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細谷まりも


JCFの期待の星としてダンス界を、そして最先端企業のキャリアガールとして産業界を背負う伊藤瑞穂先生からバトンを受け継ぎました、アマノダンスアカデミーの細谷まりもです。

今回はブラックプール奮戦記を書いてみたいと思います。(長文ですごめんなさい。)
、、、といってもダンスについてではありません。

2017年5月27日(土)、日本航空(JAL)で羽田からロンドンヒースローに飛び、英国航空(BA)に乗り継いでマンチェスターからブラックプールに向かう予定でした。
ヒースローに到着し、乗り継ぎターミナルに向かうも、人々が大群で引き返してきます。そこで出会ってご一緒することになったのが、ダンス界大御所のY先生、T先生、K先生ご夫妻と、アマチュア愛好家のIさんと私の6名。なんとBAのフライトは全便飛ばないらしく、BAのターミナル5は閉鎖中とのこと。行き場の無くなった人々であふれ、空港全体が大喧噪につつまれてごった返し、大混乱です。



やっとのことで入国審査を終了し、手荷物を受け取りに行きましたが、乗り継ぎ予定の人の荷物は閉鎖しているターミナル5に運ばれてしまったらしいとのこと。BAのシステムはダウン、ターミナルは閉鎖で、なす術なし。仕方なく1泊して、翌日出直すことになりました。空港周辺のホテルはすでに満室で、かろうじてロンドンの上級ホテルに2部屋のみ確保。タクシーでホテルに向かい、何とかもう一部屋と、あちこち探しましたが叶わず、6名で2部屋をシェアすることに。なんと、元世界チャンピオンのT先生と同室させていただくことになりました。ジャグジー付きのお風呂に入ってほっと一息、着の身着のままでベッドへ。緊張はしましたが、ベッドで眠れて幸せでした。そして翌朝はなんとT先生に直接ホールドしていただいて、女性のボディーの使い方を教えていただきました。(帰国して練習時にためしてみたら、びっくりするほどうまく踊れました!)




さて、翌日曜日の朝、ヒースローに戻ってみると、空港ロビーは前夜から夜明かしした人々が座り込んでいて、まるで災害避難所の様相。係の人に「今日も明日も荷物は受け取れないので帰ってください」と言われてしまいました。
このまま何日もロンドンで過ごすわけにもいかず、代替のBA便はとても手配できそうにないため、ヒースローからタクシーでブラックプールに向かうことに。幸い(?)荷物がないので、6名で大き目のタクシー1台に乗り込みます。

約5時間のドライブでブラックプールへ到着。まずは下着や化粧品など、生活必需品を購入。そして洋服や靴も買わなくてはなりません。日曜日はどのお店も早めに閉店してしまうので、大慌てでお買い物です。洋服は、天野京子先生が、あらかじめ見立てておいてくださったおかげで、わずか10分ほどで翌日から必要なもの数点をあっという間に購入することができました。

翌月曜日から水曜日までは会議の連続。日本で人数分印刷し、すべて準備してあった資料も無いので、PCをかかえて現地のお店でプリントアウト。バタバタと過ごすうちに、ヒースローで取り残された荷物が火曜日にマンチェスターに運ばれ、早ければ水曜日に手元に届くかも、といって期待するも届かず。次には、水曜日にマンチェスターから発送されたので、木曜日の午後4時ごろには到着見込みとの情報を得ます。

すべての会議が終わった木曜日、午後4時を待ちかねて、Y先生、T先生が宿泊するホテルに電話し、「753号室のY様とT様の荷物は届きましたか」と尋ねると、無事届いてお部屋に入れてありますとの返事。ラテン観戦中のおふたりが喜び勇んでホテルに戻ってみるも、お部屋にはなく、問い合わせても見つからず。どうやら、その日の午後にマンチェスターから大量の荷物が届いたので、ホテルの担当者が全員の分が届いたと早合点し、部屋番号や名前を確認しないまま応対してしまった模様。両先生は期待はずれで大変落胆されているご様子でした。

すぐにBAに電話し、堂々巡りで1時間近くもかかった末、やっと荷物の整理番号とリファレンス番号から、我々のスーツケース6個はまだマンチェスターにあることが判明。大、大、大至急届けてもらうも、なぜか私の荷物だけありません。BAに新しいリファレンス番号をもらって、翌日もう一度探してもらうことになりました。

翌朝はすでに全英選手権最終日。電話をすると、新しくもらったリファレンス番号は私のものではないと言われ、さんざん説明した挙句、やっと私の荷物が配送業者のところにあることが判明。その日のうちにブラックプールに届けることはできないそうで、仕方なく、翌日帰りのフライトに乗る前にマンチェスター空港でピックアップすることにしました。

買った洋服やお土産は、ショッピングバッグや、入りきらないものは(なんと)ごみ袋にいれて、翌土曜日朝マンチェスターに向かいます。空港のインフォメーションで問い合わせると、何と私の荷物はブラックプールに向けて発送されたとのこと。前日に、BAにも、配送業者にも電話して、何度も確認し、必ずマンチェスターでピックアップすると伝えてあったにもかかわらず、、、

スーツケースがなければ、新たに買わなくてはなりません。その場であちこちに電話し、荷物の回収方法などを検討していると、係の人から声をかけられ、発送された荷物が戻ってきたとのこと。「礼を尽くして(?)」別ターミナルにある荷物を届けてくださるそうで、「そんなのあたりまえだろー」と思いながら待つこと約30分。羽田以来、やっと自分のスーツケースに巡り合いました。不要になった書類や食料品などを捨て、購入した衣料やお土産を入れ替えるのに約15分。イギリスで自分の荷物に触れたのはその時だけでした。すぐにまた荷物を預け、帰りはフランクフルト経由で帰国しました。
何とも大変な、ある意味思い出深いブラックプールツアーでした、、、

、、、が、最後にまだおまけがあります。フランクフルトからの日本航空便が出発時、手荷物搭載システムの故障で、搭乗客全員の荷物を積めなかったとのこと。なんと、また荷物がなくなってしまったのでした。
しかし、さすが日本、帰国した日曜日から2日後の火曜日朝には無事自宅に配達されたのでした。

さて、次はダンス界の大物若手スター、ヨコミチダンスプラザの田中彩恵先生にバトンを引き継ぎます。ダンス同様パワフルなブログで皆様を魅了してくださることでしょう。

【真・管理人から皆様へ】

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