです。「効率」とか「要素」とか、「組織」とか「福利厚生」とか、比較的難しい単語が並んでいる文章でした。
今年実施されたその調査によると、タイ人の子供の夢の第1位は「医者」でした。2位が「技術者」、3位が「警察官」で、4位が「先生」です。
宿題をやるには、まず日本人の職業意識や、子供が将来の夢についてどう思っているかを調べなければなりません。今はインターネットで大概のことを調べられるので問題ありませんが、一昔前だったら、図書館に籠らないとできませんよね。そのうえで、事実と自分の考えを交えたタイ語の作文をしていかなければならないのです。もちろん、文章はキーボードを使ってはダメで、手書きでなければなりません(今の私は手書き方が遥かに早いです)。
この宿題、事実関係をでたらめに書いてもいいなら簡単かもしれません。でもタイ語教室は様々な国から来ている人のいる国際社会です。日本について間違った印象を与えるわけにはいかないので、「ことばの勉強だから」と言って適当にはできないのが辛いところです。
先日も「日本人の子供は将来何になりたいと思っていますか?」と先生から質問されて、はっきりした答えがわからなかったので、「年齢によってちがう」とか「性別によってちがう」とか言い訳した後、苦し紛れに「スポーツ選手です。昔は野球でしたが、今はサッカーです」と答えてしまいました。家に帰ってから調べてみると、小学生男子の夢の第1位は「野球選手」でした。へ~、いまだに野球が1位なの!?と驚いてしまいました。
今は日本のことを考えることが少なく、現役時代の10分の1くらいになってしまったので、こうやって日本について外国人に、しかも外国語で説明する機会が増えるのは、老化防止のためにもとてもいいことです。でも今日はタイ語のことを完全に忘れて、宿題は明日じっくりとやることにします。
さすがにパヤップ大学のタイ語・レベル6はハードで、歳のせいか少々疲れました。息子は今日は元気に塾に行っています。しかも夕方、またゴルフをするそうです。子供はヤル気があっていいなぁ・・・!
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きっと調査機関によって違うのでしょうね。
http://news.nicovideo.jp/watch/nw681021
なるほど、サッカー選手と言う調査結果もあるのですね。昔から日本の男子生徒の夢はスポーツ選手になることだったような気がします。女の子は最近はお菓子を作るパティシェになりたいという結果が多いみたいですね。
今日は手にマメができても頑張っている息子を見て、ゴルフの先生が「明日は休みなさい」と言ってくれました。
トンビがタカに化けるかも・・・そう言えばそんなコメントがありましたね。うまいこと言うじゃないですか。
ただ、息子がタカになるかどうか、どんなタカになるかは、まったくもって不明です。どうも理科が得意のようなので、現実的にはそちらで頑張ってほしいような気がします。