グレイスシンフォニーオーケストラ Grace Symphony Orchestra

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No'021 ピッコロ

2009年03月11日 | GSOの楽器庫
前回の楽器庫のフルート紹介に引き続き、今回はピッコロを紹介します。

ピッコロという言葉はイタリア語で小さいという意味ですが、楽器の「ピッコロ」はフラウト・ピッコロ(小形フルート)と呼んでいたものが省略され、一般化したもので、19世紀初頭にはほぼ現在の形に近いものが出現したとのことです。

現在使用している楽器はドイツ製、Phillipp Hammig(フィリップ・ハンミッヒ) 19020モデルです。フィリップ ハンミッヒについて調べましたが、240年以上の歴史を持つ、ハンミッヒ一族”フィリップ・ハンミッヒ”はドイツ東南部フォクトラント地方でピッコロ フルートを専門に製作しているとのことです。ハンミッヒは1710年頃に始まったと言われています。
自分の楽器について調べてみましたが残念ながらこの型番のピッコロはいつ頃製作されたものかわかりませんでした。

このピッコロを購入したきっかけは、4年~5年前に当時フルートを習っていた先生が、「もうピッコロは吹く気はない」との話しを小耳にし、「もしかして売るのならば私が購入してもよいでしょうか?」とお聞きしたところ、「ではあなたに売りますが、でもこのピッコロは音大時代に購入、愛用していた楽器で、当時かなり苦しいバイト生活の中でやっと購入した大事な品なので、手にしたならば絶対にこれをいつかきちんと吹くことを約束して」とのことを前提で購入しました。

なぜピッコロを購入する気になったかといいますと、実は私はなぜか小学校の時にフルートよりピッコロを最初に吹かされたので・・ピッコロは人生初めて体験した管楽器でひて懐かしいからチャンスがあったら思い出に欲しいなあと思っていたからでした。

ピッコロはフルートより1オクターブ高い音が出て、基本的な運指はフルートで同じなので単なるミニ・フルートを思われがちですが・・・実際演奏するとフルートとはまた違う難しさを痛感しております。

まずは安定した音がうまく出せない、音がひっくりかえる、またピッチに対してはフルート以上にかなりの神経をすり減らしていないとすぐに狂うので、まさに一音一音のクセを把握してないとだめですし、また高音域楽器なので、ミスがおそろしいくらいに目立つ・・という難関があります。

まだまた自分としては相当練習していかないといけないわけですが、かろやかで華やかでかわいいピッコロの音色を目指し、これからも頑張っていきたいと思ってます。
 Yuko



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2 コメント

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Unknown (しゅみっと)
2009-03-13 11:02:17
やはり、楽器というものは、さまざまな人の人生と深く関わり合いながら存在するのですね。Yukoさんの記事を読んでそう思います。私のホルンについても、私は一体何代目の持ち主なのかしら?と思いますし、自分が今のホルンの最後の持ち主でありたいとも思います。
ベートーヴェンでも大活躍するからいつもピッコロのフレーズを楽しみにしてます♪
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コメントありがとうございました (Yuko)
2009-04-10 22:43:13
シュミットさん

本当不思議なもので、楽器って色々な人と人生と深くかかわっているのですね。
普段の日常生活におわれ、忘れている昔のことでも・・楽器を通して、当時の記憶が鮮明に思いだせます!
相性の良い楽器って段々自分になじんでくるので・・不思議なものですね。

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