一昨日から妻の実家のあるカムペンペットのことを書いているついでに、親戚のことを少しご紹介しましょう。妻は5人きょうだいの一番上で、2人の弟と2人の妹がいます。弟2人は性格や行動が父親に似て、どちらかというと問題児です。それに対して、女きょうだいは正反対で、母親に似て3人とも働き者です。
元旦の初詣の写真です。真ん中にお母さんがいて、向かって左が妻、右の2人が妹です。お母さんが抱っこしているのは、下の妹の1歳半になる娘です。今日は、一番下の妹Jの家族をご紹介しましょう。
ここはカムペンペットの中心部にある市場です。ここでJ夫婦が働いています。
Jの夫のAです。以前J夫婦はバンコクで働いていました。でもAのお母さん(写真左)の菓子作りの人手が足りなくなり、3年前に故郷に戻ってきました。昔風に言えばUターンです。
Aのお母さんは、もう20年以上もココナッツミルクを主原料にした「カノム・クロッ」というお菓子作り一筋です。Aは毎日深夜の1時ごろに起きて、100キロほど離れたナコン・サワンという町に原料を仕入れに行きます。新鮮なココナッツミルクだけを使っているので、ほかの「カノム・クロッ」とは味が全然違います。以前は市場の近くの路上で商売していたのですが、有名になったので市場のテナントの一つに昇格しました。
毎朝6時くらいに店をあけて、諸経費を差し引いた一日の利益は2000バーツ近くあるようです。ほとんど休みなく商売しているので、1か月の利益が5万バーツを下回ることはないそうです。JとAがバンコクで働いていた時は、2人合わせても2万バーツを超えることはありませんでしたから、故郷に帰ってきてから一気に収入が増えたことになりますね。
でも、それで満足しているJ夫婦ではありません。母親とAの2人で稼ぐ5~6万バーツだけで生活していくには十分すぎますが、子どもたちの将来を考えて、Jも同じ市場で働いています。
Jが働いているのは、ご主人の店の隣の惣菜屋です。彼女は朝7時から午後4時ごろまで働きます。収入は、雇われの身ですから一日200バーツくらいのようです。タイの最低賃金は、バンコクなど一部の地域では300バーツになったようですが、カムペンペットはそうはいきません。1か月働いても、田舎ではせいぜい6000バーツくらいなのです。
夫のAは一人っ子です。タイでは非常に珍しいと思います。一度だけバンコクで浮気が発覚して、家庭内不和になったことがありますが、今はよき夫、よきパパになっていますし、何よりも親思いです。家は、Jの実家から500メートルくらいしか離れていなくて、私と同じくらいの年の両親のほかに、80歳の祖母も一緒に暮らしています。
田舎に帰ってきてから、新たに可愛い娘Bを授かりました。商売が年々上向きになっているだけでなく、年末には宝くじも当たりました。といっても、家に一台もなかったエアコンを買っておしまいというくらいの額ですけど。いずれにせよ、妻の親戚の中に上昇気流に乗っている家族がいるのはとても素晴らしいことです。たまには仕事を休んで、両親やおばあちゃんも連れて、チェンマイに遊びに来てほしいと思っています。
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生活観を感じる日々の内容にいつも癒され、楽しみにしています。
自分もいつかは、チェンマイの優しい人と空気に生きてみたいと思います。いいですね!タイ、チェンマイ、そしてあなたの家族の皆様すべてに憧れます。ありがとうございます。これからも、このブログを楽しみにしています。
喧騒と猥雑のバンコクもそれなりに魅力がありますが、タイの田舎はまた格別です。チェンマイも、ほどよい田舎で、ゆっくりとした時間の流れです。
何ごとにも影の部分はありますが、タイに来てよかったと思っています。これからも応援してください。
今年もチェンマイ便りを楽しみにしています。
奥さんの実家での正月はいかがでしたか。のんびり過ごされたことでしょうね。
義理の妹さんの旦那さん、働き者ですね。
毎日原料の仕入れに往復200kmとは驚きです。
深夜の運転ですから、交通事故には気を付けるよう伝えてください。
私たちはチェンマイに来てまだ9カ月です。お仕事で何回も来られているのであれば、私たちの知らないチェンマイをいろいろとご存じでしょうね。
今後ともよろしくお願いいたします。
ブログを読んで下さる方の興味関心に合うかどうかは分かりませんが、本年も、私たち家族の身の回りのことを淡々と綴っていきたいと思います。よろしくお願いします。
妻の妹2人の旦那さんは、2人とも働き者です。タイ人には怠け者の男も多いと聞きますが、全然違います。あれば際限なくビールを飲んでしまうところが、たまにキズでしょうか。